パッチのインポート (ttiex1284m000)

セッションの目的: パッチファイルの内容をLN 環境のパッケージ VRC にインポートします。

パッチは、セッションフォームプログラムスクリプトなどの構成要素の集まりです。

パッチをインポートするには:

  1. パッチファイルのパスを入力します。
  2. ソフトウェア構成要素をインストールするパスを入力します。このパスは、ソフトウェア構成要素のディレクトリ (ttadv1115m000) セッションでパスが定義されていない場合にのみ使用されます。
  3. インポートオプションを指定します。例: 既存の構成要素を上書きするかどうか、インストール後にダンプを削除するかどうかを指定します。
  4. インポートをクリックして、インポート処理を開始します。
重要

このセッションは、パッチコード (ttiex4500m000) セッションで作成したパッチをインポートするためだけに使用します。このセッションは、「製品のメンテナンスと管理 (PMC)」 モジュールで作成したパッチのインポートには使用しないでください。PMC ソリューションをインポートするには、ソリューション/パッチのインストール (ttpmc2205s000) セッションを使用します。

PMC の詳細については、以下を参照してください。

 

パス名パッチファイル
パッチファイルを保存するファイル名を含むパス
ランタイムディレクトリのパス
フォーム、オブジェクト、メニューなどのソフトウェア構成要素がインストールされるパス。

このパスは、ソフトウェア構成要素のディレクトリ (ttadv1115m000) セッションでパスが定義されていない場合にのみ使用されます。

デフォルトのパスは ${BSE}/application です。

抽出のみ
このチェックボックスがオンの場合、パッチファイルの構成要素が、抽出先パスフィールドで指定したフォルダに抽出されます。パッチはインストールされません。

抽出は、パッチにどの構成要素が含まれているかチェックする場合に便利です。抽出されたファイルの 1 つである "dump.l" にすべての構成要素のリストが取り込まれます。同じリストがパッチの内容リスト ("<パッチファイル名>.content" ファイル) にも保存されます。パッチが作成されると、内容リストが自動的に生成されます。

抽出先パス
抽出のみチェックボックスがオンの場合に、パッチファイルの構成要素が抽出される抽出先フォルダ。

このフォルダには、構成要素のエクスポート元のパッケージ VRC と同じ名前のサブフォルダが含まれています。このサブフォルダには、以下のファイルが含まれます。

  • components: 抽出されたファイルの名前が一覧表示されます。
  • dump.e: 発生したエラーに関する情報が含まれます。
  • dump.l: パッチ内にあるソフトウェア構成要素のリストが含まれます。
  • dump <短縮形> 01.Z。これは、エクスポートされたソフトウェア構成要素が含まれる圧縮ファイルです。短縮形には、英字が使用されます。エクスポート処理に選択されている構成要素に応じて、さまざまなファイルが生成されます。ファイル名の例は、dump d 01.Z (ドメイン)、dump f 01.Z (フォーム)、dump s 01.Z (ソース) です。
上書き
対象パッケージ VRC にすでに構成要素が存在している場合に、構成要素を上書きする必要があるかどうかを示します。
配置を上書き
ドメインの配置および長さを上書きできるかどうかを示します。ドメインの配置/長さは、コード配置の更新 (ttadv4107m000) セッションで変更できます。

例: "tcitem" (品目コード) ドメインは現在右揃えです。インポートされたダンプファイルには、カスタマイズされた左揃えの "tcitem" ドメインが含まれています。

  • このチェックボックスがオンの場合、カスタマイズされたドメインによって既存の "tcitem" ドメインが上書されます。
  • このチェックボックスがオフの場合、カスタマイズされた "tcitem" ドメインはインポートされません。

配置または長さを変更してドメインをインポートする場合は、ランタイムデータディクショナリへの変換 (ttadv5215m000) またはランタイムデータディクショナリの作成 (ttadv5210m000) セッションでテーブルを再構成する必要があります。

インストール後にパッチファイルを削除
このチェックボックスがオンの場合、 ツールはインストール後パッチファイルを削除します。

このチェックボックスをオフにした場合は、インストール後にパッチファイルを再利用できます。パッチファイルがそれ以上必要でなければ、オペレーティングシステムを介して削除できます。

別のパッケージ VRC へソフトウェア構成要素を書込
このチェックボックスがオンの場合、ソフトウェア構成要素のインポート先のパッケージ VRC を指定できます。

このチェックボックスがオフの場合、エクスポート元の VRC と同じコードの VRC に構成要素がインポートされます。対象環境にこのような VRC が存在しない場合は、まず新 VRC が生成された後、その新 VRC に構成要素がインポートされます。

例: パッチファイルには、開発サーバ上の "tc B61O a dsgn" VRC からエクスポートされたソフトウェア構成要素が含まれています。パッチファイルは、別のサーバ上の LN 環境にインストールする必要があります。この環境には、"tc B61O a dsgn" VRC がないとします。

  • このチェックボックスをオンにした場合、構成要素のインポート先となる既存の "tc" VRC を指定できます。
  • このチェックボックスをオフにした場合、新しい "tc B61O a dsgn" VRC が生成され、この VRC に構成要素がインポートされます。この VRC は新たに生成された VRC であるため、どのパッケージコンビネーションともリンクしていません。このため、新しいソフトウェアを実行するには、あらかじめパッケージコンビネーションの派生パスにこの VRC を取り込んでおく必要があります。
注意

パッチコード (ttiex4500m000) セッションでは、パッチの作成中に対象 VRC が指定されている場合、このチェックボックスおよびその対象 VRC が自動的に選択されます。自動的にオンになった場合には、このチェックボックスをオフにできません。

VRC
構成要素のインポート先のパッケージ VRCバージョン パッチコード (ttiex4500m000) セッションでは、パッチの作成中に対象 VRC が指定されている場合、この VRC が自動的に選択されます。
VRC
構成要素のインポート先のパッケージ VRCリリース パッチコード (ttiex4500m000) セッションでは、パッチの作成中に対象 VRC が指定されている場合、この VRC が自動的に選択されます。
VRC
構成要素のインポート先のパッケージ VRC顧客コード パッチコード (ttiex4500m000) セッションでは、パッチの作成中に対象 VRC が指定されている場合、この VRC が自動的に選択されます。