品目 - 倉庫管理 (whwmd4100s000)

セッションの目的: 品目倉庫データを表示およびメンテナンスします。

倉庫管理に使用されるすべての品目、または倉庫オーダに表示可能なすべての品目には、このセッションにレコードがあります。

このセッションは、品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000) セッションから開始できます。

このセッションのデフォルト値は、品目 - 倉庫管理デフォルト (whwmd4501m000) セッションで定義できます。

 

一般
品目
品目コード
一般
品目タイプ
品目の分類。たとえば、購買品目、製造品目または設備品目であるかどうかを識別できます。品目のタイプに応じて、特定の機能のみがこの品目に適用されます。
品目グループ
類似の特徴を持った品目グループ。各品目は特定の品目グループに属しています。品目グループは品目タイプと組み合せて使用し、品目デフォルトを設定します。
品目評価グループ
在庫評価目的で品目をグループ化するために使用するエンティティ。品目評価グループを定義するには、品目評価グループに加える品目に品目評価グループコードをリンクする必要があります。たとえば、品目評価グループと倉庫評価グループは、それぞれのグループ内の品目と倉庫を評価する在庫評価方法にリンクします。
検索キー
検索キーは、品目を検索する別の方法です。
梱包定義
梱包定義のコードこれは、品目のデフォルト梱包定義です。

品目が挿入される前の時点では梱包定義を挿入できないため、品目を最初に挿入するときに、このフィールドは無効になっています。品目を入力および保存した後で、品目 - 梱包定義 (whwmd4130m000) セッションにズームして、該当の品目に対する梱包定義を作成および選択することができます。

引当レベル
現在の倉庫に保管されている現在の品目の在庫引当レベルデフォルト値は在庫約定 (whinp2100m000) セッションの引当レベルフィールドから取得されます。

構成可能購買品目では、引当レベル物的品目として扱われます。構成可能購買品目を入庫するときに、扱い単位が生成され、オプションリスト ID および引当を含む仕様が、扱い単位に保存されることを意味しています。詳細は、次の情報を参照してください:

梱包指示書
このチェックボックスがオンの場合、該当の梱包定義に対する梱包指示書が存在します。

梱包指示書を作成するには、[テキスト] ボタンをクリックしてエディタを起動し、表示されるダイアログで作成をクリックします。

危険物
このチェックボックスがオンの場合、その品目は危険です。この情報は、保管および輸送の際に重要です。
リスク分類
危険資材に適用されるリスクの分類。このフィールドは、危険物チェックボックスがオンの場合にのみ使用できます。

このフィールドは、データを選択して倉庫オーダモジュールで、国内貨物委託状、CMR、貨物の伝票、および在庫データを出力するために使用されます。

循環棚卸から除外
このチェックボックスがオンの場合、 循環棚卸の場合に品目/倉庫の組合せが無視されます。
ゼロ在庫の場合
ストックポイントの登録済在庫がゼロになった場合に循環棚卸データを処理する必要がある、基準となる値を指定します。

次の循環棚卸値が利用可能です。

  • 強制循環棚卸: 既存の循環棚卸データをメンテナンスします。

    システム在庫がゼロになった場合、このオプションを使用してストックポイントの循環棚卸を強制実行します。強制循環棚卸の値を選択すると、循環棚卸データ (whinh5140m000) セッションの強制循環棚卸チェックボックスが自動的にオンに設定されます。

  • 標準循環棚卸: 既存の循環棚卸データをメンテナンスします。

    このオプションを使用して、週次棚卸間隔グループボックスに指定されている循環棚卸間隔に基づき、循環棚卸を実行します。

  • 循環棚卸なし: 有効な循環棚卸オーダがストックポイントにない場合、既存の循環棚卸データは削除されます。

    このオプションを使用して、ストックポイントのゼロの循環棚卸データを削除します。循環棚卸データは、ストックポイント在庫 (whinr1540m000) セッションのレコードが削除されるときに、削除されます。

注意
  • フィールドのデフォルト値は品目 - 倉庫管理デフォルト (whwmd4501m000) セッションから取得されます。

  • 循環棚卸から除外チェックボックスがオンで、デフォルト値が循環棚卸なしに設定されている場合に、フィールドは無効化されます。

履行計画を使用
このフィールドにより、倉庫 - 品目 (whwmd2510m000) 詳細セッションの履行計画を使用チェックボックスのデフォルト値が決まります。

関連トピック

所有権
登録レベル

このフィールドのデフォルト値は品目 - 倉庫管理デフォルト (whwmd4101s000) セッションから取得されます。

次の制約がこのリストの値に適用されます。

  • 現在の品目が保管場所管理されている場合、リスト値の保管場所を使用できます。
  • 扱い単位が倉庫管理パッケージで使用されている場合、つまりマスタデータパラメータ (whwmd0100s000) セッションで使用中の扱い単位チェックボックスをオンにした場合、リスト値の物的品目を使用できます。
  • 現在の品目が保管場所管理されていて、かつマスタデータパラメータ (whwmd0100s000) セッションの使用中の扱い単位チェックボックスがオンの場合、リスト値の物的品目および保管場所を使用できます。
出庫優先順位

このフィールドのデフォルト値は品目 - 倉庫管理デフォルト (whwmd4101s000) セッションから取得されます。

リスト値の非所有在庫優先は、カスタマイズされていない標準オーダ (STO) 品目である製造品目購買品目一般品目に適用可能です。カスタマイズされた標準オーダ (STO) 品目の場合は、値フリーを選択します。ただし、登録レベルフィールドの値が倉庫である場合、この値は使用できません。

倉庫への返品の所有権
このフィールドにより、製品の返品オーダの所有権を処理する方法が決まります。製造オーダでは、取引先は不明です。このため、製造は契約を読み取ることができません。その代わり、製造は現在のフィールドからデフォルト値を取得します。次の値を使用できます。所有権
差異
在庫差異の自動処理
このチェックボックスがオンの場合、 在庫差異が自動的に処理されます。
在庫
保管データ
管理済保管場所
このチェックボックスがオンの場合、品目が保管場所管理されます。

保管場所管理できるのは、購買品目と製造品目だけです。

デフォルト供給システム
デフォルト供給システムこのフィールドの値は、品目 - 倉庫管理デフォルト (whwmd4101s000) セッションから取得されます。

デフォルト供給システムを選択するか、値倉庫デフォルトを適用を使用して、倉庫のデフォルト供給システムを使用する必要があることを指定できます。倉庫 (whwmd2500m000) セッションで倉庫のデフォルト供給システムを指定できます。

注意

工具品目にはフィールドを使用できません。

指定可能な値

供給システム

  • なし: 購買構成可能品目に使用されます。

  • カンバン: フロア在庫品目に使用されます。カンバンは、外部カンバン管理品目には使用されません。

  • オーダ管理/個別供給: 部分組立品に使用されます。

  • オーダ管理/バッチ供給オーダ管理/SILS 供給およびオーダ管理/個別供給: 製造が導入されているときに使用されます。

  • オーダ管理/SILS 供給: 製造の組立管理が導入されているときに使用されます。

製品組立キット部品
このチェックボックスがオンの場合、品目を、製品に基づく組立キットの一部として使用できます。
フロア在庫
このチェックボックスがオンの場合、その品目はフロア在庫品目です。

フロア在庫品目は、オーダ内容に含まれません。したがって、工程管理でも組立管理でも、これらの品目に対するバックフラッシュなどの処理は行われません。

ただし、フロア在庫品目がオーダ内容の一部である場合もありますが、この場合にもフロア在庫品目に対して処理は実行されません。

これは、作業指示書を出力するとき、および次の条件に当てはまる場合に発生します。

  • その品目が作業指示書の一部である場合
  • 部品表 (tibom1110m000) セッションで、対象の品目に対してオーダ文書に出力チェックボックスがオンになっていることを確認します。

次の場合、品目をフロア在庫として保管できます。

  • 品目に対応する保管費用が少ない場合
  • 品目が工程に存在する場合
  • 出庫をマニュアル入力できない場合

フロア在庫品目の供給システムは、カンバンのみに限定されます。供給システムは、倉庫 - 品目 (whwmd2110s000) 詳細セッションで選択できます。

このチェックボックスがオフの場合、原価計算は実際の使用に基づいて行われます。

保管費用
保管費用は、ある品目の棚卸単位 1 つを 1 年間保管する費用です。保管費用には、金利、保管スペース、リスクなどが含まれます。

指定可能な値

最小: 0

最大: 9999999.9999

注意

保管費用は、経済発注量の計算 (キャンプ) (whina2201m000) セッションで使用されます。

保管費用
保管費用を表す通貨。これは、その会社の参照通貨になります。
保管検査の頻度
この品目に対する保管検査の頻度を日数で表します。

指定可能な値

最小: 0

最大: 999

デフォルト

0

定期循環棚卸を生成できます。生成する場合、このフィールドの値がゼロではない品目だけが対象になります。

寸法
長さ 
品目の長さ
長さ
品目の長さの計測に使用される単位このフィールドのデフォルト値はマスタデータパラメータ (whwmd0100s000) セッションの長さの単位から取得されます。
品目の幅
高さ
品目の高さ
フロアスペース
ある品目が占有するフロアスペース。フロアスペースは、品目長さ の積です。
単位
コンテナのフロアスペースを表す単位。このフィールドのデフォルト値は、単位のディメンション関係 (tcmcs1101m000) セッションで定義される派生面積単位から取得されます。
容積
ある品目が占有する容積。容積は長さ 、および高さの積です。
単位
コンテナの容積を表す単位。このフィールドのデフォルト値は、単位のディメンション関係 (tcmcs1101m000) セッションで定義される派生容積単位から取得されます。
重量
品目の重量
単位
品目の重量を表す単位
出庫データ
滞留率
品目を滞留品目として指定できる上限

この値は、品目の回転率に基づいて計算されます。それぞれに滞留率が割り当てられた回転率 (上限) の範囲が存在します。

滞留在庫分析の実行 (whina6220m000) セッションでは、この情報を使用して品目に正しい滞留率を割り当てます。

回転率は、次のように求められます。

回転率 = 年間使用量 ÷ 手持在庫
年間出庫予定
年間出庫予定は、1 年間に使用 (出庫) されると予測される品目の数量を棚卸単位で表したものです。

指定可能な値

最小: 0

最大: 999999999.9999

デフォルト

0

3 期までの使用履歴で品目の ABC 分析を実行するために、ABC 分析の実行 (whina6210m000) セッションで年間出庫予定が使用されます。

年間出庫予定は、経済発注量の計算 (キャンプ) (whina2201m000) セッションでも使用されます。

年間出庫予定は、需要予測の計算 (whina2202m000) セッションで更新されます。

年間出庫予定
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。

棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。

予測方法
予測方法によって、次の期間における該当品目の予測需要の予測方法が決定されます。
  • 移動平均
  • 指数平滑法
  • 前年計算 (需要の見積として前年の計算を使用)
  • 最終期間需要 (逐次期間の予測として、直前の期間の需要を使用)

これらの方法は、あらかじめ予測方法 (whina2100m000) セッションで定義しておく必要があります。予測方法は、需要予測の計算 (whina2202m000) セッションでのみ使用されます。予測方法は、次の項目の計算に使用されます。

活動基準原価計算コード
活動基準原価計算コードは、年間販売量に対する各品目の貢献度を示します。A 品目は貢献度が高い品目、C 品目は貢献度が低い品目です。
マニュアル ABC コード
このチェックボックスがオンの場合、 活動基準原価計算コードフィールドに活動基準原価計算コードがマニュアルで入力されています。ABC 分析の実行 (whina6210m000) セッションで適切なオプションが選択されていない場合には、計算および上書きは行われません。

このチェックボックスがオフの場合、 活動基準原価計算コードフィールドにマニュアルで入力されていません。つまり、システム内で生成されたか、未計算です。活動基準原価計算コードは、ABC 分析の実行 (whina6210m000) セッションによって計算されます。

出庫方法
出庫方法
最初に出庫する品目が決定される方法
注意
  • 出庫方法を変更するには、新出庫定義 (whwmd3202m000) セッションを使用します。
  • 品目のタイプがサービスまたは原価の場合、出庫方法は保管場所別でなければなりません。

指定可能な値

  • LIFO
    後入れ先出し (LIFO) システムを使用して需要を決定すると、在庫日付が最も新しい在庫から先に出庫されます。
  • FIFO
    先入れ先出し (FIFO) システムを使用して需要を決定すると、在庫日付が最も古い在庫から先に出庫されます。
  • 保管場所別
    保管場所別出庫システムを使用して需要を決定すると、該当する保管場所の出庫優先順位に基づいて在庫が出庫されます。在庫日付は考慮されません。保管場所のある倉庫および保管場所のない倉庫に、「保管場所別」 の方法を使用することができます。
警告

先入れ先出し (FIFO) と後入れ先出し (LIFO) を 「保管場所別」 の方法と比較すると、「保管場所別」 よりも、先入れ先出し (FIFO) または後入れ先出し (LIFO) を使用するほうがレコード数が相当多くなることがあります。この理由は、先入れ先出し (FIFO) または後入れ先出し (LIFO) の場合、入庫が在庫日付別にストックポイント在庫に保管されるためです。ストックポイント在庫は、ストックポイント在庫 (whinr1540m000) セッションに表示されます。

たとえば、特定の品目が別々の日付に特定の倉庫に 5 回入庫した場合、それらの入庫はストックポイント在庫 (whinr1540m000) セッションで在庫日付が異なる別々の 5 つのエントリとして登録されます。「保管場所別」 を使用した場合は、品目が同じ保管場所に保管されていれば、上記の入庫が 1 つのエントリとして登録されます。

パフォーマンスの様相

これらの出庫方法を使用すると、システムのレコード数がかなり増加し、システムのパフォーマンスに影響することがあります。出庫方法を使用しても、データが増えすぎたり、システムのリソースを使用しすぎたりしないようにする方法については、出庫方法

保存期間
保存期間
品目の保存期間を表す時間単位
保存期間 [期間]
保存期間は、該当の品目を在庫に保持できる時間の長さを示します。

指定可能な値

最小: 0

最大: 999

不合格処理
倉庫検査時に不合格となった品目の処分に使用された方法。このフィールドは、未処理の検査ラインが存在する場合でも調整できます。

指定可能な値

不合格処理

関連トピック

処分期限リードタイム
企業計画、時系列オーダポイント、またはSICを使用した計画で隔離検査在庫が利用可能になるデフォルトの日付と時刻。処分リードタイムは、在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションの計画に利用可能フィールドで期日別が選択されている場合に適用されます。

関連トピック

処分期限リードタイム
処分リードタイムに使用する時間単位

関連トピック

事前マイナス在庫
在庫不足での出庫勧告の作成
このチェックボックスがオンの場合、在庫が不足しているときでも出庫勧告が作成されます。
注意

このオプションを使用できるのは、在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションの事前マイナス在庫チェックボックスがオンの場合だけです。

オーダ済以外のマイナス在庫の使用
このチェックボックスがオンの場合、在庫が不足しているか、またはオーダ済のときに、ピッキングリストラインの確認がブロックされません。
注意

このオプションを使用できるのは、在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションの事前マイナス在庫チェックボックスがオンの場合だけです。

識別
ロット
ロット追跡
このチェックボックスがオンの場合、品目のロットが倉庫管理で追跡されます。

このチェックボックスをオンにできるのは、品目がロット管理されている場合だけです。品目がロット管理されるのは、品目 - 一般 (tcibd0501m000) セッションのロット管理チェックボックスがオンになっている場合です。

関連トピック

在庫中ロット
このチェックボックスがオンの場合、完全なロット管理機能が利用可能です。このチェックボックスがオフの場合、ロットと倉庫の組合せごとの在庫および保管場所は記録されません。詳細は、次の情報を参照してください: ロット管理 (在庫外)

このチェックボックスをオンにできるのは、品目がロット管理されている場合だけです。品目がロット管理されるのは、品目 - 一般 (tcibd0501m000) セッションのロット管理チェックボックスがオンになっている場合です。

有効化構成は在庫中ロットに依存するため、この品目で有効化構成が使用されている場合は、このチェックボックスをオフにすることはできません。

このチェックボックスがオンの場合、多量シナリオに使用される次の各フィールドは読取専用に設定され、各フィールドの値は適用なしになります。

  • 直送のロット入力
  • 入庫時ロット入力
  • 転送時ロット入力
  • 完成状態のロット出庫を登録
注意

品目が有効化構成でもある場合にのみ、製造品目についてこのフィールドがデフォルトでオンになります。

関連トピック

ロット価格
このチェックボックスがオンの場合、 在庫評価方法ロット価格 (ロット) を使用できます。

このチェックボックスをオンにできるのは、次の条件に当てはまる場合です。

  • 該当の品目がロット管理されている
  • 在庫中ロットチェックボックスがオンになっている

該当品目の在庫が到着したり、出庫が行われたりした場合、このチェックボックスの設定を変更することはできなくなります。このような場合は、在庫評価方法を評価方法変更 (whina1232m000) セッションで変更できます。

関連トピック

在庫外
直送のロット入力
このフィールドの値が Yes で事前出荷通知上のオーダラインが直送購買ラインの場合、事前出荷通知ラインロット/シリアル (whinh3105m000) セッションでロットコードを登録する必要があります。
注意

ロット/シリアル登録テンプレートフィールドにテンプレートを入力すると、そのフィールドの設定をこのフィールドより優先させることができます。

入庫時ロット入力
このフィールドの値が Yes である場合、これらの品目を入庫すると、ロット管理品目のロットコードを登録する必要があります。ただし、転送時ロット入力チェックボックスもオンになっていない限り、転送オーダによる品目の入庫は含まれません。

このフィールドの値が Yes で、倉庫オーダタイプ (whinh0110m000) セッションのロットの自動生成チェックボックスが入庫品目に関係するオーダラインのオーダタイプに対してオンになっている場合、ロットコードが入庫品目に対して自動的に生成されます。

在庫中ロットチェックボックスがオンになっている場合、このフィールドの値は適用なしで、変更できません。

このフィールドの値が No の場合、入庫中に入庫済品目のロットコードを登録するためのオプションは使用できなくなります。

注意

ロット/シリアル登録テンプレートフィールドにテンプレートを入力すると、そのフィールドの設定をこのフィールドより優先させることができます。

転送時ロット入力
このフィールドは、倉庫転送中にロット物流テーブルに入力する必要があるかどうかを決定します。

このフィールドには、次の値を指定できます。

  • 適用なし
    在庫中ロットチェックボックスはオンになり、このフィールドは読取専用になります。
  • Yes
    転送オーダのロットコードの登録は必須です。ただし、この値の影響は入庫時ロット入力フィールドの値によって異なり、次のとおりとなります。 
    • 入庫時ロット入力フィールドの値が Yes の場合、転送オーダの入庫ラインおよび出庫ラインの両方でロット登録が必須になります。
    • 入庫時ロット入力フィールドの値が No の場合、転送オーダの入庫ラインではロット登録はできません。
  • No
    転送オーダの出庫または入庫ラインに対してロット登録はできません。
注意

ロット/シリアル登録テンプレートフィールドにテンプレートを入力すると、そのフィールドの設定をこのフィールドより優先させることができます。

重要

このフィールドの設定を No のままにしておくと、ロット追跡に悪影響を及ぼす可能性があります。

完成状態のロット出庫を登録
このフィールドは、製品オーダの構成要素品目の出庫についてロット物流テーブルに入力する必要があるかどうかを決定します。

このフィールドには、次の値を指定できます。

  • 適用なし
    在庫中ロットチェックボックスはオンになり、このフィールドは読取専用になります。
  • Yes
    シリアル番号管理品目 (オーダ発生元は工程管理生産) の製造について構成要素が出荷される場合、ロットコードを再登録しなければなりません。ロットコードは、シリアル完成品 - 完成状態構成要素 (timfc0111m000) セッションで入力できます。ロット追跡が必要な場合、このエントリは結果的にロット追跡のエントリにもなります。構成要素がシリアル番号管理品目でない場合、出庫または出荷中にロットを登録する必要があります。
  • No
    完成状態処理中にロットを登録することはできません。この場合は、ロットを登録してから、ロット/シリアルの出庫勧告 (whinh4126m000) セッションまたは出荷ラインストックポイント詳細 (whinh4133m000) セッションで出荷を確認する必要があります。
サービスとメンテナンス時のロット出庫の登録
このフィールドによって、倉庫管理またはサービスで品目出庫用のロット物流テーブルに入力する必要があるかどうかが決まります。

また、このフィールドの値によって、発生元が次のいずれかであるオーダによって倉庫からの出庫が開始された、ロット品目のロット番号を登録する必要があるポイントが決まります。

  • メンテナンス作業
  • メンテナンス作業 (マニュアル)
  • サービス
  • サービス (マニュアル)
  • 販売メンテナンス
  • 販売メンテナンス (マニュアル)

このフィールドには、次の値を使用できます。

  • 在庫中ロットチェックボックスがオフで、現在のフィールドの値が No の場合、出庫済ロット番号の登録は倉庫管理によって実行されます。ロット情報がサービスに渡されるのは、倉庫オーダが出荷されるときです。
  • 在庫中ロットチェックボックスがオフで、現在のフィールドの値が Yes の場合、メンテナンスに使用される品目のロット番号の登録はサービスによって実行されます。
  • 在庫中ロットチェックボックスがオンの場合 (この場合、少量シナリオが使用される)、現在のフィールドの値は適用なしになります。
シリアル
シリアル追跡
このチェックボックスがオンの場合、 倉庫管理で品目のシリアル番号が追跡されます。これにより、シリアル番号付品目に関する次の情報を表示できるようになります。
  • シリアル番号が登録されている入庫または出庫オーダ。この情報は、シリアル追跡 - 概要 (whltc5515m000) セッションで表示されます。
  • シリアル番号が登録されている出庫オーダ。この情報は、品目 - シリアル - 出庫 (whltc5510m000) セッションで表示されます。
  • シリアル番号が登録されている入庫オーダ。この情報は、品目 - シリアル - 入庫 (whltc5511m000) セッションで表示されます。
  • オーダ - シリアル (whltc5512m000) セッションの入庫品目のシリアル番号、発生元オーダ、およびその他の品目別データ

このチェックボックスをオンにできるのは、品目がシリアル番号付品目の場合だけです。品目がシリアル番号管理されるのは、品目 - 一般 (tcibd0501m000) セッションで該当の品目についてのシリアル番号チェックボックスがオンになっている場合です。

在庫シリアル
このチェックボックスがオンの場合、 少量シナリオが使用されます。つまり、シリアル番号が個別に在庫に保管されます。品目 - シリアルおよび倉庫 (whltc5100m000) セッションで、在庫内のシリアル番号を表示できます。
注意

商品フロー全体でシリアル番号付品目を詳細に追跡する必要があり、さらに各シリアル番号付品目を個別に処理する必要がある少量環境の場合は、このチェックボックスをオンにします。

商品フロー、個々の処理、および在庫としての保管を通してシリアル番号付品目を追跡する必要がない多量環境の場合は、このチェックボックスをオフにします。

在庫にシリアルが保管されている場合、製造でバックフラッシュを有効にすることはできません。詳細は、次の情報を参照してください: 資材をバックフラッシュ

製造組立品目の場合、このチェックボックスはデフォルトでオンです。

重要

このチェックボックスが使用できない場合は、品目 - 製造 (tiipd0101m000) セッションの直接処理倉庫オーダラインチェックボックスがオフになっていることを確認します。

このチェックボックスがオンの場合、シリアル番号付品目を在庫に記録されない状態に変換できます。このため、その品目の在庫が存在する場合は、在庫外に変換を選択します。これにより、このチェックボックスがオフになり、ロット管理に保管されている在庫レコードのシリアル番号が削除されます。

このチェックボックスがオンの場合、多量シナリオに使用される次の各フィールドは読取専用に設定され、各フィールドの値は適用なしになります。

  • 直送のシリアル番号入力
  • 入庫時シリアル番号項目
  • 転送時シリアル番号項目
  • 完成状態時のシリアル出庫登録
  • サービスとメンテナンス時のシリアル出庫登録
シリアル価格
このチェックボックスがオンの場合、在庫評価方法としてシリアル価格を使用できます。

このチェックボックスをオンにできるのは、品目の在庫シリアルチェックボックスがオンの場合だけです。

このフィールドの値は、品目 - 倉庫管理デフォルト (whwmd4101s000) セッションから取得されます。

組立ラインを離れたために在庫に保管する必要がある品目の場合、このチェックボックスはデフォルトでオンになります。この場合、この品目は次の状態になります。

  • 在庫シリアルチェックボックスがオンになっている
  • オーダシステムが FAS である
  • 製造品目である
注意

製造組立品目の場合、このチェックボックスはデフォルトでオンです。

在庫にないシリアル
直送のシリアル番号入力
このフィールドが利用可能になるのは、多量シナリオが使用される場合です。多量シナリオが使用されるのは、在庫シリアルチェックボックスがオフの場合です。

在庫シリアルチェックボックスがオンの場合は、少量シナリオが使用されます。この結果、現在のフィールドは読取専用になり、現在のフィールドの値は適用なしになります。

このフィールドの値が Yes で事前出荷通知上のオーダラインが直送購買ラインの場合、事前出荷通知ラインロット/シリアル (whinh3105m000) セッションでシリアル番号を登録する必要があります。

入庫時シリアル番号項目
このフィールドが利用可能になるのは、多量シナリオが使用される場合です。多量シナリオが使用されるのは、在庫シリアルチェックボックスがオフの場合です。

在庫シリアルチェックボックスがオンの場合は、少量シナリオが使用されます。この結果、現在のフィールドは読取専用になり、現在のフィールドの値は適用なしになります。

このフィールドの値が Yes の場合、入庫ラインロット/シリアル (whinh3123m000) セッションで入庫済のシリアル番号付品目のシリアル番号を登録する必要があります。このフィールドの値が Yes で、倉庫オーダタイプ (whinh0110m000) セッションのシリアルの自動生成チェックボックスが入庫品目に関係するオーダラインのオーダタイプに対してオンになっている場合、シリアル番号が入庫品目に対して自動的に生成されます。

このフィールドの値が No の場合、入庫済のシリアル番号付品目のシリアル番号を登録するためのオプションは使用できなくなります。

入庫済品目のシリアル番号を登録しておくと、検査などの際にどのシリアルで何が発生したかを追跡するうえで役立つことがあります。検査が必要なシリアル番号付品目の場合、シリアル番号が入庫ラインロット/シリアル (whinh3123m000) セッションから 「検査ライン (whinh2131m000)」 セッションにコピーされます。

このチェックボックスの設定は変更できますが、現在の品目の在庫が存在する場合は、変更の影響についての警告が表示されます。

転送時シリアル番号項目
このフィールドが利用可能になるのは、多量シナリオが使用される場合です。多量シナリオが使用されるのは、在庫シリアルチェックボックスがオフの場合です。このフィールドには、次の値を指定できます。
  • 適用なし
    在庫シリアルチェックボックスがオンで、このフィールドが読取専用であるか、品目がシリアル番号付ではありません。
  • Yes
    転送オーダのシリアル番号の登録は必須です。ただし、この値の影響は入庫時シリアル番号項目フィールドの値によって異なり、次のとおりとなります。 
    • 入庫時シリアル番号項目フィールドの値が Yes の場合、転送オーダの入庫ラインおよび出庫ラインの両方に対してシリアル番号の登録が必須になります。
    • 入庫時シリアル番号項目フィールドの値が No の場合、転送オーダの入庫ラインに対してシリアル番号を登録できません。
  • No
    転送オーダの出庫または入庫ラインに対してシリアル番号を登録できません。
完成状態時のシリアル出庫登録
このフィールドが利用可能になるのは、多量シナリオが使用される場合です。多量シナリオが使用されるのは、在庫シリアルチェックボックスがオフの場合です。このフィールドの値によって、製造の製造オーダにリストされている完成品を製造するために、倉庫から工程に出庫される構成要素品目のシリアル番号を登録する必要があるポイントが決定されます。

構成要素品目を出庫するには、次の方法が使用できます。

  • 出庫手順を実行せずに、該当の構成要素品目を製造オーダに引き当てます。したがって、構成要素を出庫するための出庫オーダラインは作成されません。
  • 自動倉庫処理
    製造オーダの発行後に、発生元が出庫および工程管理生産の処理済倉庫オーダが自動的に作成されます。
  • マニュアル倉庫処理
    前の方法と同様に処理されますが、倉庫オーダがマニュアルで処理される点が異なります。

このフィールドの値は、3 番目の方法 (マニュアル倉庫処理) と関係しています。

このフィールドには、次の値を指定できます。

  • 適用なし
    在庫シリアルチェックボックスがオンで、このフィールドが読取専用であるか、品目がシリアル番号付ではありません。
  • Yes
    製造オーダが発行されたら、製造のシリアル完成品 - 完成状態構成要素 (timfc0111m000) セッションで出庫予定の構成要素品目のシリアル番号を登録します。
  • No
    構成要素品目を出庫するための出庫オーダを処理するときに、該当の出庫オーダラインに対応する出庫勧告のシリアル番号を登録する必要があります。この値を選択した場合、資材をバックフラッシュチェックボックスおよび直接処理倉庫オーダラインチェックボックスを品目 - 製造 (tiipd0101m000) セッションでオンにすることはできません。これらのチェックボックスの設定によって、製造オーダ用の構成要素を出庫するために使用される方法が決定されます。ただし、資材をバックフラッシュチェックボックスと直接処理倉庫オーダラインチェックボックスを製造でオンにしている場合は、この値を選択できません。
サービスとメンテナンス時のシリアル出庫登録
このフィールドが利用可能になるのは、多量シナリオが使用される場合です。多量シナリオが使用されるのは、在庫シリアルチェックボックスがオフの場合です。

このフィールドの値によって、発生元が次のいずれかであるオーダによって倉庫からの出庫が開始された、シリアル番号付品目のシリアル番号を登録する必要があるポイントが決定されます。

  • メンテナンス作業
  • メンテナンス作業 (マニュアル)
  • サービス
  • サービス (マニュアル)
  • 販売メンテナンス
  • 販売メンテナンス (マニュアル)

このフィールドには、次の値を使用できます。

  • 在庫シリアルチェックボックスがオフで、現在のフィールドの値が No の場合、出庫済シリアル番号の登録は倉庫管理によって実行されます。
  • 在庫シリアルチェックボックスがオフで、現在のフィールドの値が Yes の場合、メンテナンスに使用される品目のシリアル番号の登録はサービスによって実行されます。
  • 在庫シリアルチェックボックスがオンの場合 (この場合、少量シナリオが使用される)、現在のフィールドの値は適用なしになります。
ロット/シリアル
ロット/シリアル登録テンプレート
ロット/シリアル登録テンプレート。テンプレートを選択するには、ロット/シリアル登録テンプレート (whwmd4102m000) セッションにズームしてください。
出荷伝票にストックポイント詳細を出力
このチェックボックスがオンの場合、ロットコードとシリアル番号が出荷伝票に出力されます。このオプションは、出荷伝票が自動的に出力される場合は特に必要になります。
注意

このフィールドのデフォルト値は品目 - 倉庫管理デフォルト (whwmd4501m000) セッションの出荷伝票のストックポイント詳細の出力フィールドから取得されます。

このチェックボックスは、在庫中ロットチェックボックスがオフのロット管理品目と、在庫シリアルチェックボックスがオフのシリアル番号付品目にのみ関係します。

在庫中ロットチェックボックスがオンの場合、ロット番号が必ず出荷伝票上に出力されます。

各オーダラインに対して利用できるシリアル番号付品目は 1 つだけなので、在庫シリアルチェックボックスがオンの場合、該当のシリアル番号が必ず出荷伝票上に出力されます。

扱い単位
使用中の扱い単位
このチェックボックスがオンの場合、その品目での扱い単位の使用が有効化されています。登録レベルフィールドの値が物的品目および保管場所または物的品目である場合、このチェックボックスは自動的にオンになります。

構成可能購買品目に対して、扱い単位の使用は必須です。構成可能購買品目の場合、このチェックボックスはオンになり、変更できません。詳細は、次の情報を参照してください:

扱い単位バージョン管理
このチェックボックスがオンの場合、現在の品目に使用される扱い単位がバージョン管理されています。分割が有効化されている扱い単位は、バージョン管理されているものとして定義できます。扱い単位がバージョン管理されている場合、分割後の扱い単位を使用できます。分割された各扱い単位に対して、新しいバージョンコードが生成されます。

扱い単位は、別の保管場所に対する入庫勧告などの結果として、2 つ以上の扱い単位に分割できます。バージョン管理されている扱い単位が修正されると、在庫への追加や在庫からの出庫などの活動の後に有効になります。

ログバージョン履歴
このチェックボックスがオンの場合、該当品目のバージョン管理されている扱い単位のバージョンに対応して履歴レコードがメンテナンスされます。扱い単位のバージョン履歴は、扱い単位バージョン履歴 (whwmd5531m000) セッションで表示されます。
扱い単位状況の追跡
このチェックボックスがオンの場合、扱い単位の状況が変更になるたびに、履歴レコードが生成されます。扱い単位の履歴は、扱い単位バージョン履歴 (whwmd5531m000) セッションで表示されます。
動的クロスドッキング
動的クロスドッキング
このチェックボックスがオンの場合、この品目に対して動的クロスドッキングが可能です。

関連トピック

最小クロスドック数量
この値よりも少ない数量についてクロスドックオーダは生成されません。
注意
  • このフィールドに定義されている値は、倉庫 - 品目 (whwmd2110s000) セッションの対応するフィールドのデフォルト値になります。
  • 数量フィールドの値に合わないクロスドックオーダは常にマニュアルで作成することができます。倉庫管理とクロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインの生成 (whinh6200m000) セッションへの発行時にクロスドックオーダを作成する場合にのみ、これらのフィールドが適用されます。
最大クロスドック数量
この値よりも多い数量についてクロスドックオーダは生成されません。
注意
  • このフィールドに定義されている値は、倉庫 - 品目 (whwmd2110s000) セッションの対応するフィールドのデフォルト値になります。
  • 数量フィールドの値に合わないクロスドックオーダは常にマニュアルで作成することができます。倉庫管理とクロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインの生成 (whinh6200m000) セッションへの発行時にクロスドックオーダを作成する場合にのみ、これらのフィールドが適用されます。
最大数のクロスドックオーダの作成
このフィールドは、出庫オーダラインのオーダ済数量が最大クロスドック数量フィールドで定義されている数量よりも多い場合に、最大クロスドック数量についてクロスドックオーダを生成するかどうかを指定します。
最大クロスドック数量倉庫に発行される出庫オーダこのチェックボックスの状態によるクロスドックオーダ
...オン...オフ
100 pcs120 pcs100 pcs-
100 pcs80 pcs80 pcs80 pcs

 

注意
  • このフィールドに定義されている値は、倉庫 - 品目 (whwmd2110s000) セッションの対応するフィールドのデフォルト値になります。
  • 数量フィールドの値に合わないクロスドックオーダは常にマニュアルで作成することができます。倉庫管理とクロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインの生成 (whinh6200m000) セッションへの発行時にクロスドックオーダを作成する場合にのみ、これらのフィールドが適用されます。
直接資材供給
供給済 DMS
このチェックボックスがオンの場合、品目は供給済 DMS です。

関連トピック

入庫の DMS
入庫の確認後に、この品目に対して DMS を実行するかどうかを示します。
SFC 入庫の DMS
SFC オーダの入庫の確認後に、この品目に対して DMS を実行するかどうかを示します。
在庫の DMS
この品目の在庫に DMS を適用するかどうかを示します。

 

在庫外に変換
シリアル番号付品目を在庫に記録されない状態に変換します。これにより、在庫シリアルチェックボックスがオフになり、品目 - シリアルおよび倉庫 (whltc5100m000) セッションに保管されている在庫レコードのシリアル番号が削除されます。詳細については、倉庫管理におけるシリアル番号付品目を参照してください。
品目倉庫データ出力
品目倉庫データ出力 (whwmd4400m000) セッションを開始します。デフォルトでは、このセッションが開始され、レポートが出力されます。