データアクセス層 (DAL) を使用したインポートインポートモジュールでは、データアクセス階層 (DAL) を介してインポートすることができます。つまり、データをインポートするときに、プログラミングをいっさい行わずに、DAL に指定されたすべてのロジックを適用できます。これによって、インタフェース開発のコストを削減することができます。これは、DAL でプログラミングされた制約チェック、整合性チェック、および副次的な影響 (その他のテーブルの更新など) に対して、条件スクリプトを書き出す必要がないからです。DAL を使用するには、交換テーブル関係 (インポート) に関するチェックボックスを 1 つ以上オンにするだけです。 DAL をテーブル関係に使用して、テーブルのデータをインポートすると、関数 dal.new、dal.update、および dal.destroy が、db.insert、db.update および db.delete の代わりに使用されます。つまり、これらの DAL 関数に含まれる機能はすべて、データのインポート時に実行されます。テーブル関係 (インポート) (daxch0121s000) セッションでの設定に応じて、DAL プロパティチェックと DAL 2 フィールド依存情報が実行される場合とされない場合があります。あるテーブルの作成に DAL を使用し、その他のテーブルに DAL を使用しないという組み合わせが可能なので、インポートバッチに両タイプのテーブル関係を同時に含めることができます。DAL を介したインポートは、監査または指標にもとづいたインポート (挿入、更新、削除) およびフルインポート (挿入のみ) の両方で機能します。
注意
DAL に関する設定 (DAL を使用する必要があるかどうか、および DAL プロパティチェックと DAL 2 フィールド依存情報を実行する必要があるかどうか) は、ランタイムの様相です。つまり、これらの設定を変更する場合に、インポートプログラムを生成する必要はありません。そのため、DAL に関する設定がバッチ行レベルでログテーブルに記録され、インポートが実行された時点での設定をチェックすることができます。 エラーレポート インポート時に、DAL の使用によるエラーが通常どおりにレポートされます。また、DAL から返されたフックエラーもログに記録されます。DAL で複数のエラーメッセージを設定できますが、最初のエラーのみがログに記録されます。DAL エラーが発生すると、データベースエラーの場合にデータベースエラーと記述がログに記録されるのと同じ方法で、エラーメッセージコードと記述の両方がログに記録されます。
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