計画オーダのペギングこのトピックでは、オーダペギングの概念を紹介し、その使用方法について説明します。 ペギングは需要所要のソースの記録で、計画オーダはこれにもとづきます。ペギングにより、ある構成要素についての所要を最終完成品、顧客、またはプロジェクトまで追跡できます。この情報は、以下のような計画上の問題の分析や修正措置の評価において役立ちます。
例
製造オーダが別の製造オーダの構成要素を製造する場合、ペギング関係が、その構成要素の引当先の製造オーダを特定します。この構成要素の在庫の一部が誤って破損した場合、ペギング関係は、影響を受ける完成品および顧客を表示します。 このコンテキストにおいて、需要の発生元であるオーダ (たとえば、販売オーダ) は、親オーダと呼ばれます。
注意
親オーダのタイプは任意です。以下に例をあげます。
単一レベルのペギングデータ LN は、ペギングされる計画オーダの次のレベルの親オーダを自動的にメンテナンスします。 計画オーダに対する需要の発生元を表示するには、以下のステップを実行します。
マルチレベルぺギングデータ すべてのレベルのペギング情報を参照できるようにするには、ペギング関係を生成する必要があります。 ペギング関係を生成するには ペギング関係を生成する方法は 2 つあります。
供給を計画する対象となる顧客から受け取った予測と、その顧客に送付する確認済供給との間にペギング関係を追加するには、ペギング関係予測および確認済供給の生成 (cpvmi1212m000) セッションを使用します。 LN は、計画パラメータ (cprpd0100m000) セッションのペギング範囲フィールドで定義された範囲までペギング関係を生成します。
注意
シナリオ (cprpd4100m000) セッションのオーダ計画時のペギング関係の更新フィールド が常時またはなしの場合、LN はオーダ計画の生成 (cprrp1210m000) セッションのペギング関係の更新チェックボックスを設定を自動で決定します。この場合、このチェックボックスを修正できません。 すべてのペギング関係の削除 現行ペギング関係の削除チェックボックスがオンの場合、あらゆるシナリオ内のすべての計画品目に対して生成されたペギング情報がすべて LN により削除されます。 以下のポリシーをお勧めします。
ペギングシグナル ペギング関係を生成する場合、LN は問題を識別し、検出された問題を伝えるためのシグナルを生成します。詳細については、次を参照してください: ペギング例外メッセージ ネットチェンジペギング更新 再生実行またはネットチェンジ計画実行が 2 回にわたる場合、ペギング情報のネットチェンジ更新を複数回にわたって行うことができます。ネットチェンジペギング更新では、ペギング情報を迅速に更新することができます。ネットチェンジペギング更新を実行すると、LN で前回のペギング更新以降に品目構造、在庫処理、または計画オーダが変更された品目のみを対象にペギング情報が再計算されます。 LN で考慮される変更には、次の種類があります。
品目 - 計画 (cprpd1100m000) セッションのペギングのネットチェンジチェックボックスは、前の計画実行後に計画品目が変更したかどうかを表示します。LN は次のイベントが発生するとこのチェックボックスをオンにします。
LN でペギング関係を更新した場合、関連する計画品目のペギングのネットチェンジチェックボックスがオフになります。 ネットチェンジペギング更新を実行するには ネットチェンジペギング更新を実行するには、ペギング関係の生成 (cprrp0240m000) セッションのネットチェンジを実行チェックボックスをオンにします。 ペギング関係を参照するには ペギング関係をグラフィカルブラウザで参照するには、オーダペギングの参照 (cprrp0740m000) セッションを使用します。このセッションは、いろいろなオーダ関連セッションからズームして開始することも、またメニューから直接開始することもできます。 計画オーダ (cprrp1100m000) セッションからグラフィカルブラウザを開始するには、適切なメニューのペギング - 下流またはペギング - 上流をクリックします。
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