ロジスティックパラメータの最適化アルゴリズム最適化の手順には以下のステップがあります。
計算の詳細 最適化期間は、資源原価値 (cprao3120m000) セッションの開始日フィールドおよび終了日フィールドによって決定されます。 ステップ 1: 資源を使用する品目の決定 LN は資源の工順を使用して、最適化が必要な品目のセットを決定します。LN は最適化期間内に有効な工順作業のみを考慮します。 ステップ 2: 合計需要の決定 各品目の需要は、マスタ計画に記録された予測需要と実際需要の合計です (品目マスタ計画 (cprmp2101m000) セッションを参照)。 LN は以下を考慮して合計需要を修正します。
ステップ 3: デフォルト値の設定 最適化期間に品目が製造される回数のデフォルトは、1 回です。以下のステップで、最適化が達成されるまで、計算手順はこの回数を段階的に増やしていきます。 ただし、LN は品目が以前に最適化されているかどうかをチェックします。より優先順位の高い資源の資源パラメータにもとづいて品目が最適化されている場合、品目の製造回数は、以前の計算にもとづきます。LN はその回数を変更しません。最適化のための資源優先順位を参照してください。 ステップ 4: 残りの使用可能能力の決定 LN は、特定期間の資源の残りの使用可能能力を以下のように決定します。 AC = (F - S) x (1 + (OP ÷ 100)) - ACR
残りの使用可能能力の計算についての詳細は、オンラインマニュアルトピック例: 残りの使用可能能力を計算するにはを参照してください。 ACR は、すべての品目に対する (R x D + S x F) の合計です。ここで、
追加能力所要量の計算についての詳細は、オンラインマニュアルトピック例: 追加能力所要量を計算するにはを参照してください。 最適化期間内に品目が製造される回数は、1 つの製品から別の製品への変更の回数と同じです。 能力が残っていない場合、計算は停止します。 合計能力および製造オーダに対して予約された能力は、資源マスタ計画 (cprmp3501m000) セッションの使用可能能力フィールドおよびSFC オーダで使用された能力フィールドに計画期間ごとに表示されます。 資源原価値 (cprao3120m000) セッションの超過時間パーセントフィールドで超過時間パーセントを定義できます。 ステップ 5: 原価の利益が最大である品目の決定 LN は品目の製造回数を 1 回増やすことによる効果を調べます。品目の製造回数の増加は、以下のことを意味します。
注意
LN は、現在の優先順位よりも優先順位が高い品目については、品目の製造回数を変更しません。 LN は各品目の原価を計算します。原価計算についての詳細は、オンラインマニュアルトピックロットサイズ関連コストの計算を参照してください。 LN は、原価の利益が最大である品目を選択します。ただし、原価をそれ以上下げられない場合、計算は停止します。 ステップ 6: 使用可能能力が十分かどうかのチェック LN は、使用可能能力が品目の製造に十分かどうかをチェックします。不十分な場合、LN はステップ 5 に戻って別の品目を取得します。LN が適切な品目を検索できない場合、計算はステップ 8 に進みます。 ステップ 7: 製造頻度の増加 LN は選択された品目が製造される回数を 1 回増やします。このステップでは、他の品目は変更されません。使用可能能力は小さくなります。計算はステップ 5 に戻ります。 ステップ 8: 合計のレポートおよびデータベースの更新 LN は最適化の概要レポートを出力し、計画品目 - 最適化されたロットサイズ (cprao3110m000) のオーダパラメータを更新します。 LN が最適化されたオーダパラメータの決定に使用する計算方法についての詳細は、オンラインマニュアルトピック例: 最適化されたオーダパラメータを計算するにはを参照してください。 LN は、合計在庫費の計算において、オーダリードタイムおよび安全時間を考慮します。
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