オーダ開始日と終了日を決定するには (基本手順)

リードタイムを計算するには、LN がオーダの開始日および終了日を決定する必要があります。このトピックでは、LN がそのために使用する基本的な手順を説明します。

基本手順
ステップ 1. 終了日の決定

計画所要日から始めて、LN は以下のリードタイムを後方計画することによって終了日を決定します。

  • 品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000) セッションからの安全時間 (品目の企業単位のカレンダーで計画される)
  • 品目 - 計画 (cprpd1100m000) セッションからの追加リードタイム (品目の企業単位のカレンダーで計画される)
  • 倉庫別品目データ (whwmd2110s000) セッションからの出庫リードタイム (品目/倉庫のカレンダーで計画される)
ステップ 2. タイムフェンスに対する終了日の修正

タイムフェンス内でシミュレートしない場合で、計算された終了日がタイムフェンスより前になった場合、終了日はタイムフェンスと同じになります。タイムフェンスがゼロの場合は、終了日が現在の日付にリセットされていることを意味します。

品目 - 計画 (cprpd1100m000) セッションの確定/実際前の計画オーダチェックボックスがオンの場合、以下が適用されます。

  • 製造オーダのタイムフェンスは、事実上、最後の確定計画/実際の製造オーダに延期されます
  • 購買オーダのタイムフェンスは、事実上、最後の確定計画/実際の購買オーダに延期されます
  • 物流オーダのタイムフェンスは、事実上、最後の確定計画/実際の物流オーダに延期されます

タイムフェンス内でシミュレーションする場合、終了日が過去になることもあります。

ステップ 3. 固定納入時点に対する終了日の修正

品目 - 計画 (cprpd1100m000) セッションで品目の固定納入コードを指定した場合、終了日は、その終了日より前の最後の固定納入時点に戻されます。

以下の場合、企業計画は終了日を、現在の終了日より後の最初の固定納入日時にリセットします。

  • 終了日より前の最後の固定納入時点が、シナリオの開始日より前の場合
  • タイムフェンス内でシミュレートを行わず、終了日より前の最後の固定納入時点がタイムフェンスより前の場合
ステップ 4. 開始日の決定

LN は、終了日から始めて、有効な供給リードタイムを後方計画することによって開始日を決定します。

計算された計画オーダの開始日が過去になる場合があります。LN はこの日付を修正しません。

ステップ 5. シナリオ開始日に対する開始日および終了日の修正

計算された開始日または終了日がシナリオの開始日より前になる場合、シナリオの開始日と一致させます。