需要ペギングの例このトピックでは、外注先のサイトの外注処理で、仕様がビジネスオブジェクト間でどのように転送されるかについて例を示します。 品目 S 外注先は最初に、在庫を引き当てる必要のある品目 S に対する外注販売オーダを作成します。この販売オーダについて、企業計画で製造オーダが計画され、ジョブショップ管理で製造オーダが作成されます。この販売オーダ、製造オーダの範囲まで定義する仕様を持っています。 品目 H、C1、C2、および C3 は、品目 S の部品表です。部品表 (tibom1110m000) セッションの継承需要ペグフィールドでは、仕様について、製造オーダから製造オーダの見積予算材料ラインの範囲までさらに均一化するかどうか、および均一化する場合の方法を決定します。 製造元は、外注先のシステム内の販売先取引先 MFG1 を識別します。 品目 H 品目 H は、製造元の部分組立品品目なので、製造元が納入します。 部品表 (tibom1110m000) セッションの継承需要ペグフィールドは、廃止に設定します。つまり、品目 H に対して、LN は、条件合意をチェックして、どの仕様属性を均一化する必要があるかを決定します。 品目 H は、製造元がオーダ基準で計画します。H を一意に識別するには、外注先は製造元から参照 「SFC0001/20」 を受け取ります。品目 S では、販売オーダの参照フィールドにこの参照が保存されます。 購買オーダの仕様にも、品目 H に対する参照 「SFC0001/20」 が含まれます。 構成要素 C1 および C2 品目 C1 および C2 は、製造元が計画し、納入する構成要素です。 品目 C1 および C2 については、部品表 (tibom1110m000) セッションの継承需要ペグフィールドを廃止に設定します。つまり、LN は、条件合意をチェックして、どの仕様属性を、品目の見積材料ラインまで均一化する必要があるかを決定します。 C1 および C2 については、製造元はバルク基準で供給します。C1 および C2 の購買オーダは、取引先 MFG1 を含む仕様を持っています。C1 および C2 は、この製造元に引き当てられます。 構成要素 C3 品目 C3 は、外注先が計画する構成要素です。 部品表 (tibom1110m000) セッションの継承需要ペグフィールドは、品目 C3 に対して Yes に設定します。つまり、製造オーダからの仕様は、C3 の見積材料ラインまで 1 対 1 で均一化します。 企業計画のオーダ計画の実行では、購買オーダは外注先が作成します。仕様は、販売オーダから購買オーダまで均一化されます。 需要ペギングデータ H、C1、C2、および C3 は、製造オーダ PRD001 に対して出庫する必要があります。この出庫が可能なのは、見積材料ライン上の仕様が在庫の仕様と同じ場合にのみです。つまり、供給側の仕様は、需要側の仕様と同じである必要があります。 次のテーブルは、製造オーダ、販売オーダおよび購買オーダの仕様データを表示しています。倉庫オーダと計画オーダは表示されていませんが、倉庫オーダの仕様は発生元オーダから派生しています。
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