コードおよび変換テーブル

コードおよび変換テーブルにより、EDI メッセージ内のコードと ERP アプリケーション内で使用するコード間の関係を定義できます。使用するコードは通常、ANSI X12 や ODETTE などの EDI 標準を代表する組織に関するもので、その組織での使用が承認された一式のコードです。

たとえば計測コードの単位は、通常は EDI 標準組織に固有のものです。内部の単位コード 「pcs」 を 「each」 (ODETTE 標準単位) に変換する必要がある場合、単位用の変換コードテーブルを使用して自動変換処理を行います。

変換テーブルを定義する必要があるのは、特定のコードを ERP アプリケーション内でメンテナンスされる内部値から、外部で使用される値に変換する必要がある場合のみです。両者で品目や倉庫などに同じコードを使用している場合は、コードの変換は必要ありません。

必須コードの 1 つは、オーダタイプコードです。受信メッセージの場合、定義されたオーダタイプコードは、ERP EDI で受信や処理が可能な、有効なオーダタイプコードとなります。送信メッセージの場合は、Infor ERP LN ではコードを使用してオーダタイプの変換 (送信) をメンテナンスします。

注意

ERP の EDI におけるコード変換では、コード ID が必要な場合があります。コード ID は、付加的なデータ仕様の変換を可能とする、コード変換で使用する測定子です。コード ID は、変換設定定義の最初の測定子の位置内に転送されます。