WMS で管理された倉庫の制限事項

WMS で管理された倉庫には、次の制限が適用されます。

 
 調整オーダ   調整オーダの作成と処理をマニュアルで行うことはできません。
 バックフラッシュ WMS で管理された倉庫では、バックフラッシュは行えません。
 ブロック 

ブロックの設定は WMS によってのみ可能であり、LN によっては設定できません。したがって、次のセッションではマニュアルブロックの作成、更新、削除は行えません。

  • 倉庫 - ブロック (解除) ゾーン/保管場所 (whwmd6110m000)
  • 品目 - ブロック (解除) ロット (whwmd6120m000) (WMS で管理された倉庫に存在するロットに対して)
  • 倉庫 - 保管場所 - 品目 - ブロック済ストックポイント (whwmd6130m000)。LN 品質、保管検査を原因とするブロックも許可されません。
  • ブロック (解除) 扱い単位 (whwmd6140m000) (WMS で管理された倉庫で扱い単位に対して)
  • ゾーン/保管場所の一括ブロック (ブロック解除) (whwmd6210m000) (WMS で管理された倉庫に対して)
  • 一括ロットブロック(解除) (whwmd6220m000) (WMS で管理された倉庫に存在するロットに対して)
  • ストックポイントの一括ブロック (解除) (whwmd6230m000) (WMS で管理された倉庫のストックポイントに対して)

次のセッションでは、処理のブロックは許可されません。

  • 処理別倉庫 - 品目 - ブロック (解除) ロット (whwmd6121m000)
  • 品目 - 処理別ブロック (解除) 保管場所 (whwmd6131m000)
  • ストックポイント - 処理別シリアルのブロック (解除) (whwmd6136m000)
 ロット品目への変換 WMS で管理された倉庫に品目が定義されている (WMS で管理された倉庫に倉庫品目データが存在する) 場合、その品目のためにロット品目への変換 (whltc1202m000) セッションを実行することはできません。
 品目転送 WMS で管理された倉庫に倉庫オーダの入力または作成を行う際に、品目の転送は行えません。
 品目 

次の品目タイプは、WMS で管理された倉庫に関連するオーダで常に許可されます。

  • 購買および品目タイプ仕様工具ではありません。
  • 製造
  • 原価
  • サービス
  • 外注サービス

しかし、倉庫管理システムインタフェースパラメータ (whwmd2105m000) セッションで非物的品目チェックボックスがオフの場合、タイプが原価サービス、または外注サービスの品目のオーダは WMS に送信されず、LN によって処理されます。

WMS で管理された倉庫に関連した入庫オーダまたは出庫オーダに品目タイプリストが許可されるのは、対応する入庫部品表/リスト品目または出庫部品表/リスト品目チェックボックスがオンの場合だけです。

 保管場所 WMS で管理された倉庫には保管場所を作成できません。
 マイナス在庫 WMS で管理された倉庫ではマイナスの在庫は許可されません。

LN によって商品引当を行う場合は、出庫勧告の発行時にマイナス在庫のチェックが行われます。マイナス在庫が原因となって出庫勧告の発行がブロックされる場合、ユーザは出庫勧告を修正するか、あるいは倉庫内に物理的な在庫が確保されるまで発行を見合わせることができます。

商品引当を WMS によって行う場合は、出庫勧告の作成時に納入メッセージに基づいてマイナス在庫のチェックが行われます。WMS で管理された倉庫に出庫勧告によってマイナス在庫が発生する場合、納入メッセージは拒否されます。

 梱包定義 WMS で管理された倉庫と関連させて梱包定義を使用することはできません。
 入庫訂正 WMS で管理された倉庫での入庫訂正は許可されません。

しかし、WMS で開始された入庫訂正は許可されます。

 保管条件 WMS で管理された倉庫と関連させて保管条件を使用することはできません。
 倉庫検査 ユーザは、WMS で管理された倉庫に関連する検査をマニュアルで更新することはできません。この場合、検査結果は WMS によって処理されます。

Infor 倉庫管理モジュールでは、どのオーダ発生元についても、入庫 (whinh3512m000) セッションで検査チェックボックスの値を変更できます。したがって、LN における検査はすべてのオーダ発生元について有効になります。

 倉庫 

WMS で管理された倉庫のタイプは次のいずれかです。

  • 通常
  • サービス
  • プロジェクト
  • 工程
 倉庫オーダの発生元 

倉庫オーダの発生元として次のものは許可されません。

  • 倉庫管理組立て (LN のコンセプトが WMS のコンセプトと異なる)
  • カンバン生産
  • メンテナンス作業 (特定の倉庫タイプが必要になる可能性がある)
  • 販売メンテナンス (特定の倉庫タイプが必要になる可能性がある)
 ゾーン WMS で管理された倉庫にはゾーンを作成できません。