出荷参照に基づく出荷構築出荷構築とは、ピッキング済出庫勧告に基づいて出荷が自動的に作成される処理です。 既存の出荷構築基準を次に示します。
さまざまな基準の中でも特に出荷参照によって、発注先の倉庫から出庫/ピッキングされた商品がどのようにそれぞれの出荷に分類されるかが決まります。同じ出荷参照が適用された販売スケジュールラインの品目を 1 つの出荷として顧客に出荷する必要があります。これは自動車業界では、ピックアップシート (PUS) 処理と呼ばれています。出荷参照は、主に発生元が 「販売スケジュール」 の倉庫オーダに対して生成されます。出荷参照の値は、販売スケジュール計画倉庫オーダ (tdsls3520m000) セッションの出荷参照フィールドを介して販売から倉庫管理に渡されます。 「出荷参照」 に基づいて次の 2 つの出荷構築パラメータを倉庫オーダタイプ (whinh0110m000) セッションで使用できます。
考えられるすべての出荷参照シナリオを次の表に示します。
輸送との統合 「ピックアップシート」 処理に使用されているフィールドのうち、出荷参照フィールドは、輸送が導入されている場合に出庫オーダライン (whinh2120m000) セッションから対応する輸送オーダに転送されます。輸送パッケージでは、このような出荷参照 (入力されている場合) は、計画の生成 (fmlbd0280m000) セッションでの積荷構築手順の実行時に 「出荷構築」 基準として考慮する必要があります。 出荷ごとに 1 出荷参照チェックボックスをオンにして計画の生成 (fmlbd0280m000) セッションを実行する際に、異なる出荷参照が適用可能な場合は、複数の出荷を作成する必要があります。このことは、複数の出荷が同じ移送先住所かつ同じ日時に (つまり、同じ積荷内で) 納入される場合にも当てはまります。 たとえば特定の期間/輸送オーダ範囲について出荷ごとに固有の出荷参照チェックボックスをオンにして計画の生成 (fmlbd0280m000) セッションを実行する際に、納入日時が異なる複数の輸送オーダライン (出庫ライン) に同じ参照がリンクされている場合は、LN で 1 つの参照に対して 1 つの単一出荷を作成する必要があります。これは、両方のラインが同じ 1 つの出荷に含まれるように、オーダラインの納入日時の範囲が広げられることを意味しています。1 つの単一出荷を作成するためには、必ず他の基準 (該当する場合) も満たされていなければなりません。
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