変更管理
変更管理は、基本的な変更の概念を扱います。このモジュールでは、製品変更のプロセスを管理します。変更は、特に産業においては、恒常的で不可欠な要素です。事実上、リアルタイムのシナリオにおいては、製品の頻繁なアップグレードやカスタマイズ (品質改善、コスト削減、製造の技術革新、顧客満足などの問題のための) には、変更の実施プロセスを管理する正確かつ絶対確実な方法が必要です。
変更要求は、変更処理の予備段階です。さまざまなソース (組織の内部または外部) から、変更要求の形で変更を開始できます。それらの要求は、瑣末な要求を消去したり類似の要求を組み合わせたりして、処理されます。変更要求を作成できるのは、権限のあるユーザです。
変更とは、変更ヘッダのことです。関連する変更要求はすべて、1 つの変更にリンクされます。新たに変更を作成すると、変更提案の最初のバージョンが自動的に作成されます。変更要求なしで変更を作成することもできます。
変更提案は、変更のバージョン管理されたエンティティです。変更が作成されると、デフォルトで新規変更提案が作成されます。提案は、承認される場合と不合格となる場合があります。提案が承認された場合、その変更の状況は 「承認済」 となります。提案が不合格となった場合は、状況はそのまま (作成) です。提案が不合格となった場合、すべてのリンクされたエンティティとともに新たに提案を作成できます。
変更提案のバージョンには、発効日案のリストが変更オーダとして記録されています。変更オーダは、変更提案から独立して存在できます。変更オーダは、変更提案にリンクされます。変更オーダは、発効日に対して選択できます。複数の変更オーダに対する発効日と有効期限を管理するには、2 つの変更オーダ間の親子依存関係を定義します。2 つの変更オーダ間の階層的依存関係により、変更オーダ表 (BOCO) が作成されます。BOCO には、2 段階の階層があります。BOCO 内の変更オーダを変更提案にリンクできます。
変更担当グループ
「変更管理」 モジュールを使用して変更を実施するグループリーダとレビュー担当者の担当グループ。変更担当グループを作成できるのは、権限のあるユーザのみです。変更担当グループのレビュー担当者は、レビューのために変更提案をを送出します。レビュー担当者は推奨を行い、最終決定は担当グループのグループリーダが行います。