構成要素の概要

次の図は、関連する構成要素の概要を示しています。

イベント発行に関連する構成要素
イベント発行に関連する構成要素

クライアントと LN のバックエンドは、ネットワークや、ブローカリングソリューションなどの増設の技術で構成されるミドルウェアインフラストラクチャを介して通信します。このインフラストラクチャは、Infor Technology Architecture を介して有効になります。このインフラストラクチャにより、クライアントはリスト発行 (PublishList) 要求や変更発行 (PublishChanges) 要求を送信し、結果データや変更イベントを受信します。

リスト発行 (PublishList) は、ビジネスオブジェクト層で開始されるプロセスを介して LN で実行されます。

LN の変更発行 (PublishChanges) については、同期サーバが代理としてこれを実行し、アプリケーションデータでイベントを検出するプロセスが開始されます。変更イベントは、監査を介して検出されます。トランザクションがユーザセッションやその他のアプリケーションプロセスにより実行されると同時に、関連する変更が監査証跡に書き込まれます。これはエンドユーザにとってオーバーヘッドでしかありません。オフライン処理により、ビジネスオブジェクトに必要であり、指定された選択およびフィルタに従ったトランザクションデータを選択できます。イベントとそのデータを示すイベントメッセージが作成され、メッセージが発行されます。

リスト発行 (PublishList) は、要求されたデータセットが処理された場合に自動的に停止します。変更発行 (PublishChanges) に関して言えば、新しい変更イベントは常に発生する可能性があるので、イベントの発行は継続的な処理となります。この処理は、クライアントが変更非発行 (UnpublishChanges) 要求を送信すると停止します。