調整仕訳帳

LN では、資産の原価、減価償却累計額、減価償却方法、または耐用年数を調整するごとに、仕訳作成のデータが確認されます。行う調整のタイプに応じて、異なる仕訳が行われます。

  • 原価が増加する調整の場合は、資産勘定科目が借方記入され、資本累計勘定科目が貸方記入されます。
  • 原価が減少する調整の場合は、資産勘定科目が貸方記入され、資本累計勘定科目が借方記入されます。
  • 減価償却累計額が増加する調整の場合は、資産配分のラインごとに、減価償却累計額勘定科目が貸方記入され、減価償却費勘定科目が借方記入されます。
  • 減価償却累計額が減少する調整の場合は、資産配分のラインごとに、減価償却累計額勘定科目が借方記入され、減価償却費勘定科目が貸方記入されます。
  • 資産耐用年数を遡及調整する場合は、調整によって資産耐用年数が延長するか短縮するかに応じて、差分の減価償却累計額勘定科目が借方または貸方記入され、差分の減価償却費勘定科目が貸方または借方記入されます。今後の資産耐用年数について調整を行う場合は、仕訳は行われません。
  • 減価償却方法を調整する場合は、加えられた変更に応じて、減価償却費勘定科目が借方または貸方記入され、減価償却累計額勘定科目が貸方記入されます。

たとえば、当初の入力の誤りを是正するため、LP ガスフォークリフトの原価を $75,000 から $77,500 に増加するとします。次のような仕訳が行われます。

仕訳帳番号 4040

勘定科目

固定資産機械および設備 ‐ なし ‐ なし 2,500 借方

取得資産機械および設備 ‐ なし ‐ なし 2,500 貸方

この調整は資産の稼働日から有効となっているため、減価償却累計額とそれに関連する減価償却費も調整されます。これらの変更に関しては新しく減価償却への仕訳が行われます。

調整仕訳帳に使用された勘定科目は、統合体系または取引スケジュール内に保存されます。仕訳帳が作成されると、関連する勘定科目と期間の検証が実行され、入力が正しいか確認されます。仕訳を入力しないチェックボックスがオンになっている場合、仕訳帳は作成されません。

注意

会社間勘定科目では、減価償却の修正を必要とする調整についてさらに仕訳が行われます。