並列処理の概念

処理速度を高めるために、一部の計画実行は複数のプロセッサ (CPU) で並列して実行できます。このためには、これらのセッションを複数の bshell で実行するように設定します。各 bshell はそれぞれの CPU で実行できます。

このセクションでは、一般コンセプトについて説明します。セットアップの詳細については、計画用に並列処理を設定するにはを参照してください。

並列処理の概念の適用

並列処理を利用できるセッションとして、以下の計画セッションがあります。

  • オーダ計画の生成 (cprrp1210m000)
  • シナリオの初期化、ロール、および更新 (cprpd4200m000)
  • ペギング関係の生成 (cprrp0240m000)
  • 予測にもとづく計画供給の生成 (cpvmi1211m000)
注意

計画オーダを実行レベルに転送する処理で使用できる bshell は 1 つのみです。

bshell 間の品目の分配

オーダ計画処理では、計画品目のフェーズ番号を考慮します。フェーズ番号 1 の計画品目の計画は、フェーズ番号 0 のすべての計画品目が計画済になるまで開始できません。計画済になっていない状態で始めると、一部の依存需要が第 2 レベルで見つからない可能性があります。

複数の bshell を使用する場合、LN は次のステップを完了します。

  1. LN は、bshell の最適なワークロードを動的に計算しますが、この数字はパフォーマンスパラメータ (cpcom0100m000) セッションのサーバ別ワークロードフィールドによって、最大値、たとえば 500 の計画品目などに制限されます。
  2. LN では、フェーズ番号 0 の計画品目の 1 つのバッチが最初の bshell に割り当てられます。次に、フェーズ番号 0 の計画品目の別のバッチが 2 番目の bshell に割り当てられ、以下同様に割り当てられます。このように、フェーズ番号 0 のすべての計画品目が bshell 間で分配されます。

  3. 割当済計画品目を計画するために、すべての利用可能な bshell が並列で実行されます。
  4. フェーズ番号 0 のすべての計画品目が計画済になると、LN はフェーズ番号 1 の計画品目のバッチを bshell に割り当て、その後フェーズ番号 2 の計画品目を割り当て、さらに次々と割り当てます。
パフォーマンスについての注意
  • CPU への影響: Yes
  • データベース拡張への影響: 適用なし