供給元: 製造、購買、または物流

ソーシングとは、需要を満たすために計画品目の供給ソースを決定する方法です。ソーシングは 2 つのレベルで定義されます。

  • 品目が製造されるのか、または購買、分配されるのかを決定します。ソーシング戦略の定義は必須ではありません。ソーシング戦略が定義されていない場合、品目 - 計画 (cprpd1100m000) データのデフォルトソースが取得されます。
  • 購買と分配用に選択される発注先と倉庫を指定するルールを決定します。製造については、2 番目のレベルはビジネスオブジェクトのソーシングには適用されません。供給戦略は必須ではありません。供給戦略が定義されていない場合、発注先は品目 - 購買取引先セッションのプロパティに基づいて選択されます。その後、供給関係セッションの優先順位に基づいて倉庫が選択されます。

クラスタ間の供給関係を定義することができます。これらの関係は、倉庫間で考えうる関係を表します。企業計画は、クラスタを、常にそのクラスタ内のデフォルト倉庫に変換します。供給関係は供給戦略に基づいて選択されます。つまり、適用される供給戦略がなければ、供給関係の優先順位に基づきます。

3 種類の供給ソース

企業計画は 3 種類の供給ソースと連動します。

  • ジョブショップ - 製造施設で製品を製造します。
  • 購買 - 取引先から製品を入手します。
  • 物流 - 自社の別の部門または関連会社から製品を入手します。

以下の方法を使用して、計画品目の供給元のソースを決定できます。

計画品目に有効なソーシング戦略がある場合、LN は計画品目のデフォルトの供給ソースを無視します。

デフォルト供給ソース

単独の永続的な供給ソースが必要であればデフォルトの供給ソースで十分なので、ソーシング戦略は必要ありません。

有効なソーシング戦略が存在しない場合、LN は品目 - 計画 (cprpd1100m000) セッションのデフォルト供給ソースフィールドの値をチェックします。

このデフォルト供給ソースは、品目 (tcibd0501m000) セッションの品目タイプフィールドで指定した値とは無関係です。

デフォルト供給ソースフィールドでは次の値が使用可能です。

  • 物流
    デフォルト供給ソースが物流の場合、企業計画は計画物流オーダのみ生成します。
  • 品目ソース

    ただし、デフォルト供給ソースが品目ソースに設定されており、企業計画が 日付有効供給ソース (tcibd0510m000) セッションを検索する場合、オーダ終了日に対して指定された品目タイプが使用されます。

    デフォルト供給ソースが品目ソースに設定されており、オーダ終了日に対して有効な日付有効性ラインが存在しない場合、LN は品目 (tcibd0501m000) セッションで定義された品目タイプに依存します。

日付有効品目データを使用し、品目の品目タイプ製造品目から購買品目に、またはその反対に、定義された日に変更できます。

ソーシング戦略

ソーシング戦略を使用すると、複数の供給ソースの組合せを同時に、または順番に使用することができます。

所要量の 60% が製造オーダによって供給され、30% が物流オーダによって供給され、10% が購買オーダによって供給されると指定できます。

また、LN で製造オーダの所要量をカバーするよう試行してから、それが不可能であれば購買オーダを使用するよう指定することもできます。

これまでは外部発注先から購入していた構成要素を製造することにしたとします。その場合は、LN でたとえば 5 月 15 日までは購買オーダを生成し、その日以降は製造オーダを生成するよう指定することもできます。

ソーシング戦略の使用

マスタ計画または計画オーダを生成すると、LN はまず ソーシング戦略 (cprpd7110m000) セッションで有効なソーシング戦略を検索します。

ソーシング戦略は、計画品目に直接リンクすることも、クラスタまたは品目グループを介して間接的にソーシング戦略をリンクすることもできます。

LN が有効なソーシング戦略を見つけられなかった場合、LN はデフォルトの供給ソースを使用します。

詳細については、ソーシング戦略を参照してください。

注意

日付有効性定義が存在する計画品目に対してソーシング戦略を定義すると、LN はシグナルを生成します。

関連セッションとフィールド

以下のセッションとフィールドで日付有効性を設定できます。