企業計画での作業日数と暦日

範囲、タイムフェンス、およびリードタイムのいくつかのタイプは、作業日で表されます。計画プロセスにおいて、これらの作業日数は暦日に変換する必要があります。

企業計画が作業日数を暦日に変換する際、該当するカレンダーの能力を考慮します。

リードタイムデータについての手順

リードタイムデータ (安全時間など) についての手順は以下のとおりです。

  1. 企業計画は、関連する資源の基本能力 (資源 (cprpd2100m000) セッションで定義) にもとづいて作業日数を作業時間に変換します。資源が含まれない場合は、ワークセンタの基本能力 (ワークセンタ (tirou0101m000) セッションで定義) にもとづいて変換されます。
  2. 企業計画は資源のカレンダーまたはより一般的なカレンダーにしたがって作業時間を計画します。
範囲とタイムフェンスについての手順

範囲およびタイムフェンスについての手順は以下のとおりです。

  1. 企業計画は、計画パラメータ (cprpd0100m000) セッションで定義されている基本日次能力にもとづいて作業日数を作業時間に変換します
  2. 企業計画は、品目の企業単位カレンダーにしたがって作業時間を計画します。使用できる企業単位カレンダーがない場合、会社カレンダーが使用されます。
  3. 結果として生じる時間表示 (時間、分、および秒で表される) は計画期間の終了時に丸められます。(このステップはシグナル範囲に対しては実行されません。)
タイムフェンスの計算例

企業単位カレンダーで定義されている能力を次の表に示します。

日付作業時間能力 [時間]
6 月 10 日午前 6 時 - 午後 6 時12
6 月 11 日午前 6 時- 午後 6 時12
6 月 12 日午前 6 時 - 午後 6 時12
6 月 13 日午前 6 時 - 正午6
6 月 14 日-0
6 月 15 日-0
6 月 16 日午前 6 時 - 午後 6 時12
6 月 17 日午前 6 時 - 午後 6 時12

 

基本日能力: 1 日 12 時間 現在の日付: 6 月 11 日、午後 4 時タイムフェンス: 3 作業日

手順

タイムフェンスは、基本能力にもとづいて時間数、分数、および秒数に変換されます (タイムフェンス = 3 x 12 = 36 時間)。

その後、現在の日付から開始して、タイムフェンスを前方に計画します。この例を次の表に示します。

日付作業時間能力 [時間]
6 月 11 日午前 6 時 - 午後 6 時2
6 月 11 日午前 6 時 - 午後 6 時 12
6 月 11 日午前 6 時 - 正午6
6 月 11 日-0
6 月 11 日-0
6 月 11 日午前 6 時 - 午後 6 時12
6 月 11 日午前 6 時 - 午後 6 時 4

 

結果として生じるタイムフェンスは、6 月 17 日、午前 10 時です。このタイムフェンスは、該当する計画期間の終了時に丸められます。