選択

対象とする構成要素と属性を選択するには、XML テキストを同期オブジェクトに添付します。これを同期オブジェクト (danch2510m000) セッションで実行する必要があります。同期オブジェクトが変更発行 (PublishChanges) メソッドにより自動的に作成されている場合、デフォルトの選択テキストが生成されます。

この選択テキストでは、対象とするビジネスオブジェクトの構成要素および属性と、未変更の場合にも対象とする構成要素および属性を指定します。属性は、ビジネスオブジェクトリポジトリで公開属性として定義します。ビジネスオブジェクトリポジトリのパブリック層では、構成要素が明示的に定義されていませんが、各公開属性は構成要素 (構成要素が定義されていない場合にはオブジェクト) に属します。

重要

同期オブジェクトに定義されている選択は、リスト発行 (PublishList)、変更発行 (PublishChanges)、リスト (List)、および表示 (Show) メソッドで使用される選択とは異なります。同期オブジェクトの選択には詳細情報が含まれ、ユーザは変更イベントの発行を調整することができます。

選択テキストには、XML 構造が含まれます。選択テキストのフォーマットは、次のとおりです。

<Order>
<orderNumber key="true"/>
<orderStatus includeUnchanged="true"/>
<orderDate/>
<OrderLine>
<orderLineNumber key="true"/>
<item includeUnchanged="true"/>
<quantity/>
<price/>
</OrderLine>
</Order>

ルートノードは、ルート構成要素の名前を持ちます (ビジネスオブジェクト名である場合と、主要構成要素名である場合があります)。子を持つすべてのノードが構成要素となります。子を持たないノードは、その親である構成要素に属する属性です。親を持つ構成要素は、その親構成要素の子構成要素です。構成要素 (最上位レベルの構成要素を除く) および属性は、ビジネスオブジェクトリリポジトリで指定されているとおりに、ビジネスオブジェクトに存在しなければなりません。

すべての構成要素と属性について、次の追加設定を指定できます。

  • key: その属性がキーの一部である場合
  • includeUnchanged: 構成要素または属性を常に含める必要があるか (true)、または変更された場合のみ含める必要があるか (false) 省略された場合のデフォルト値は、ルート構成要素とキー属性に対しては 「true」 となり、それ以外に対しては 「false」 となります。

考慮すべき制約事項などの詳細については、Synchronization and Event Publishing Deployment Guide を参照してください。

詳細情報

詳細については、以下を参照してください。

  • Synchronization Server - User Interface Overview
  • 同期サーバ - ユーザタスク
  • イベント発行の概要
  • Synchronization and Event Publishing Deployment Guide この展開ガイドには、特に次の説明があります。
    • リスト発行 (PublishList)、変更発行 (PublishChanges)、および変更非発行 (UnpublishChanges) メソッドの仕様
    • これらのメソッドの使用方法
    • 同期サーバを使用してイベント発行を設定、最適化、および管理する方法
    • 同期またはイベント処理の設定に関する重要な考慮事項
    • 問題が発生した場合の対処