購買税

購買税

購買請求書に購買税コードが適用される場合、請求書上の税額は費用とみなされます。購買受取取引の転記先と同じ勘定科目およびディメンションに税額が転記されます。

購買税は、売上税機能に限定されるわけではありません。したがって、COM パラメータ (tccom0000s000) セッションの仕向地の売上税適用可能チェックボックスのオン/オフとは無関係に購買税コードを設定できます。ヨーロッパでは、購買税のみが費用請求書に適用されます。

購買税の転記は、次の処理の際に実行されます。

  • 購買請求書の照合/承認 (tfacp2107m000) セッションによるマニュアル請求書承認
  • 自己請求購買請求書の生成 (tfacp2290m000) セッションによる自己請求および内部請求の生成
北米の購買税

北米では、購買請求書上の税額の転記に特殊なルールが適用されます。

購買税処理を設定するには、次の手順を完了します。

  1. 国別税金コード (tcmcs0136s000) セッションで購買税チェックボックスをオンにします。
  2. 買掛金パラメータ (tfacp0100m000) セッションで、北アメリカの消費税チェックボックスをオンにし、税金差異勘定およびディメンションを選択します。

北米の購買税処理を設定する場合、購買税コードが記載される購買請求書は次のように処理されます。

  1. 請求書の購買税コードは、オーダの購買税コードと交換されます。
  2. 購買請求書の承認の際に請求書の税額が反転され、承認伝票に転記されます。
  3. 一致する各オーダラインの税が処理され、承認伝票に転記されます。
  4. 反転した請求書上の合計税額と照合済オーダライン上の合計税額に差異があれば、その差額は買掛金パラメータ (tfacp0100m000) セッションでオンにした税金差異勘定に転記されます。

    税金差異勘定は、倉庫管理の在庫差異を処理すると反転する中間勘定です。