入庫および出庫手順

ERP LN 6.1 では、ユーザが定義できる倉庫手順によって、倉庫での入庫、保管、および出庫の商品フローを管理します。

倉庫手順には、倉庫での商品の処理方法を決定するさまざまな活動が含まれています。

倉庫の入庫フローは、次のようなデフォルトの手順で構成されます。

  • 入庫手順
  • 検査手順

これらの手順については、入庫手順と入庫検査手順の概要を参照してください。

倉庫の出庫フローは、次のようなデフォルトの手順で構成されます。

  • 出庫手順
  • 出荷手順

これらの手順については、出庫手順出荷手順を参照してください。

商品の入庫処理と出庫処理

ERP LN 6.1 で商品を処理するために、次のいずれかのステップを実行できます。

  • 商品が一覧表示されている倉庫オーダラインの処理
    倉庫オーダラインを処理する場合、LN のデフォルトでは、該当のオーダラインが属する倉庫オーダの倉庫オーダタイプにリンクしている倉庫手順に従って商品を処理します。個々の倉庫オーダまたはオーダラインについて、デフォルトの倉庫手順を修正できます。 倉庫手順の定義および修正の詳細については、倉庫手順を定義するには倉庫手順の修正方法を参照してください。
  • 商品が含まれる扱い単位の処理
    扱い単位を処理するには、該当の扱い単位が倉庫オーダラインにリンクしている必要があります。 扱い単位を処理する場合、扱い単位は倉庫オーダラインの倉庫手順に従って処理されます。 扱い単位に対して実行される手順のステップごとに、オーダラインがバックグランドで更新されます。 これらの手順にもとづいた扱い単位の処理については、入庫手順と扱い単位出庫手順と扱い単位を参照してください。

入庫商品は入庫オーダラインに一覧表示され、出庫商品は出庫オーダラインに一覧表示されます。 入庫および出庫オーダラインは、他の ERP LN 6.1 パッケージで発生したオーダから生成されるか、倉庫管理でマニュアルによって作成されます。詳細は、次の情報を参照してください: 倉庫オーダを処理するには

データの設定に応じて、入庫または出庫商品の扱い単位を自動的に生成できる場合もあれば、入庫および出庫商品フローの任意の段階で扱い単位を生成したり、マニュアルで作成したりできる場合もあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 扱い単位を設定するにはおよび扱い単位を生成するには

活動の自動またはマニュアル実行

倉庫手順の活動をマニュアルまたは自動のどちらで実行する必要があるかを指定できます。手動では、関連するセッションを使用してユーザが活動を実行する必要があります。自動では、活動は直前の活動が終了すると自動的に実行されます。他のパッケージで発生したオーダから生成された倉庫オーダの最初の活動が自動の場合、この活動は倉庫オーダが生成された時点で実行されます。倉庫手順を定義する方法、および手順の活動をマニュアル、または自動のどちらで実行するかの指定の詳細については、倉庫手順の定義方法を参照してください。

しかし、最初の活動が自動処理に設定されている倉庫オーダと、プロジェクトからマニュアルで作成 (生成) される倉庫オーダの倉庫処理をトリガするには、処理をクリックする必要があります。

処理コマンドは、次のセッションで使用できます。

  • 倉庫オーダ (whinh2100m000)
  • 倉庫オーダ (whinh2100m100)
  • 倉庫管理者ダッシュボード (whinh2300m000)
  • 倉庫組立オーダ (whinh2101m000)
  • 入庫オーダライン (whinh2110m000)
  • 出庫オーダライン (whinh2120m000)

次のセッションで、倉庫処理の実行中にオーダラインまたは扱い単位の進捗状況を表示できます。

  • 入庫ライン状況概要 (whinh2119m000)
  • 出庫ライン状況概要 (whinh2129m000)
  • HU 処理入庫 (whinh2113m000)
  • HU 処理出庫 (whinh2123m000)

これらのセッションには、オーダラインまたは扱い単位に対して実行された活動、および次に実行する必要がある活動が表示されます。 また、これらのセッションでは、マニュアルで実行する必要がある活動を実行できます。

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