ブースタを使用するには

ブースタを使用して、処理データが多量であるために遅くなっているセッションおよび処理の速度を高めることができます。次の 2 つのタイプのブースタが利用可能です。

  • テーブルブースタ
    テーブルブースタは、テーブルまたはその指定部分をメモリにロードすることで、特定のデータベーステーブルへのアクセス速度を高くします。
  • パフォーマンスブースタ

    パフォーマンスブースタは、長い処理に必要な時間を短縮します。例:

    • 倉庫 - 品目在庫の出力 (whwmd2410m000)
    • 受取済購買請求書の出力 (tfacp1400m000)
パフォーマンスブースタのタイプ

パフォーマンスブースタには、2 つのタイプがあります。各セッションに適用可能なブースタのタイプが表示されます。

  • 進捗インジケータ不使用
    特定時点における処理の所要時間および進捗について視覚的なフィードバックは行われません。
  • サーバ数
    ユーザインタフェースプログラム (b シェル) の複数のインスタンスがユーザごとに同時に実行されます。これにより、セッションに確保される処理能力がより高くなります。同時に多数の b シェルを実行すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。これは、b シェルの開始および実行にもシステムリソースが消費されるためです
セッションおよびテーブル

パフォーマンスブースタおよびテーブルブースタは、特定のセッションおよびテーブルに導入済です。デフォルトでは、これらのブースタは無効です。セッションを使用するとき、またはテーブルにアクセスするときに、ブースタの有効化が可能なセッションまたはテーブルのリストが構築されます。

これらのブースタを有効化するには、パフォーマンスブースタ (tcmcs0597m000) セッションおよびテーブルブースタ (tcmcs0598m000) セッションを使用します。

注意

ブースタの有効化が可能なセッションまたはテーブルは、少なくとも一度は実行またはアクセス済みで、パフォーマンスブースタまたはテーブルブースタがあるもののみです。