共通ディレクトリを使用した高度なファイル処理標準エクスポートおよびインポート中に、交換ではそれぞれの実行にサブディレクトリを使用します。ただし、このサブディレクトリとの間でファイルが自動的にコピーされる機能を使用できます。この機能を使用するには、交換スキーム (daxch0501m000) セッションで共通ディレクトリを設定します。 この機能とその利点について、次に詳細に説明します。 エクスポート機能 交換スキーム (daxch0501m000) 詳細セッションで、標準エクスポート後にファイルのコピー先とするディレクトリを指定できます。このフィールドには、パス名が含まれています。このフィールドが空であると、標準エクスポートは通常どおりに動作します。ディレクトリを指定すると、以下が実行されます。 標準エクスポートでバッチが実行された後、結果として得られたファイルが指定したディレクトリにコピーされます。ディレクトリ内にある既存のファイル (たとえば以前の標準エクスポート実行のもの) は上書きされます。バッチ行 (テーブル関係) の 1 つが実行されたものの、ファイルが正常に作成されなかった場合は、指定したディレクトリ内の対応するファイル (存在する場合) が削除されます。これによって、外部アプリケーションで同じファイルが 2 回インポートされるのを回避できます。ファイルが指定ディレクトリに記録されているが、ファイル名が有効なテーブル関係 (エクスポート) に存在しない場合、そのファイルは上書きも削除もされません。これによって、外部アプリケーションで、交換によって作成されたファイルをその他のファイルと必要に応じて結合することができます。 標準エクスポート実行のサブディレクトリに作成されたファイルは削除されないので、指定したディレクトリ内のファイルは上書きされるかもしれませんが、各標準エクスポート実行によるファイルはまだ利用可能です (明示的に削除しない限り)。 インポート機能 「交換スキーム」 (daxch0501m000) 詳細セッションで、標準インポート前にファイルのコピー元とするディレクトリを指定できます。このフィールドには、パス名が含まれています。このフィールドが空であると、標準インポートは通常どおりに動作します。ディレクトリを指定すると、以下が実行されます。 標準インポートでバッチが実行される前に、必要なファイルが指定したディレクトリからコピーされます。インポートに必要なファイルのみがコピーされます。つまり、1 つ以上の有効なテーブル関係 (インポート) で使用されているファイル名を持つファイルのみがコピーされます。このファイルは、現行のインポート実行で使用されているサブディレクトリにコピーされます。 標準インポート実行用のサブディレクトリに、1 つ以上のファイルがすでに存在する場合は、同じファイル名を持つファイルが指定したディレクトリ内に存在しない場合を除いて、既存のファイルは上書きされます。 利点と代替方法 標準エクスポートおよびインポートでサブディレクトリを使用する場合、LN と外部アプリケーションを統合するときに制限事項があります。外部空間では実行番号が使用できないので、外部アプリケーションではファイルの書出先または読込元となるディレクトリが認識されません。多くの場合、各標準インポート前または各標準エクスポート後にファイルをコピーするようにセッションまたはスクリプトをプログラミングすると、この問題が解消されます。現在、この操作を行う必要はなくなりました。 LN 内での統合には、新機能による利点もあります。LN 交換の標準エクスポートおよびインポートでは、共通ディレクトリを使用してファイルを交換できます。エクスポートおよびインポート処理では、自動的に必要なファイルがコピーされます。ただし、データソースとデータ対象が両方とも LN 環境内にある場合は、マルチサイト管理を使用するほうが適しています。 また、ファイルの自動コピーにより、標準エクスポートとインポートの安全性が保証されます。共通ディレクトリ内のファイルのみが上書きされますが、標準エクスポートで作成されて標準インポートで使用されるファイルは、上書きされることはありません。問題があった場合にはこれらのファイルをチェックできるので、以前の実行をやり直すことができます。 交換スキーム (daxch0501m000) セッションで標準エクスポートディレクトリフィールドまたは標準インポートディレクトリフィールドを使用すると、以前の標準エクスポート実行またはインポート実行のファイルが上書きされることに注意してください。その場合、以前のインポート実行は再開できなくなっています。したがって、以前の実行でのファイルを上書きしても問題ないことが確実でない限り、共通ディレクトリを使用するようお勧めします。
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