輸送管理での品目の使用

販売オーダ、購買オーダ、計画物流オーダ、または倉庫オーダで輸送が必要な場合、これらのオーダから輸送オーダが作成されます。輸送オーダはバッチごとに自動で作成されますが、マニュアルで作成する場合もあります。この処理により、輸送に関連した具体的な情報が輸送オーダに提供されます。たとえば、次を示すデータが輸送オーダの品目に提供されます。

  • 物理的な特徴
    形状、サイズ、重量などです。
  • 特殊なプロパティ
    たとえば、有毒物質、食品、家畜などです。特殊なプロパティは、組合せコード、輸送タイプ、輸送手段グループなどの輸送マスタデータを品目に追加することで定義します。
  • 評価特徴
    迅速な納入や通常の納入といった情報が含まれます。

この情報は、輸送マスタデータモジュールの品目 - 輸送管理 (fmfmd1100m000) セッションおよび品目 - 輸送のデフォルト (fmfmd1101m000) セッションで定義します。

輸送はこの情報を使用して、これらの品目に適切なタイプの輸送を決定するとともに、これらの品目をリストしているオーダを出荷および積荷にグループ化します。

品目の輸送関連情報を定義するには、次の手順に従います。

  1. 品目 - 輸送のデフォルト (fmfmd1101m000) セッションで品目のデフォルトデータを定義します。品目のデフォルトデータの定義には、次のステップが含まれます。
    1. 品目タイプおよび品目グループを選択します。
    2. 選択した品目タイプおよび品目グループに対して使用可能な輸送属性の値を指定します。
  2. 品目 - 輸送管理 (fmfmd1100m000) セッションで個々の品目に対して輸送関連データを定義します。このセッションでは、個々の品目について輸送デフォルトデータを定義します。

品目タイプと品目グループの組合せに輸送デフォルトを定義した場合、このデフォルト値は品目タイプおよび品目グループが一致する品目に適用されます。輸送オーダにこのタイプの品目が入力されると、品目がリストされている輸送オーダラインにこのデフォルト値が表示されます。

同じように、個々に輸送関連データが定義されている品目がリストされる輸送オーダを作成した場合、その品目がリストされる輸送オーダラインに、該当する輸送関連データが表示されます。

さらに、品目 - 出荷元/出荷先取引先 (fmfmd2100m000) セッションで取引先と品目の組合せに対して輸送関連データをメンテナンスできます。

注意

品目 - 輸送管理 (fmfmd1100m000) セッションで、個々の品目に対する輸送デフォルトデータを上書きできます。In the 輸送オーダライン (fmfoc2101m000) セッションで、輸送オーダラインの輸送デフォルトを上書きできます。