同期サーバ - ユーザタスクここでは、いくつかの一般的なユーザタスクについて説明します。各タスクについて、使用するセッションとコマンドについて記載されています。 同期オブジェクトの設定変更 同期オブジェクト (danch2510m000) セッションでは、同期オブジェクトを定義できます。次に、このセッションでコマンドを使用してランタイムを作成します。通常、このタスクは同期サーバのユーザインターフェイスからは実施されません。これは、ビジネスオブジェクトに対する変更発行 (PublishChanges) 要求を受信すると、同期オブジェクトが自動的に作成されるためです。
注意
発行の開始には、監査プロファイルをランタイムに変換する必要があります。これはアプリケーション管理者が担当するタスクであり、LN のエンドユーザに影響を及ぼす場合があります。監査プロファイルをランタイムに変換するには、監査定義のランタイムの作成 (ttaud3200s000) を実行する必要があります。これは 監査プロファイル (ttaud3110m000) セッションから開始できます。設定してランタイムに変換した後は、同期オブジェクト (danch2510m000) セッションの同期オブジェクトのテストコマンドを使用してテストします。イベントはファイルに書き込まれ、ファイルの内容はサーバ停止後に表示されます。 発行の開始 同期オブジェクト (danch2510m000) 詳細セッションで開始コマンドを実行します。一連のサーバを起動する場合や、特定の起動時間が必要な場合、同期オブジェクト (danch2510m000) 概要セッションから発行の開始 (danch2213m000) セッションを開始できます。 次の場合には、特定の起動時間が必要になります。
状況の表示と問題解決 状況の表示は (サーバの稼動に関係なく)、同期オブジェクト (danch2510m000) 詳細セッションで実施します。 必要であれば、変更同期サーバの実行 (danch2520m000) セッションを開始して履歴を表示できます。このセッションで、実行ごとに発生した例外を示すログファイルも表示できます。 必要な場合は、同期オブジェクト (danch2510m000) 詳細セッションで、同期オブジェクトの全状況をリセットできます。 同期オブジェクトの変更 同期オブジェクト (danch2510m000) 詳細セッションで、既存の同期オブジェクトの設定を変更できます。このような変更の後、ビジネスオブジェクト、選択、またはフィルタが変更されている場合は、構成ライブラリと監査プロファイルが再生成されます。 最後に、サーバが変更イベントの処理で実行中の場合、そのサーバを一旦停止してから再起動 (続行) して新しい設定を有効にします。 サーバが実行中であることの確認 事前定義された間隔またはカレンダーに従って実行されるジョブに、サーバの検査と続行 (danch2210m000) セッションを付加します。 消去 履歴を消去するには、サーバ実行の削除 (danch2220m000) セッションを使用します。このセッションは、同期オブジェクト (danch2510m000) 詳細セッションの履歴コマンドを使用して開始できます。 現在の状況をリセットする場合を除き、最後の実行は消去しないでください。最後の実行を消去すると、サーバは最後に停止した時点から続行できなくなります。 また、同期オブジェクト (danch2510m000) 詳細セッションのリセットコマンドを使用して、同期オブジェクト (現在の状況を含む) をリセットできます。このコマンドにより、すべての履歴および状況データが削除されます。 「監査証跡」 は、「監査管理」 セッションで消去できます。 イベントは発行チャネル (bus component) に渡されると、同期サーバでは使用できなくなるので、同期サーバのトランザクションデータを消去する必要はありません。 発行の停止 同期オブジェクト (danch2510m000) 詳細セッションで停止コマンドを実行します。一連のサーバを停止する場合は、同期オブジェクト (danch2510m000) 概要セッションから発行中止 (danch2214m000) セッションを開始できます。 同期オブジェクトの削除 サーバが実行中の場合は、まず、同期オブジェクト (danch2510m000) 詳細セッションでサーバを停止します。次に、概要セッションで同期オブジェクトを削除します。 ビジネスオブジェクトに対する変更非発行 (UnpublishChanges) 要求を受信すると、同期オブジェクトは自動的に削除されるので、通常この処理は必要ありません。
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