VMI 関係の決定

このトピックでは、品目 - 計画 (cprpd1100m000) セッションのVMI 関係フィールドの値の決定方法について説明します。

注意

VMI 関係は表示専用であり、マニュアルで値を調整できません。

オーダ基準計画を実行するたびに、VMI 関係フィールドが再評価されます。現在の日付と計画範囲間の全期間が考慮されます。

この期間の任意の時点で適用可能な条件合意が見つかった場合、この条件合意が現在の日付において無効となっていても、VMI 関係フィールドは発注先予測の作成または顧客予測の受取に設定されます。

このように、LN では、オーダ基準計画を実行すると VMI 機能が確実に実行され (必要な場合)、VMI 関連のセッションと機能が利用可能になるようになっています。

全体的な手順
  • 品目 - 計画 (cprpd1100m000) セッションのマスタ計画チェックボックスをオフにする必要があります。
  • オーダ計画は VMI 購買契約顧客予測の受取が設定されているかどうかをチェックします。設定されていない場合、オーダ計画は発注先予測の作成をチェックします。
  • どちらでもない場合、LN は VMI 関係フィールドを適用なしに設定します。
顧客予測の受取が設定されているかどうかのチェック

VMI 関係が顧客予測の受取オンに設定されているかどうかを決定するため、LN は次のアクションを実行します。

  1. LN は、現在の日付 (現時点) と計画範囲間で有効な条件合意を持つ発注先 (購買元取引先) を探します。

    LN は、計画品目のデフォルト倉庫も取得します。

    この条件合意は、品目の組み合わせ、購買元取引先、および倉庫について有効である必要があります。

    品目グループまたは製品タイプなどの品目のグループを定義する条件合意は、その品目のグループ内の各品目に対して有効です。同様に、倉庫が指定されていない条件合意は、すべての品目に対して有効です。

    有効な購買契約のない条件合意は、有効な条件合意ではありません。

  2. LN は、条件の検索属性に基づいて、現在の日付と計画範囲間で、有効な契約条件ラインを見つけます。
  3. 計画条件 (tctrm1135m000) セッションの適用可能なレコードから、LN は、発注先別供給計画チェックボックスの値を取得します。
  4. 供給計画の責任者チェックボックスがオンの場合、LN は、VMI 関係フィールドを発注先予測の作成に指定します。
発注先予測の作成が設定されているかどうかをチェックするには

VMI 関係が発注先予測の作成に設定されているかどうかを決定するため、LN は次のアクションを実行します。

  1. LN は、計画品目コードの最初のセグメントに基づいて計画品目のクラスタを取得します。次に、このクラスタに販売先取引先が存在するかをチェックします。

    クラスタの販売先取引先は、クラスタ (tcemm1135m000) セッションの販売先取引先フィールドで定義されます。オプションでクラスタの販売先取引先もそこで定義できます。

  2. LN は、品目の組み合わせ、販売先取引先、およびオプションで出荷先取引先、についての有効な条件合意を探します。

    品目グループまたは製品タイプなどの品目のグループを定義する条件合意は、その品目のグループ内の各品目に対して有効です。

    有効な販売契約のない条件合意は、有効な条件合意ではありません。

  3. LN は、条件の検索属性に基づいて、現在の日付と計画範囲間で、有効な契約条件ラインを見つけます。
  4. 計画条件 (tctrm1135m000) セッションの適用可能なレコードから、LN は、供給計画の責任者チェックボックスの値を取得します。
  5. 発注先別供給計画チェックボックスがオンの場合、LN は、VMI 関係フィールドを顧客予測の受取に指定します。