保管の使用の変換 (tcmcs1202m000)

セッションの目的:  単位を保管に使用できる単位から保管で使用できない単位に変換します。その逆の変換も行います。

単位を保管で使用するかどうかは、最初に単位セット別の単位 (tcmcs0112m000) セッションで指定します。現在のセッションで、初期設定を変更できます。

このセッションは、保管単位で表された品目の数量を棚卸単位に変換する処理を開始します。そのため、すべての数量が棚卸単位で表され、在庫が減少または増加したときに棚卸単位と保管単位を端数修正せずにすみます。

このセッションが単位セット別の単位 (tcmcs0112m000) セッションから開始された場合、次のようになります。

  • 単位セット別の単位 (tcmcs0112m000) セッションで選択された単位および単位セットが選択範囲グループボックスに表示されます。
  • 保管に対する使用単位の変換フィールドが使用不可になり、使用可能な変換オプションが表示されます。(保管フィールドが単位セット別の単位 (tcmcs0112m000) セッションの選択された単位で No に設定されている場合、現在のセッションの保管に対する使用単位の変換フィールドに Yes オプションが表示されます。その逆も同様です。)
保管に使用できる単位から保管に使用できない単位への変換

単位を保管に使用できる単位から保管に使用できない単位に変換する場合、その単位で表される数量は、次のセッションで保管単位から棚卸単位に変換されます。

注意

保管に使用できる単位から保管に使用できない単位への変換は入庫処理に影響しません。入庫処理で、変換後にまだその単位で品目を入庫できます。在庫処理、循環棚卸処理、調整処理、および出庫処理では、保管に使用できる単位と棚卸単位のみを使用できます。

以下の単位はこのルールの例外です。これらの単位は保管に使用可能の設定には関係なく、すべての倉庫管理処理で使用できます。

保管に使用できない単位から保管に使用できる単位への変換

単位を保管に使用できない単位から保管に使用できる単位に変換する場合、入庫処理データ内でその単位で表される数量は、棚卸単位に変換されます。

保管に使用する単位設定を変換する手順
  1. 選択範囲グループボックスのフィールドを使用して、変換する単位が属する単位セットを指定します。
  2. 単位フィールドで、変換する単位を指定します。
  3. 保管に対する使用単位の変換フィールドで、以下を選択します。

    • 保管で使用する場合、Yes
    • 保管で使用しない場合、No
  4. 続行をクリックします。

    状況のダイアログボックスに処理の進捗が表示されます。

  5. 変換が完了すると、ダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスで [OK] をクリックします。
注意

  • 単位フィールド選択されている単位が選択された単位セット範囲の単位セットに存在しない場合、続行オプションは使用できません。
  • 保管に対する使用単位の変換フィールドには、次のように、選択した単位に使用可能な変換オプションが表示されます。

    • 保管 = No の設定が選択された単位セット範囲内のすべての単位セットに適用される場合、現在のセッションの保管に対する使用単位の変換フィールドに Yes オプションが表示されます。その逆も同様です。
    • 保管 = No保管 = Yes の設定が両方とも単位セット範囲内に存在する場合、いずれかの保管に対する使用単位の変換オプションを選択できます。

 

開始単位セット
標準品目またはカスタマイズ品目にリンクしたり、品目のデフォルト設定にリンクしたりできる単位コードのグループ。単位セットにより、対象品目についてどのくらいの物理量をどのモジュールで何の目的に使用するかを指定できます。
終了単位セット
標準品目またはカスタマイズ品目にリンクしたり、品目のデフォルト設定にリンクしたりできる単位コードのグループ。単位セットにより、対象品目についてどのくらいの物理量をどのモジュールで何の目的に使用するかを指定できます。
単位
品目または商品を管理する物理量。たとえば、木材の数量は、メートル単位で長さまたは体積の単位でボリュームとして表すことができます。
保管に対する使用単位の変換
保管で使用する場合は Yes を、保管で使用しない場合は No を選択します。
エラーレポートの出力
このチェックボックスがオンの場合、処理中に発生したエラーをリストしたレポートが出力されます。

 

続行
指定した設定に従って、変換処理を開始します。