ワークロード管理 (制約に対する計画)品目のマスタ計画にワークロード管理 (WLC) を使用する場合、資材の制約または生産能力の制約、あるいはその両方が考慮されます。 資材の制約 資材の制約に対する計画というのは、計画品目の製造計画がクリティカル構成要素の利用性によって制約されることを意味します。
例
4 脚のテーブルを生産するとします。週 27 に 1003 脚が使用可能である場合、その週には 250 テーブルだけを生産することができます。 次の条件があてはまる場合、構成要素のみが計画の制約として考慮されます。
生産能力の制約 生産能力の制約に対する計画というのは、計画品目の製造計画がクリティカル資源能力の利用性によって制約されることを意味します。
例
椅子の生産プロセスにおける最終段階の所要時間が特定の資源で 2 時間かかるとします。このとき、その資源に対して週 29 で 101 時間の生産能力が使用可能である場合、その週に生産できる椅子は 50 脚だけです。 次の条件があてはまる場合、特定の資源での生産能力のみが計画の制約として考慮されます。
計画オプション ワークロード管理を使用した計画実行に対しては、次のオプションを使用できます。
マスタ計画の生成 (cprmp1202m000) セッションまたはマスタ計画 (品目) の生成 (cprmp1203m000) セッションで該当するチェックボックスをオンまたはオフにすることによって選択できます。 計画と再計画 一般に、計画品目が計画されるオーダは、各品目が属する計画単位のフェーズ番号に依存します。(計画品目が計画単位にリンクしていない場合には、品目それ自体のフェーズ番号を使用します。詳細は計画順序およびフェーズ番号を参照してください。 通常の計画オーダは、最も小さいフェーズ番号から開始し、最も大きいフェーズ番号で終了します。LN は、製造品目を計画してからその構成要素を計画するという方法で、フェーズ番号を割り当てます。この方法では、完成品から発生する依存需要は、その構成要素が計画されるときに考慮されます。 ただし、資材の制約を考慮する場合に問題が起きます。完成品の供給が計画され、クリティカル構成要素の利用性をチェックしなければならないときに、この構成要素の予想在庫がまだ更新されていません。 この問題を解決する方法として次の 2 つがあります。
第 1 の解決方法では、品目マスタ計画が定期的に更新されていることを想定しています。そのため、通常、既存の予想在庫の値は概して正確です。例については、反復のない計画例を参照してください。
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