輸送手段グループの使用

輸送手段グループは、輸送手段を以下のようなグループに細分化するための分類です。

  • バン
  • トラック
  • コンテナ船
  • 貨物航空機

各グループに対して以下のようなプロパティを定義できます。

  • 平均速度
  • 積込能力

輸送で定義される各輸送手段は、輸送手段グループに属します。

輸送手段グループは、輸送オーダラインの品目を出荷および積荷または輸送オーダクラスタにグループ化するため、および輸送コストを決定するために使用されます。

輸送手段グループ: バン。輸送手段: ライセンス番号 XX333444 のバン

輸送手段グループを以下のエンティティにリンクさせることで、輸送オーダと輸送オーダラインを目的の方法でグループ化できます。

  • 組合せコード
    組合せコードを輸送手段グループにリンクさせた場合、同じ組合せコードを持つ品目のみをこの輸送手段グループで輸送できます。組合せコードが異なる品目または組合せコードを持たない品目は、この輸送手段グループでは輸送できません。
  • 輸送タイプ
    輸送タイプを使用することで、輸送手段グループの輸送のタイプを識別できます。さらに、所定の輸送タイプを持つ輸送手段グループは、それ以外の輸送タイプを持つ品目の輸送には使用できません。輸送手段グループ (fmfmd0150m000) セッションで輸送タイプを輸送手段グループにリンクできます。
  • 運送業者
    輸送手段グループを運送業者にリンクさせることで、輸送業者がその輸送手段グループに属する輸送手段のサービスを提供できることを示すことができます。積荷構築エンジンはこの情報を使用して、運送業者が所定の積荷の輸送を行うために必要な輸送手段グループおよび積込能力を持っているかどうかをチェックします。
  • 車両タイプ
    輸送手段グループを車両タイプにリンクして、積込能力、平均速度などの輸送手段グループプロパティを車両タイプに追加できます。
  • 輸送手段
    輸送でメンテナンスされる個々の輸送手段は、輸送手段グループに属している必要があります。輸送手段 (fmfmd0155m000) セッションで輸送手段に輸送手段グループを定義できます。
  • 品目
    品目 - 出荷元/出荷先取引先 (fmfmd2100m000) セッションで取引先とリンクしている品目に輸送手段グループをリンクさせることができます。この結果、指定した取引先とリンクしている品目を指定した輸送手段グループで輸送できます。
  • 輸送オーダライン
    輸送オーダライン (fmfoc2101m000) セッションでマニュアルで輸送オーダラインに輸送手段グループを追加できます。輸送手段グループが同じ輸送オーダラインはまとめられ、積荷に取り込まれます。既存の値は上書きできます。
  • 積荷
    積荷 (fmlbd4100m000) セッションでマニュアルで積荷の輸送手段グループを入力できます。既存の値は上書きできます。
  • 計画マトリックス
    輸送手段グループを計画マトリックスのマトリックス属性として使用した場合、同じ輸送手段グループが指定されている輸送オーダラインは計画マトリックスで指定されている計画グループに細分化されます。
  • 概略計画
    概略計画の生成 (fmrpg1200m000) セッションで概略計画の指定範囲で輸送手段グループの範囲を指定することができます。
  • レート基準番号属性
    また、輸送手段グループは品目の輸送のコストを決定するためにも使用されます。輸送手段グループは、品目のレート基準番号を決定するための基準になります。こうして決定されたレート基準番号は、価格設定モジュールに保管されている輸送レート帳簿とリンクされます。
  • 輸送オーダ管理パラメータ
    輸送オーダ管理パラメータ (fmfoc0100m000) セッションで指定された輸送手段グループは、輸送オーダラインのデフォルト値とみなされます。