為替レート換算基準

標準通貨システムで使用できるのは、伝票日付およびマニュアル入力です。

  • 伝票日付

    その伝票が作成された日時において有効なレートが、自動的に使用されます。伝票日付レート換算基準は、すべてのタイプの取引に適用されます。このレートはマニュアルで変更できます。

    レートは、請求書が転記された時点で、請求によって更新されます。

  • マニュアル入力

    このレートはマニュアルで入力できます。デフォルトでは、伝票が作成された日時に有効なレートを使用します。マニュアル入力レート換算基準は、すべてのタイプの取引に適用されます。

  • 納期

    商品がまだ納入されていない場合、オーダ日に有効なレートが使用されます。ただし、このオーダ日が過去の日付の場合は、現在の日付に有効なレートが使用されます。

    商品が納入されている場合は、実際納期に有効なレートを使用します。

    納期レート換算基準は、販売オーダ、サービスオーダ、および販売請求書にのみ適用されます。このレートをマニュアルで変更することはできません。

  • 入庫日

    その商品の入庫が予定されている日時において有効なレートが使用されます。入庫日レート換算基準は、購買オーダおよび購買請求書にのみ適用されます。このレートをマニュアルで変更することはできません。

  • 予定入出金日

    その販売請求書または購買請求書の予定支払日時において有効なレートが自動的に使用されます。

    予定入出金日 = 予定納期 ÷ 入庫日 + 支払期間 

    支払期間は、支払条件 (tcmcs0113s000) セッションで指定されます。予定入出金日レート換算基準は、すべてのタイプの取引に適用されます。このレートをマニュアルで変更することはできません。

    レートは、請求書が転記された時点で、請求によって更新されます。

  • 固定

    このレート換算基準は、依存通貨システムまたは単一通貨システムでのみ使用できます。固定レート換算基準は、すべてのタイプの取引に適用されます。

    取引通貨と参照通貨間の換算レートをマニュアルで入力した場合、そのレートは固定レートとなります。マニュアルで入力しなかった場合、レートは固定レートにはなりません。したがって、伝票が作成された日時において有効なレートが自動的に適用されます。

  • 固定ハード

    このレート換算基準は、独立通貨システムでのみ使用できます。固定ハードレート換算基準は、すべてのタイプの取引に適用されます。

    取引通貨とレポート通貨間の換算レートをマニュアルで入力した場合、そのレートは固定レートとなります。現地通貨レートは、実際の伝票の伝票日付に基づいています。

    取引通貨とレポート通貨間の換算レートをマニュアルで入力しなかった場合、レートは固定レートにはなりません。したがって、伝票が作成された日時において有効なレートが自動的に適用されます。

  • 固定ローカル

    このレート換算基準は、独立通貨システムでのみ使用できます。固定ローカルレート換算基準は、すべてのタイプの取引に適用されます。

    取引通貨と現地通貨間のレートをマニュアルで入力した場合は、レートが固定されます。その他のレートは、実際の伝票の伝票日付に基づいています。

    現地通貨レートをマニュアルで入力しなかった場合、レートは固定レートにはなりません。したがって、伝票が作成された日時において有効なレートが自動的に適用されます。

  • 固定ローカルとハード

    このレート換算基準は、独立通貨システムでのみ使用できます。固定ローカルとハードレート換算基準は、すべてのタイプの取引に適用されます。

    取引通貨と自国通貨間の換算レートをマニュアルで入力した場合、そのレートは固定レートとなります。現地通貨レートは、実際の伝票の伝票日付に基づいています。

    取引通貨と自国通貨間の換算レートをマニュアルで入力しなかった場合、レートは固定レートにはなりません。したがって、伝票が作成された日時において有効なレートが自動的に適用されます。