アーカイブ会社を使用するには履歴データをデータベースから削除するには、アーカイブを使用します。データをアーカイブするとレコード数が減ります。その結果、高速かつ簡便に現在のデータにアクセスできるようになります。 データをアーカイブすると、LN で運営会社からアーカイブ会社にデータが移されます。また、LN で運営会社からアーカイブ済データが削除されます。アーカイブ済データにアクセスするには、アーカイブ会社に切り替える必要があります。
注意
データのアーカイブは 履歴へのコピーとも呼ばれます。 データのアーカイブと取得 データをアーカイブするには LN モジュールのアーカイブセッションを使用します。 LN の作業管理パッケージでは、たとえば以下のデータをアーカイブできます。
アーカイブできる取引は、アーカイブに必要な状況を持つ取引のみです。たとえば、状況がクローズのプロジェクト管理プロジェクトだけをアーカイブできます。財務会計では、状況がファイナライズ済の取引だけをアーカイブできます。詳細についてはファイナライズ済取引のアーカイブを参照してください。 一部のアーカイブセッションでは、アーカイブ済データを取得して運営会社に再び取り込むことも可能です。ただし、ほとんどの場合、アーカイブ済データを運営会社に復元することはできません。 マスタデータのアーカイブ 多くの場合、アーカイブ済取引は、その独自のパッケージと共通情報内のマスタデータを参照します。このマスタデータが存在しないことによるアーカイブ会社でのエラーを避けるには、マスタデータもアーカイブする必要があります。 多くのアーカイブセッションでは、共通チェックボックスをオンにしてマスタデータをアーカイブできます。 マスタデータが変更されていない場合は、マスタデータを 1 回のみアーカイブすれば済みます。LN では、以前にアーカイブされたことがあるマスタデータをアーカイブすると、アーカイブ済のデータが上書されます。 パッケージ VRC 運営会社とアーカイブ会社の間でデータをアーカイブおよび取得するには、両者のパッケージ、バージョン、リリース、顧客 (VRC) の組み合わせが等しい必要があります。 データをアーカイブしたら、テーブルの再編成 (ttaad4225m000) セッションを使用してデータベーステーブルを再編成し、データベースのサイズを縮小する必要があります。 権限 アーカイブ済データを読み出し、出力するには、アーカイブ会社のデータへの読取専用のアクセス権が必要です。システム管理者は、Enterprise Serverのユーザ管理セッションを使用して、必要なユーザ権限を設定する必要があります。 アーカイブ済データへのアクセス アーカイブ済データにアクセスするには、アーカイブ会社に変更し、適切なセッションを実行する必要があります。セッションによって、次のどちらかを表示できます。
アーカイブ会社の作成 通常の会社を作成する場合と同じ方法で、アーカイブ会社を作成することができます。さらに、運営会社のマスタデータをアーカイブ会社にコピーする必要があります。 複数財務会社構造でのアーカイブ会社の要件の詳細については、ファイナライズ済取引のアーカイブを参照してください。 複数会社環境でのアーカイブ会社 複数財務会社構造でのアーカイブ会社の要件の詳細については、ファイナライズ済取引のアーカイブを参照してください。
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