共有メモリデータ (ttaad4156m000)

セッションの目的:  パッケージコンビネーションごとに、共有メモリにロードする必要のあるレポートオブジェクトまたはプログラムオブジェクトの一覧をメンテナンスします。

このセッションは廃止予定の既存の共有メモリデータ (非推奨) (ttaad4150m000) セッションに代わるものです。

注意

マニュアルで共有メモリにオブジェクトを追加するほかに、適切なメニューのコマンドを使用して、データディクショナリ (DD) およびオブジェクト測定データからオブジェクトをインポートすることができます。詳細は、フォームコマンドの説明を参照してください。

移行

このセッションで共有メモリデータとして定義されているオブジェクトがない場合は、定義済オブジェクトを廃止予定の 共有メモリデータ (非推奨) (ttaad4150m000) セッションから移行することができます。

現行の (共有メモリデータ (ttaad4156m000)) セッションを開始するときに、まだオブジェクトが何も定義されていない場合には、次の質問が表示されます。

Do you want to import all objects as defined in session Shared Memory Data (ttaad4150m000)?

はいをクリックすると、移行プロセスで、廃止予定の共有メモリデータ (非推奨) (ttaad4150m000) セッションから現行の共有メモリデータ (ttaad4156m000) セッションへすべてのオブジェクトがコピーされます。

注意
  • 廃止予定の共有メモリデータ (非推奨) (ttaad4150m000) セッションで指定されているオブジェクトの VRC が、パッケージコンビネーションに直接リンクしている場合 (パッケージコンビネーション別パッケージ (ttaad1121m000) セッションを参照)、オブジェクトはこのパッケージコンビネーションにリンクされます。
  • 移行では、取得済共有メモリ (ttaad4155m000) セッションで定義された取得済メモリ設定に関わらず (存在する場合)、すべてのデータがコピーされます。
  • 廃止予定の共有メモリデータ (非推奨) (ttaad4150m000) セッション内のデータは、削除されることはありません。
  • 移行処理に関する情報は、${BSE}/log フォルダ内の log.shm_conv ログファイルに保存されます。
  • 適切なメニューには、共有メモリデータを移行するコマンドが備えられています。前述の制限事項に従うと、このオプションが有効になるのは、現行の共有メモリデータ (ttaad4156m000) セッションで共有メモリデータとしてオブジェクトが何も定義されていない場合だけです。

 

パッケージコンビネーション
オブジェクトのリストが属するパッケージコンビネーション
注意

ツールオブジェクト (パッケージ tt および tl のオブジェクト) は、1 つのパッケージコンビネーションに属するわけではないので、ダミー <空白> パッケージコンビネーションに格納されます。したがって、共有メモリにロードするツールオブジェクトのリストを作成するには、このフィールドを空白にします。

共有メモリへのテーブル定義
パッケージコンビネーションのテーブル定義およびドメインを、共有メモリにロードする必要があるかどうかを示します。このフィールドは、パッケージコンビネーション (ttaad1120s000) セッションの共有メモリへのテーブル定義フィールドと技術的、機能的に同じです。
注意
  • このフィールドは読取専用です。ただし、パッケージコンビネーションにオブジェクトが定義されていない場合に限り、パッケージコンビネーション (ttaad1120s000) セッションでこの値を変更することができます。
  • パッケージコンビネーションに 1 つ以上のオブジェクトが定義されている場合は、このチェックボックスが自動的にオンになります。
  • パッケージコンビネーション (ttaad1120s000) セッションは適切なメニューから開始できます。
取得済
パッケージコンビネーション用に共有メモリデータで取得された合計メモリ量 (MB 単位)

取得済共有メモリを定義するには、取得をクリックします。取得済共有メモリ (ttaad4155m000) セッションが開始されます。セッションの目的:  パッケージコンビネーションごとに取得済メモリを指定します。

実際
すべてのオブジェクトのメモリ使用量合計 (MB 単位)。パッケージコンビネーション用の共有メモリ中で固定とマークされたオブジェクトも含まれます。

実際のメモリ使用量が取得済メモリの量を超えると、取得済メモリの後ろにアスタリスク (*) 記号が表示されます。

固定
パッケージコンビネーション用の共有メモリ中で、固定とマークされたオブジェクトすべてのメモリ使用量合計 (MB 単位)
オブジェクト
オブジェクトの名前

この名前のフォーマット: [パッケージコード]モジュールコード]オブジェクトコード]

タイプ
オブジェクトのタイプ。「プログラムオブジェクト」 または 「レポートオブジェクト」 があります。
サイズ
共有メモリ中のオブジェクトの推定サイズ (バイト単位)
固定
このチェックボックスがオンの場合、 計測からのオブジェクトのインポート (ttaad4255m000) セッションを、残りの取得済メモリを、最多回数のオブジェクトに使用するチェックボックスをオンにして実行するときに、オブジェクトは共有メモリデータから削除されません。

このチェックボックスがオンの場合、 計測からのオブジェクトのインポート (ttaad4255m000) セッションを、残りの取得済メモリを、最多回数のオブジェクトに使用するチェックボックスをオンにして実行するときに、オブジェクトは共有メモリデータから削除されます。

 

取得
取得済共有メモリ (ttaad4155m000) セッションを開始します。
共有メモリデータからオブジェクトをインポート
共有メモリデータを、廃止予定の共有メモリデータ (非推奨) (ttaad4150m000) セッションから現行の共有メモリデータ (ttaad4156m000) セッションにコピーします。

このオプションが有効になるのは、現行セッションで共有メモリデータとして定義されているオブジェクトが存在しない場合だけです。詳細については、移行を参照してください。

Import Objects from DD
Import Objects from Measurement
Package Combinations
パッケージコンビネーション (ttaad1120s000) セッションを開始します。
オブジェクトサイズの再計算
オブジェクトが共有メモリデータとして保存されます。ただし、オブジェクトサイズは静的なプロパティではありません。したがって、このコマンドを使用して、パッケージコンビネーション用の共有メモリ中にあるオブジェクトのサイズを計算できます。
ランタイムに変換
共有メモリデータをランタイムに変換します。

この手順は、廃止予定の共有メモリデータ (非推奨) (ttaad4150m000) セッションで使用されている手順と同じです。ただし、ランタイムに変換コマンドを実行できるのは、システム (ttaad0550m000) セッションでマスタアプリケーションサーバ (MAS) として定義されているホスト上だけです。ホストが MAS でない場合は、ランタイムに変換コマンドは無効になります。

ツールプログラムドメイン、テーブル定義、およびオブジェクト (パッケージ 「tl」 および 「tt」 の構成要素) は、直接パッケージコンビネーションに関連付けられることはありません。したがって、これらは最初にダンプされたパッケージコンビネーションで、1 回だけダンプされます。