ローリングシナリオの使用

シナリオがシナリオ (cprpd4100m000) セッションでローリングシナリオとして定義される場合、LN は定期的にシナリオ全体を特定の間隔で前方にシフトします。

ダイアグラム

次のダイアグラムはローリング手順を図示しています。この例では、ローリング頻度は 7 日間です。

シナリオのロール方法

シナリオの初期化、ロール、および更新 (cprpd4200m000) セッションを使用してシナリオをロールします。ロールする必要のあるシナリオを選択すると、LN が次のように自動的にそのシナリオを完全に更新します。

マルチサイトシナリオがロールされると、LN がそのマルチサイトシナリオに属するローカルシナリオもすべてロールします。

ロールする必要がある指定されたシナリオを決定するために、現在の日付と参照日フィールドの日付の差を計算して、整数に切り捨てます。現在の日付が参照日にローリング頻度を加えたものより大きい場合、シナリオをロールする必要があります。

例

差は 5.8 日でローリング頻度は 6 日間です。

現在の日付と参照日の差が 5.8 日の場合、5 日に切り捨てられ、シナリオはロールされません。

シナリオがロールされると、ローリング頻度により指定された日数を古い日付に加えることによってシナリオ (cprpd4100m000) セッションの参照日フィールドの日付が調整され、指定された時間が保持されます。

例

参照日が 2010 年 11 月 4 日午前 8 時 29 分で、かつローリング頻度が 5 日の場合、新しい参照日は 2010 年 11 月 9 日午前 8 時 29 分になります。

シナリオの開始日/終了日フィールドも更新されます。この更新は計画期間日に影響を与えます。これらは、シナリオにあるすべての品目マスタ計画およびチャネルマスタ計画で更新されます。

計画期間の長さが一致しないことがあるため、マスタ計画データを新しい計画期間に再分配する特定の手順が必要です。

LN がローリングシナリオのマスタ計画数量 (例: 製造計画数量) を関連計画期間の暦日に分散します。この分散は会社のカレンダーに基づきます。詳しい説明は暦日にマスタ計画数量を分配するにはを参照してください。
LN がそれぞれの日別数量を新しい計画期間に総計します。

注意

シナリオがロールされる場合は、新しい参照日の保存時に時間は調整されません。デフォルト時間 00:00:00 が維持されます。