出庫処理でのペグ配分

出庫処理時に、プロジェクトペギング商品を倉庫から出庫すると、ペグ配分に基づく在庫取引が発生します。

出庫勧告と検査の各処理時に、出庫オーダライン原価ペグ配分で、勧告数量、承認済数量、および不合格数量が更新されます。商品が発送確定保管場所に到着して出荷されるときに、実際のペグが作成されます。確認処理時に、出荷ラインペグ配分が作成されます。

出庫勧告の作成

ペギング出庫オーダラインの出庫勧告の生成時に、勧告対象のペギング在庫を決定する追加の在庫チェックが実行されます。最初に、利用可能なストックポイントが検索されます。ストックポイントが指定された場合は、そのストックポイントでの利用可能数量、およびプロジェクトペギング在庫の利用可能数量に基づいて、出庫オーダライン原価ペグ配分が勧告されます。ペグ配分は、直近の所要日に基づきます。

個別のペグラインについて勧告が必要な数量の決定時に、プロジェクトペギング在庫を検索する前に、次の計算が実行されます。

勧告する数量 = 所要数量 - 勧告数量 - 不合格数量
 - 出荷数量 - 未出荷数量 - 未出荷予定数量
勧告する数量 = 配分対象のストックポイントの数量と、勧告対象の数量のうちいずれか最小の数量

次の表に、勧告が必要な数量を示します。

所要数量勧告済数量出荷数量未出荷数量勧告予定数量
10101000 (10 – (10 – 0))
201010010 (20 – (10 – 0))
2020101010 (20 – (20 – 10))
20201000 (20 – (20 – 0))
20201555 (20 – (20 – 5))
202002020 (20 – (20 – 20))

 

勧告予定数量を取得すると、プロジェクトペギング在庫の検索エンジンが有効になります。

次のシナリオがあります。

  • 不足なし、全数量の勧告
  • プロジェクトペギング在庫の不足
  • ストックポイント在庫の不足

    • 勧告可能な部分について、プロジェクトペギング在庫に不足がない
    • 勧告可能な部分について、プロジェクトペギング在庫に不足がある
不足なし、全数量の勧告

在庫の初期状況:

倉庫 - 品目在庫 (whwmd215)
倉庫品目手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item0011000100

 

プロジェクトペギング在庫 (whwmd260)
倉庫品目プロジェクト要素活動拡張原価構成要素手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item001proj1elem1acti140040
WH01item001proj2elem2acti240040
WH01item001proj2elem3acti220020

 

出庫オーダライン (whinh220)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫オーダ数量状況
販売SLS000001101item001WH0140オープン

 

出庫オーダライン原価ペグ配分 (whinh290)
オーダ発生元オーダライン連番ペグラインプロジェクト要素活動オーダ数量勧告済数量所要日
販売SLS00000110110proj1elem1acti110010/30/2011
販売SLS00000110120proj2elem2acti220011/1/2011
販売SLS00000110130proj2elem3acti210010/29/2011

 

この例では、在庫レベルが十分なので、出庫オーダラインを勧告できます。

この例で、出庫勧告の作成後の結果は次のようになります。

倉庫 - 品目在庫 (whwmd215)
倉庫品目手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item0011004060

 

プロジェクトペギング在庫 (whwmd260)
倉庫品目プロジェクト要素活動拡張原価構成要素手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item001proj1elem1acti1401030
WH01item001proj2elem2acti2402020
WH01item001proj2elem3acti2201010

 

出庫オーダライン (whinh220)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫オーダ数量状況
販売SLS000001101item001WH0140勧告済

 

出庫勧告 (whinh225)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫勧告済数量
販売SLS000001101item001WH0140

 

出庫オーダライン原価ペグ配分 (whinh290)
オーダ発生元オーダライン連番ペグラインプロジェクト要素活動オーダ数量勧告済数量所要日
販売SLS00000110110proj1elem1acti1101010/30/2011
販売SLS00000110120proj2elem2acti2202011/1/2011
販売SLS00000110130proj2elem3acti2101010/29/2011

 

注意

出庫勧告が 1 つのみ作成されます。出庫オーダライン原価ペグ配分が各ペグの勧告数量で更新されます。

プロジェクトペギング在庫の不足

原価ペグ転送の機能では、プロジェクトペギング在庫の不足を追跡できます。詳細は、次の情報を参照してください: 倉庫での原価ペグ転送

在庫の初期状況:

倉庫 - 品目在庫 (whwmd215)
倉庫品目手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item0011006040

 

プロジェクトペギング在庫 (whwmd260)
倉庫品目プロジェクト要素活動拡張原価構成要素手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item001proj1elem1acti120020
WH01item001proj2elem2acti210010
WH01item001proj2elem3acti2706010

 

出庫オーダライン (whinh220)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫オーダ数量状況
販売SLS000001101item001WH0140オープン

 

出庫オーダライン原価ペグ配分 (whinh290)
オーダ発生元オーダライン連番ペグラインプロジェクト要素活動オーダ数量勧告済数量所要日
販売SLS00000110110proj1elem1acti110010/30/2011
販売SLS00000110120proj2elem2acti220011/1/2011
販売SLS00000110130proj2elem3acti210010/29/2011

 

この例では、所要日が早いペグライン 20 の優先順位が高くなります。

出庫勧告を作成 (転送ロジックを使用しない) した結果の在庫を次の表に示します。

倉庫 - 品目在庫 (whwmd215)
倉庫品目手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item0011009010

 

プロジェクトペギング在庫 (whwmd260)
倉庫品目プロジェクト要素活動拡張原価構成要素手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item001proj1elem1acti1201010
WH01item001proj2elem2acti210100
WH01item001proj2elem3acti270700

 

出庫オーダライン (whinh220)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫オーダ数量状況
販売SLS000001101item001WH0140一部勧告

 

出庫オーダライン原価ペグ配分 (whinh290)
オーダ発生元オーダライン連番ペグラインプロジェクト要素活動オーダ数量勧告済数量所要日
販売SLS00000110110proj1elem1acti1101010/30/2011
販売SLS00000110120proj2elem2acti2201011/1/2011
販売SLS00000110130proj2elem3acti2101010/29/2011

 

出庫勧告 (whinh225)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫勧告済数量
販売SLS000001101item001WH0130

 

ストックポイント在庫の不足

ストックポイント在庫の不足のシナリオ: 

勧告可能な部品について、プロジェクトペギング在庫に不足がない

この例では、利用可能な在庫が不足しています。ただし、勧告可能な在庫の部分を処理する必要もあります。

在庫の初期状況: 

倉庫 - 品目在庫 (whwmd215)
倉庫品目手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item001502030

 

プロジェクトペギング在庫 (whwmd260)
倉庫品目プロジェクト要素活動拡張原価構成要素手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item001proj1elem1acti110010
WH01item001proj2elem2acti2302010
WH01item001proj2elem3acti210010

 

出庫オーダライン (whinh220)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫オーダ数量状況
販売SLS000001101item001WH0140オープン

 

出庫オーダライン原価ペグ配分 (whinh290)
オーダ発生元オーダライン連番ペグラインプロジェクト要素活動オーダ数量勧告済数量所要日
販売SLS00000110110proj1elem1acti110010/30/2011
販売SLS00000110120proj2elem2acti220011/1/2011
販売SLS00000110130proj2elem3acti210010/29/2011

 

在庫レベルで 10 個の不足があります。利用可能なペギング在庫についてのみ、勧告を作成できます。不足を示すメッセージが生成され、利用可能な在庫の出庫勧告が作成されます。出庫勧告を生成した結果の在庫を次の表に示します。

倉庫 - 品目在庫 (whwmd215)
倉庫品目手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item00150500

 

プロジェクトペギング在庫 (whwmd260)
倉庫品目プロジェクト要素活動拡張原価構成要素手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item001proj1elem1acti110100
WH01item001proj2elem2acti230300
WH01item001proj2elem3acti210100

 

出庫オーダライン (whinh220)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫オーダ数量状況
販売SLS000001101item001WH0140一部勧告

 

出庫オーダライン原価ペグ配分 (whinh290)
オーダ発生元オーダライン連番ペグラインプロジェクト要素活動オーダ数量勧告済数量所要日
販売SLS00000110110proj1elem1acti1101010/30/2011
販売SLS00000110120proj2elem2acti2201011/1/2011
販売SLS00000110130proj2elem3acti2101010/29/2011

 

出庫勧告 (whinh225)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫勧告済数量
販売SLS000001101item001WH0130

 

勧告可能な部分について、プロジェクトペギング在庫に不足がある

プロジェクトペギング在庫に不足があります。

在庫の初期状況: 

倉庫 - 品目在庫 (whwmd215)
倉庫品目手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item001502030

 

プロジェクトペギング在庫 (whwmd260)
倉庫品目プロジェクト要素活動拡張原価構成要素手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item001proj1elem1acti110010
WH01item001proj2elem2acti2500
WH01item001proj2elem3acti2352015

 

出庫オーダライン (whinh220)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫オーダ数量状況
販売SLS000001101item001WH0140オープン

 

出庫オーダライン原価ペグ配分 (whinh290)
オーダ発生元オーダライン連番ペグラインプロジェクト要素活動オーダ数量勧告済数量所要日
販売SLS00000110110proj1elem1acti110010/30/2011
販売SLS00000110120proj2elem2acti220011/1/2011
販売SLS00000110130proj2elem3acti210010/29/2011

 

在庫レベルで 10 個の不足があります。勧告可能な部分にも、プロジェクトペギング在庫で 5 個の不足が特定されました。この状況で、30 個が勧告可能であると判定されています。ただし、さらに 5 個の不足が特定されました。したがって、25 個が勧告対象として利用可能です。結果の在庫をこの例で説明します。

倉庫 - 品目在庫 (whwmd215)
倉庫品目手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item00150455

 

プロジェクトペギング在庫 (whwmd260)
倉庫品目プロジェクト要素活動拡張原価構成要素手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item001proj1elem1acti110100
WH01item001proj2elem2acti2550
WH01item001proj2elem3acti235305

 

出庫オーダライン (whinh220)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫オーダ数量状況
販売SLS000001101item001WH0140一部勧告

 

出庫オーダライン原価ペグ配分 (whinh290)
オーダ発生元オーダライン連番ペグラインプロジェクト要素活動オーダ数量勧告済数量所要日
販売SLS00000110110proj1elem1acti1101010/30/2011
販売SLS00000110120proj2elem2acti220511/1/2011
販売SLS00000110130proj2elem3acti2101010/29/2011

 

出庫勧告 (whinh225)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫勧告済数量
販売SLS000001101item001WH0125

 

在庫不足での出庫勧告の作成

関連する出庫オーダライン原価ペグ配分の合計勧告数量よりも多い勧告数量を持つ出庫勧告を生成することはできません。

出庫勧告所有権

出庫勧告がプロジェクトペギングである場合は、出庫勧告の作成時に出庫勧告所有権が自動的に生成されます。プロジェクトペギングオーダラインの所有権別分配を変更することはできません。所有権別分配は、出庫オーダラインに設定された出庫所有権に基づきます。

出庫勧告所有権 (whinh4128m000) セッションで、所有権別分配の生成、またペギング出庫オーダラインのレコードの挿入、修正、削除はできません。

在庫検索エンジン

出庫勧告の生成処理における在庫選択を、プロジェクトペギング在庫をサポートするように変更する必要があります。ペギング品目の需要が勧告された場合、これらのペグ配分ラインが処理されます。このため、プロジェクトペギング在庫をサポートするように、在庫検索エンジンのロジックが拡張されました。

次のステップの開始時は、品目倉庫レベルが検出された時点です。在庫の検索順序は次のとおりです。

  • 必須のペグを持つ利用可能な在庫を検索する
  • 利用可能な原価ペグ転送オーダ (企業計画で作成された、またはマニュアル入力した原価ペグ転送オーダ)を検索する
  • 利用可能な過剰在庫を検索する
  • 転送可能在庫 (過剰在庫ではない) を検索する
  • 非ペギング在庫を検索する
  • 代替品目を検索する
マニュアルの出庫勧告

マニュアルで作成した出庫勧告の場合、マニュアル入力した勧告数量に引き当てる在庫が不足すると、エラーメッセージが表示されます。原価ペグ転送ロジックも実行されます。

出庫勧告のマニュアル変更

出庫勧告数量を変更すると、元のペグ配分の勧告数量が更新されます。

数量を減少した場合、ペグ再配分が開始されます。勧告数量の減少は、最も遅い所要日に基づく必要があります。以下に例を挙げます。

倉庫 - 品目在庫 (whwmd215)
倉庫品目手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item00150500

 

プロジェクトペギング在庫 (whwmd260)
倉庫品目プロジェクト要素活動拡張原価構成要素手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item001proj1elem1acti110010020200
WH01item001proj2elem2acti210010030300

 

出庫オーダライン (whinh220)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫オーダ数量状況
販売SLS000001101item001WH0150勧告済

 

出庫オーダライン原価ペグ配分 (whinh290)
オーダ発生元オーダライン連番ペグラインプロジェクト要素活動オーダ数量勧告済数量所要日
販売SLS00000110110proj1elem1acti1202010/30/2011
販売SLS00000110120proj2elem2acti2303011/1/2011

 

出庫勧告 (whinh225)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫勧告済数量
販売SLS000001101item001WH0150

 

勧告数量を 45 に変更した場合、結果は次のようになります。

倉庫 - 品目在庫 (whwmd215)
倉庫品目手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item00150455

 

出庫勧告 (whinh225)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫勧告済数量
販売SLS000001101item001WH0160

 

出庫勧告を元に戻す

勧告が削除された場合、その削除された出庫勧告ラインの勧告数量を出庫オーダライン原価ペグ転送から削除する必要があります。

ピッキングの処理

ユーザがピッキングリストを処理するときに、ピッキングされた出庫勧告について保留中の原価ペグ転送も処理されます。

返品の出庫勧告

勧告は最も遅い所要日に基づいて完了されます。最も遅い所要日を持つペグが最初に勧告されます。

出荷ラインの原価ペグ配分の作成

出荷ラインの確認時に、ペギングされている出庫オーダに関連する出荷ラインについて、出荷ラインの原価ペグ転送が作成されます。出荷ラインのペグ全体に、出荷数量が分配されます。分配を次の例で説明します。

倉庫 - 品目在庫 (whwmd215)
倉庫品目手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item00150500

 

プロジェクトペギング在庫 (whwmd260)
倉庫品目プロジェクト要素活動拡張原価構成要素手持在庫保管場所引当済数量利用可能数量
WH01item001proj1elem1acti120200
WH01item001proj2elem2acti210100
WH01item001proj2elem3acti220200

 

出庫オーダライン (whinh220)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫オーダ数量状況
販売SLS000001101item001WH0150オープン

 

出庫勧告 (whinh225)
オーダ発生元オーダライン連番品目倉庫勧告済数量
販売SLS000001101item001WH0150

 

出庫オーダライン原価ペグ配分 (whinh290)
オーダ発生元オーダライン連番ペグラインプロジェクト要素活動オーダ数量勧告済数量所要日
販売SLS00000110110proj1elem1acti1202010/30/2011
販売SLS00000110120proj2elem2acti2101011/1/2011
販売SLS00000110130proj2elem3acti2202010/29/2011

 

この場合、次の出荷ラインが作成されます。

出荷ライン (whinh431)
出荷出荷ラインオーダ発生元オーダライン連番品目出荷数量
SHIP0000110販売SLS000001101item00130
SHIP0000210販売SLS000001101item00120

 

出荷ライン (whinh428)
出荷出荷ラインペグラインプロジェクト要素活動所要日出荷数量
SHIP000011010proj1elem1acti110/30/201110
SHIP000011030proj2elem2acti110/29/201120

 

出荷が確認されると、出庫オーダライン原価ペグ配分の出荷数量が更新されます。

出庫オーダライン原価ペグ配分 (whinh290)
オーダ発生元オーダライン連番ペグラインプロジェクト要素活動オーダ数量勧告済数量所要日出荷数量
販売SLS00000110110proj1elem1acti1202010/30/201110
販売SLS00000110120proj2elem2acti2101011/1/20110
販売SLS00000110130proj2elem3acti2202010/29/201120

 

不足納入と超過納入

不足納入の場合、所要日が最も遅いペグラインから順に、未納入数量をペグ配分に分配する必要があります。超過納入の場合、出庫オーダラインで利用可能なペグライン全体に等しく、超過納入数量を分配する必要があります。

未出荷数量

ペグ配分に実出荷数量が存在する場合にのみ、ペグラインの分配データが転送オーダ/調整オーダに転送されます。確認処理時に、出庫オーダライン原価ペグ配分と出荷ライン原価ペグ配分の未出荷数量が更新されます。

返品の出荷

品目が移送先に出荷されず、発生元に返送される場合、返品の出荷ラインが確認され出荷ラインの原価ペグ配分が生成されるときに、所要日の逆の優先順位が適用されます。品目在庫が減少するので、最も遅い所要日を持つペギング在庫が変更されます。

原価ペグ転送

原価ペグ転送では、2 つの異なるペグ間でのコスト転送 (ペギングから非ペギングに、および非ペギングからペギングに) ができます。原価ペグ転送は、在庫を物理的に移動しません。在庫の原価が転送されるのみです。原価ペグ転送は、同一の倉庫内でのみ実行されます。倉庫間で商品を転送することはできません。詳細は、次の情報を参照してください: 倉庫での原価ペグ転送

転送 (マニュアル) オーダ/転送オーダ

入庫と出庫の原価ペグ配分を使用して、倉庫間で実際の商品を転送するための転送 (マニュアル) オーダを指定できます。プロジェクトペギング在庫に基づいて、出庫オーダライン原価ペグ配分が生成されます。原価ペグ転送をマニュアルで作成し、入庫ラインの原価ペグ配分に転送することもできます。

後の段階での倉庫の変更

販売オーダ/販売スケジュールに関する出庫倉庫オーダデータを修正できます。すべての発生元について、倉庫オーダのデータを修正できます。データを変更できる出庫手順も定義できます。詳細は、次の情報を参照してください: 出庫倉庫オーダデータを修正するには

出荷ヘッダ/ラインの追加コスト

ペギングが必須の原価品目は、追加コストとして出荷に追加されます。LN では追加コストラインに追加する必要があるペグを特定できないため、原価品目は表示されません。

ペギングが必須の原価品目は、追加コストとして出荷に追加される場合、または親出荷ラインにペグ配分がある場合、ペグ配分データが追加コストラインにコピーされます。この追加コストラインの原価ペグ配分は、販売コストオーダに転送されます。詳細は、次の情報を参照してください: 追加コスト - 出荷基準