標準ソフトウェア環境の手順の詳細標準ソフトウェア環境の手順の詳細 ステップ 1. 新しいパッケージ VRC を作成する この例では、カスタマイズ部門に専用のパッケージ VRC である tcB60O_a_cus を作成します。新しいパッケージ VRC は、LN の 「共通」 パッケージの標準ソフトウェアのパッチ/更新が含まれている tcB60U_a_stnd 更新パッケージ VRC から派生させる必要があります。
注意: Infor では、ツール (tt)、ツールアドオン (tl)、データディレクタ (da)、OpenWorld Middleware-enabling (tm)、およびニューテクノロジ (nt) を除いて、すべてのパッケージに固有の VRC を作成することをお勧めします。 ステップ 2. 新しいパッケージ VRC のソフトウェア構成要素を保存するディレクトリを新規作成する 新しい VRC のソフトウェア構成要素を保存できるランタイムディレクトリを作成します。パッケージ VRC ごとに、フォーム、メニューなどのディレクトリのパスを定義する必要があります。この例では、ランタイムディレクトリを ${BSE}/application ディレクトリに保存する必要があります。 この例では、新しいカスタマイズ VRC tcB60O_a_cus のソフトウェア構成要素のランタイムディレクトリを作成します。ランタイムディレクトリは ${BSE}/application ディレクトリに保存できます。 後の段階で、新しいカスタマイズ VRC のランタイムディレクトリの標準パッケージ VRC tcB60_a と更新 VRC tcB60U_a_stnd からソフトウェア構成要素をコピーできます。
注意: 新しいパッケージ VRC ごとにディレクトリを作成する必要があります。 ステップ 3. 新しいパッケージコンビネーションを作成する 新しいパッケージ VRC をリンクできるパッケージコンビネーションを作成する必要があります。この例では、パッケージコンビネーション b60oacus を作成します。パッケージコンビネーションの名前と説明、およびテーブルとドメイン定義の場所を指定する必要があります。 カスタマイズパッケージ VRC をリンクできるパッケージコンビネーションを作成するには:
ステップ 4. パッケージ VRC を新しいパッケージコンビネーションにリンクする 新パッケージ VRC を新しいパッケージコンビネーションにリンクする必要があります。 カスタマイズパッケージ VRC tcB60O_a_cus をカスタマイズパッケージコンビネーション b60oacus にリンクするには:
ステップ 5. 会社を新しいパッケージコンビネーションにリンクする LN の該当するデータを含む 1 つまたは複数の会社にパッケージコンビネーションをリンクする必要があります。一連の会社にパッケージコンビネーションをリンクすることもできます。 既存の 1 つの会社にのみ新しいパッケージコンビネーション b60oacus をリンクするには:
ステップ 6. ユーザを新しいパッケージコンビネーションにリンクする LN ソフトウェアをカスタマイズするユーザにパッケージコンビネーションをリンクする必要があります。ユーザが新しいパッケージコンビネーションにリンクしている場合は、ユーザのデフォルトの会社番号もこのパッケージコンビネーションにリンクされます。個別のユーザにパッケージコンビネーションをリンクすることもできます。 一連のユーザに新しいパッケージコンビネーション b60oacus をリンクするには:
ステップ 7. 開発者の権限を変更する ソフトウェア構成要素を作成またはカスタマイズできる開発者権限のあるユーザの場合は、新しいパッケージコンビネーションのパッケージ VRC の権限が与えられるように、ユーザプロファイルに関連付けられている開発者権限テンプレートを変更する必要があります。テンプレートは、LN の権限管理システム (AMS) で定義します。開発者権限の詳細については、「ユーザ管理」 を参照してください。 開発者権限テンプレートのパッケージ VRC を tcB60O_a_cus に変更します。
ステップ 8. Business Data Entities (BDE) のテストツールを初期化する このステップは、ビジネスオブジェクト (Business Data Entities) を作成/カスタマイズしてテストする場合に実行する必要があります。BOL テストツール - 公開レイヤ (tlbct3250m000) セッションでは、テスト履歴テーブルにテストデータを格納できるため、後からテストを再利用することができます。 このテストツールを使用できるようにするには、まずテストデータを保存する会社を指定する必要があります。
たとえば、これ以降に公開テストツールを開始すると、データが会社 300 から読み取られます。回帰テスト内で生成または読み取られたデータは会社 101 に保存されるか、会社 101 から読み取られます。 ステップ 9. 通常ユーザに新規またはその他の環境の権限を与える 開発者権限のない通常ユーザが新しい環境を使用できるようにするには、そのユーザデータを変更する必要があります。 通常ユーザのパッケージコンビネーションを b60oacus に変更するには:
これで新しいソフトウェア環境を使用できます。新しいユーザ設定を有効にするには、ユーザはいったんログオフして再びログオンする必要があります。
注意
また、ワンステップソフトウェア環境の手順を使用してソフトウェア環境を作成することもできます。この手順は簡単であり、標準ソフトウェア環境手順の場合と結果は同じです。ただし、標準ソフトウェア環境の手順で説明したセッションを使用して、作成したソフトウェア環境をメンテナンスする必要があります。
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