製造での原価構成要素

原価構成要素は、次の用途にも使用されます。

• 見積の製造オーダ原価と実際の製造オーダ原価の比較
• 製造差異の提示

原価構成要素コードは、原価構成要素 (tcmcs0148m000) セッションで定義して、次のいずれかの原価タイプに割り当てます。

• 作業費
• 材料費
• 付加費用
• 一般費用
• 適用なし

1. 標準原価体系詳細 (ticpr0110m000) セッションで、構成要素タイプが総計、原価タイプが作業費、材料費、付加費用、一般費用 の 4 つの原価構成要素を定義します。

   総計原価構成要素は、品目および原価タイプの合計金額を表します。

2. 標準原価体系詳細 (ticpr0110m000) セッションで、構成要素タイプが集計、原価タイプが作業費、材料費、付加費用、一般費用の 4 つの原価構成要素を定義します。

   体系で集計フィールドで Yes を選択します。

   注意: 詳細タイプの原価構成要素、または体系で集計が No に指定された集計を指定しない場合、すべての原価は、体系で集計が Yes の原価構成要素で分類されます。

3. 標準原価体系詳細 (ticpr0110m000) セッションで、体系で集計が No および詳細となっている集計タイプの原価構成要素を定義します。

   注意: このステップはオプションです。

原価構成要素体系が有効であると判断するには、次の所要を満たす必要があります。

• 体系に、作業費、材料費、付加費用、一般費用タイプの 4 つの総計原価構成要素が含まれていること
• 体系に、体系で集計が Yes に指定された、作業費、材料費、付加費用、一般費用タイプの 4 つの 集計原価構成要素が含まれていること

製造品目の製造時に、あらゆる原価はリンク先の原価構成要素に記帳されます。次に示す原価構成要素は、完成品の原価構成要素構造内の原価構成要素とは異なる場合があります。

• 作業費は、作業費レート (ticpr1150m000) セッションで定義された原価構成要素に記帳されます。
• 材料費は、資材の原価構成要素に記帳されます。原価構成要素は、品目在庫 - 原価詳細 (whwmd2517m000) セッションで表示できます。
• 付加費用は、品目付加費用 (ticpr1110m000) セッションで定義された原価構成要素に記帳されます。