物流計画でクラスタを使用するには

供給関係 (cprpd7130m000) セッションで供給と受取倉庫との間に供給関係を定義すると、物流を通じて、別の倉庫/クラスタがクラスタ化品目を供給できます。その場合、企業計画は計画物流オーダを生成してクラスタ化品目を供給します。

企業計画は、各発注関係に対して、常にクラスタの同じデフォルト倉庫で計画を行うので、クラスタ間の供給関係を定義する必要があります。

物流計画: 企業計画は次の方向で物流を計画できます。

計画品目間の物流関係は、供給関係 (cprpd7130m000) セッションで設定できます。クラスタ化品目および非クラスタ化品目の物流構造を設定できることは、LN に柔軟性を提供します。この柔軟性は、たとえば、地域の物流センターが販売オーダ受入を実行し、ネット所要を中央の製造サイトに総計する、といったビジネスケースをサポートするために必要です。これにより、製造サイトは地域の物流センターを補充します。LN は販売オーダラインの品目/倉庫の組合せから適切なクラスタを派生します。

別の例として、現地の販売オフィスで販売オーダ受入が実行され、そこで地域の物流センターから中央製造サイトへ所要が総計されるケースがあります。続いて、地域の物流センターは製造サイトから補充され、現地の販売オフィスは地域の物流センターから補充されます。

クラスタ内の物流

企業計画は常にクラスタ化品目のデフォルト倉庫で計画します。販売オーダラインにクラスタ内のデフォルト倉庫以外の倉庫を入力しても、企業計画は、デフォルト倉庫に対して計画販売オーダを生成します。

ただし、クラスタ内の、デフォルト倉庫以外の特定倉庫を補充したい場合は、倉庫オーダ (whinh2100m000) セッションでクラスタ内の 2 つの倉庫間の倉庫移動をマニュアルで入力することができます。

倉庫移動を作成する代替方法は、発注点にもとづきます。倉庫別品目データ (whwmd2510m000) セッションで供給システムフィールドを [時系列オーダポイント] に設定し、発注点フィールドの数量を指定します。その結果、オーダ勧告の生成 (統計在庫管理) (whina3200m000) セッションを実行すると LN は倉庫転送オーダを生成します。

例: クラスタを伴う物流構造

以下の例で、R は資源、A から E は倉庫です。矢印は供給関係を表します。

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Cl Xクラスタ X
Cl Yクラスタ Y
Cl Zクラスタ Z