計画者別例外メッセージタイプ (cprao1110m000)

セッションの目的:  次のものを決定する、計画者固有の例外メッセージ設定を定義し、メンテナンスします。

  • 該当する計画者について生成される例外メッセージのタイプ
  • それらの例外メッセージの生成が必要な状況

該当する計画者に必要な例外メッセージタイプを指定し、各例外メッセージタイプの設定を定義します。

例外メッセージタイプ/計画者の組合せごとに、その例外メッセージの生成を規定する最小標準原価および例外メッセージ範囲を定義できます。

最小標準原価フィールドで、各例外メッセージについて最小標準原価を指定できます。

注意

特定の計画者向けではない、一般的な例外メッセージタイプのセットを定義できます。このセットは、計画者 ID が空白のまま残された場合に有効になります。

特定の計画者について例外メッセージを生成する場合は、最初にその計画者用の例外メッセージタイプのセットを定義する必要があります。

 

計画者 ID
例外メッセージタイプのセットを表示する計画者の従業員番号
注意

品目 - 計画 (cprpd1100m000) の計画者フィールドに従業員コードが入力されている品目を例外メッセージが参照している場合には、例外メッセージは特定の計画者に転送されます。

このフィールドが空の場合、一般的な例外メッセージタイプのセットが表示されます。このセットは、発信先が特定の計画者に限定されないすべての例外メッセージに使用されます。

最小標準原価の通貨
LN が最小標準原価の表示に使用する通貨。この通貨は 企業計画パラメータ (cprpd0100m000) セッションで定義できます。

品目 - 原価計算 (ticpr0107m000) セッションで品目に異なる通貨を定義していた場合、LN はこの通貨を最小標準原価の通貨に変換します。

例外メッセージタイプ
計画中に LN で生成する例外メッセージのタイプを指定します。

例外メッセージタイプは、現行計画処理に関して計画者に通知します。

指定可能な値

有効値

最小標準原価
このラインの例外メッセージタイプが適用される最小標準原価
注意

例外メッセージタイプ用の最小標準原価フィールドが空であれば、値を指定できます。

オーダ品目の標準原価がその最小標準原価を超えていれば、LN は対応する例外メッセージタイプのみを生成します。

例外メッセージ優先順位
例外メッセージタイプのデフォルトの優先順位。たとえば、この優先順位を使用して、例外メッセージを重要な順に表示することができます。

指定可能な値

1 (優先順位が最も高い) 以上 100 (優先順位が最も低い) 以下の数字を入力します。

範囲
このラインの例外メッセージタイプの例外メッセージ範囲。日単位で定義されます。
注意

例外メッセージタイプによっては、範囲に固定値が設定されています。

以下の例外メッセージタイプは範囲による制約を受けません。

  • 致命的エラー
  • 供給関係なし
  • 供給取引先なし
  • 品目エラー
  • 計画単位の品目なし
  • 計画失敗

ペギング例外メッセージについては、範囲の値は計画パラメータ (cprpd0100m000) セッションのペギング範囲フィールドの値以下である必要があります。このフィールドの値がペギング範囲よりも大きい場合は、ぺギング:計画在庫なしおよびぺギング:計画資材在庫なしの例外メッセージが生成されます。

許容範囲 (割合)
ラインの例外メッセージタイプについて表示される許容率
注意

例外メッセージタイプの許容率を定義すると、LN はそのタイプの例外メッセージを生成するときに基準値からの多少の逸脱を無視します。

ワークロード < 標準およびワークロード > 標準でも、許容率は使用できません。これらの例外メッセージの許容率を定義するには、資源 (cprpd2100m000) セッションのワークロード許容範囲フィールドを使用します。

予測 <> 実際需要例外メッセージタイプでは、需要予測を標準値として使用し、許容率は標準値の上下両方向 (値が需要予測よりも大きい場合または小さい場合の両方) に対して適用されます。

許容率が適用されるのは、次の例外メッセージタイプのみです。

  • 在庫 < 安全/計画
  • 在庫 > 最大
  • 予測 <> 実際需要
  • 在庫 > 在庫計画
  • オーダ数量 < 最小
  • オーダ数量 > 最大
  • 過負荷の資源

  • 例外メッセージタイプは在庫 > 最大、最大在庫は 50、許容率は 10% とします。この場合、例外メッセージは、予想在庫が 55 よりも多い場合にのみ生成されます。
  • 例外メッセージタイプはオーダ数量 < 最小、最小オーダ数量は 20、許容率は 15% とします。この場合、例外メッセージは、オーダ数量が 17 より小さい場合にのみ生成されます。
許容範囲 (日)
日数の許容範囲は、日付の比較に関する例外メッセージ、つまり、特定の日付が特定の標準日より前か後かを示す例外メッセージに適用されます。
注意

日数の許容範囲は稼働日数で表します。例外メッセージタイプの許容日数を定義すると、LN はこのタイプの例外メッセージを生成するときに基準日からの多少の逸脱を無視します。

許容範囲は次の例外メッセージタイプに適用されます。

  • 転送遅延
  • 再スケジュール (入)
  • 再スケジュール (出)
  • 安全時間内オーダ
  • オーダ間隔内オーダ
  • 追加リードタイム内オーダ
  • 終了日 > 所要日

例外メッセージタイプが転送遅延の場合、日数の許容範囲は事実上、オーダの転送時期を示す特殊なタイムフェンスとして使用されます。

他のすべての例外メッセージタイプについて、許容範囲を使用できるとは限りません。

  • 例外メッセージタイプは終了日 > 所要日、所要日は 4 月 10 日月曜日、日数の許容範囲は 2 日とします。この場合、オーダの終了日が 4 月 12 日よりも後の場合にのみ例外メッセージが生成されます。
  • 例外メッセージタイプは再スケジュール (出)、所要日は 8 月 25 日金曜日、日数の許容範囲は 3 日とします。この場合、オーダの終了日が 8 月 22 日よりも早い場合にのみ例外メッセージが生成されます。
最大数
品目と計画者の特定の組合せについて生成される、このタイプの例外メッセージの最大数
注意

特定の例外メッセージタイプの最大数を 10 と設定すると、1 品目 (1 名の計画者) について、このタイプの最初の 10 件の例外メッセージのみが保存されます。

以下のタイプの例外メッセージを生成する場合、最大値による制約を受けることはありません。該当する例外メッセージタイプは次のとおりです。

  • 致命的エラー
  • 供給関係なし
  • 供給取引先なし
  • 品目エラー
  • 計画単位の品目なし
  • 計画失敗
無効
このチェックボックスがオンの場合、指定されたタイプの例外メッセージが生成されません。
自動処理
このチェックボックスがオンの場合、 例外メッセージの処理 (cprao1220m000) セッションで該当の例外メッセージを自動処理させることができます。
注意

このチェックボックスは、次の例外メッセージタイプについてのみ、オンにすることができます。

  • 取消
  • 再スケジュール (入)
  • 再スケジュール (出)

オーダ基準計画の実行時期に関して記載のある例外メッセージタイプのみが生成されます。

計画者および品目別例外メッセージ (cprao1125m000) の自動処理チェックボックスがオンになると、生成された取消/再スケジュール例外メッセージがオーダ基準計画の実行後に表示されます。

 

例外メッセージタイプの出力
例外メッセージタイプの出力 (cprao1410m000) セッションを開始します。