会社データのコピー (tccom0214m000)

このセッションは、会社データのコピー手順の 1 ステップです。複数会社構造をコピーするにはを参照してください。

注意

会社ではなく、ユーザのパッケージコンビネーションによりコピーするデータが決まります。このパッケージコンビネーションは、ユーザの現行パッケージ VRC の変更 (ttadv0140m000) セッションの現行パッケージ VRC フィールドから取得されます。このフィールドの値は、パッケージ VRC (ttadv1111s000) セッションのパッケージ VRC の統合先のパッケージコンビネーションフィールドの値です。

セッションの目的:  ターゲット会社のデータベーステーブル内のエクスポートファイルをインポートする前に、会社データのエクスポートファイル内の会社番号や企業単位コードを修正します。

会社番号ドメイン (tcncmp) と企業単位ドメイン (tcemm.grid および tgbrg.unit) が生成される関連データベースのテーブルフィールドで、ターゲット会社番号内に指定されたソース会社番号と、ターゲット企業単位コード内に指定されたソース企業単位コードが変更されます。

このセッションは複数回実行できます。たとえば、まずセッションを実行して会社番号を変更してから、もう一度セッションを実行して企業単位コードの一部またはすべてを実行できます。

企業番号を置換するには

企業番号の置換は必須です。

複数の会社の構造をコピーする場合は、それぞれのコピー元会社からこのセッションを実行する必要があります。

例:ソース会社 400 および 401 からターゲット会社 600 および 601 にデータをそれぞれコピーできます。ソース会社からデータをエクスポートした後に、次の操作を実行する必要があります。

  • 会社 400 に切り替え、このセッションを実行して、会社 400 からエクスポートされたファイル内の参照を修正します。会社 400 および 401 へのすべての参照は、それぞれ会社 600 および 601 への参照で置換する必要があります。
  • 会社 401 に切り替え、このセッションを実行して会社 401 からエクスポートされたファイル内の参照を修正します。会社 400 および 401 へのすべての参照は、それぞれ会社 600 および 601 への参照で置換する必要があります。
企業単位を置換するには

次の条件が両方とも当てはまる場合は、企業単位コードだけを置換する必要があります。

  • ソース会社とターゲット会社は同じ中央会社を使用します。
  • ターゲット会社の企業単位は、ソース会社の企業単位とは異なる財務会社にリンクしています。

関連トピック

 

フィールド区切りの指定
現在の会社のエクスポート済データを含む順編成ファイルで使用されるフィールドセパレータを指定します。これは、テーブルの順編成ダンプの作成 (ttaad4226m000) セッションでのエクスポート時に指定されたものと同一のセパレータです。

フィールドセパレータは、次のいずれかです。

  • パイプ (|)
  • キャレット + 大文字のアルファベット 1 文字 (たとえば ^A、^B など)
テーブルファイルのディレクトリ
現在の会社の順編成ファイルが保存されているディレクトリ。これは、テーブルの順編成ダンプの作成 (ttaad4226m000) セッションでのエクスポート時に指定されたものと同一のディレクトリです。
コピー対象の会社
会社データエクスポートファイル内のソース会社番号をターゲット会社番号で置換するには、このチェックボックスをオンにします。

会社データエクスポートファイル内の企業単位コードのみを変更する場合は、このチェックボックスをオフにする必要があります。

コピー対象の会社
置換する必要のあるソース会社番号、および対応するターゲット会社番号を入力します。構造を形成している会社の番号をコピーする場合は、その構造の会社番号をすべて指定する必要があります。

次のルールに従います。

  • 会社番号は順不同で指定できます。
  • ソース会社番号とターゲット会社番号は、大なり記号 (>) で区切ります。例:ソース会社が 400、ターゲット会社が 600 の場合は、「400>600」 と入力します。
  • ソース会社>ターゲット会社の番号の組合せは、セミコロン (;) で区切ります。
  • 会社番号は、3 桁の数字で構成する必要があります。必要に応じて、001 のように先頭部にゼロを置きます。
  • スペースを含めません。

このフィールドの入力値を入力するときには注意してください。このフィールドで、ソース会社番号に対応するターゲット会社番号を指定しないと、ソース会社番号が変更されません。これはきわめてよくないことです。順編成ファイルがロードされた後に、ソース会社への参照がターゲットマルチ会社構造に取り込まれてしまうためです。

会社 400、401、402 および 403 から構成されるマルチ会社構造は、次のようにコピーされます。

  • 会社 400 から会社 600 へ
  • 会社 401 から会社 601 へ
  • 会社 402 から会社 602 へ
  • 会社 403 から会社 603 へ

順編成ファイル内の会社番号を修正するには、「400>600;401>601;402>602;403>603」 と入力する必要があります。

コピー対象の企業単位
会社データエクスポートファイルでソース企業単位コードをターゲット企業単位コードで置換するには、このチェックボックスをオンにします。

次の条件が両方とも適合した場合、企業単位コードを置換するだけで済みます。

  • ソース会社とターゲット会社は同じ中央会社を使用します。
  • ターゲット会社の企業単位は、ソース会社の企業単位とは異なる財務会社にリンクしています。

会社データエクスポートファイルで会社番号のみを修正する場合は、このチェックボックスをオフにする必要があります。

コピー対象の企業単位
ターゲット企業単位コード、および対応するソース企業単位コードを入力します。

次のルールに従います。

  • 企業単位コードは順不同で指定できます。
  • ソース企業単位コードとターゲット企業単位コードは、大なり記号 (>) で区切ります。
  • ソース企業単位コード>ターゲット企業単位コードの組合せは、セミコロン (;) で区切ります。
  • 企業単位コードは、最大 6 文字で構成することができます。長すぎるコードは、右側が切り詰められます。たとえば、EU001235 は EU0012 になります。
  • 小文字がすべて大文字に変換されます。
  • スペースを含めません。

注意

ターゲット企業単位コードは、中央会社に存在している必要があります。

会社データエクスポートファイルで、次の置換を行う必要があります。

  • 企業単位コード EUL2F2 を必ず EUZ2F2 で置換
  • 企業単位コード EUL3F2 を必ず EUZ3F2 で置換
  • 企業単位コード EUL3F4 を必ず EUZ3F4 で置換

順編成ファイル内の企業単位コードを修正するには、「EUL2F2>EUZ2F2;EUL3F2>EUZ3F2;EUL3F4>EUZ3F4」 と入力する必要があります。