出荷と積荷の状況

出荷、出荷ライン、および積荷には、次のような状況が設定されます。

  • オープン

    次のことができます。

    • 出荷ラインの数量の調整
    • 出荷への出荷ラインの追加と削除
    • 出荷コンテナ状況または積荷への出荷の追加と削除
    • 他の出荷コンテナや積荷への出荷の移動
    • 出荷コンテナの積荷への追加
  • 出荷伝票の出力および出荷はできません。
  • 一部凍結済

    一部凍結済状況は、扱い単位を使用していて、出荷ラインを扱い単位レベルで凍結する場合に割り当てられます。出荷ラインにのみ一部凍結済状況を割り当てられます。1 つの出荷ラインに複数の扱い単位がリンクされている場合、いくつかの扱い単位は凍結済に設定されている必要があります。一部凍結済出荷ラインの場合、凍結済状況が確認済扱い単位とその子に割り当てられます。1 つの出荷ラインにリンクするすべての扱い単位が凍結済に設定されると、出荷ラインに凍結済状況が割り当てられます。

    すでにリンクされたオープンの扱い単位によってトリガされない場合、出荷ラインはその後更新できません。

  • 凍結済
    ピッキング済商品は倉庫の発送確定エリアにあり、出荷の準備ができています。出荷伝票の出力および出荷を実行できます。扱い単位を生成できます。

    積荷、出荷コンテナ、出荷、出荷ラインは、次のフィールドを除いて変更できません。

    • 運送業者追跡番号 (出荷)
    • 追跡番号 (出荷)
    • 在庫調整日 (出荷ライン)
     他の変更が必要な場合は、最初にその出荷ラインを再オープンする必要があります。詳細は、次の情報を参照してください: 出荷受入
  • 確認

    確認状況は、扱い単位を使用していて、扱い単位レベルで出荷を確認する場合に割り当てられます。出荷ラインに確認状況を割り当てることができるのは、1 つの出荷ラインに複数の扱い単位がリンクしている場合で、そのうちのいくつかの扱い単位が出荷済/確認済のときに限られます。扱い単位ごとに出荷を確認すると、出荷ラインを部分的に確認することになります。出荷ラインが部分的に確認されると、確認済扱い単位とその子には出荷済状況が割り当てられ、出荷ラインには確認状況が割り当てられます。在庫および財務の更新は、この段階では実行されません。この出荷ラインにリンクするすべての扱い単位が出荷済状況に設定されると、出荷ラインに確認済状況が割り当てられます。その後、在庫および財務の更新を実行できます。

    すでにリンクされたオープンの扱い単位によってトリガされない場合、出荷ラインデータは更新できません。在庫、財務、発生元モジュールなどに関する処理更新は実行できません。LN で出荷ヘッダに確認状況を割り当てることはできません。

  • 確認済
    商品は出荷済であり、倉庫から実際に持ち出されています。出荷済品目に対して会計処理および在庫処理を実行します。商品の出荷伝票を出力できます。
注意

計画積荷/出荷 (whinh4180m000) セッションにある積荷の状況はさまざまです。詳細は、次の情報を参照してください: 有効値出荷と積荷

出荷手順

出荷および積荷の凍結/確認 (whinh4275m000) セッションでは、出荷ライン、出荷、および積荷の凍結および確認の両方を行うことができます。出荷手順の中で出荷/積荷を凍結活動が自動的に実行される場合、出荷および積荷は自動的に確認されます。このような場合、ユーザは出荷ライン、出荷、または積荷を凍結することができません。

注意

出荷伝票を自動的に出力する必要がある場合、出荷または積荷の状況がオープンから凍結済または確認済に変わると、出力がただちに開始されます。

状況の決定方法

出荷の状況は、次のようにして決定されます。

  • 少なくとも出荷ラインの 1 つの状況がオープン一部凍結済または確認の場合、出荷の状況はオープンになります。
  • 少なくとも 1 つの出荷ラインの状況が凍結済であり、他の出荷ラインの状況が確認済である場合、その出荷の状況は凍結済になります。
  • すべての出荷ラインの状況が確認済である場合、その出荷の状況は確認済になります。
  • 出荷ラインが再オープンされた場合、その出荷の状況もオープンに変更されます。

積荷の状況は、デフォルトでは次のようにして決定されます。

  • 積荷にリンクしている少なくとも 1 つの出荷の状況がオープンまたは凍結済である場合、その積荷の状況はオープンになります。すべての出荷が凍結済の場合でも、積荷の状況は依然としてオープンであり、積荷に新しい出荷を追加できます。
  • 積荷を凍結すると、積荷の状況は凍結済になります。
  • 積荷にリンクしているすべての出荷の状況が確認済である場合、その積荷の状況は確認済になります。
  • 積荷にリンクしている出荷の出荷ラインが再オープンされると、その積荷の状況もオープンに変更されます。
出荷コンテナ状況

在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションで使用中の出荷コンテナチェックボックスがオンの場合、出荷コンテナを使用できます。

出荷コンテナの状況は次のとおりです。

  • オープン
    コンテナが空、またはコンテナの少なくとも 1 つの出荷がオープン
  • 凍結済
    コンテナのすべての出荷の状況が凍結済
  • 確認済
    コンテナのすべての出荷の状況が確認済

詳細は、次の情報を参照してください: 倉庫管理でのキット処理の概要

凍結
  凍結する対象 凍結コマンドを使用するセッション
 出荷ライン 出荷 - ライン (whinh4131m000) セッション
 出荷 出荷 (whinh4130m000) セッション
 積荷 積荷 (whinh4140m000) セッション

 

出荷ライン、出荷、または積荷の範囲を凍結するには、出荷および積荷の凍結/確認 (whinh4275m000) セッションを使用します。

注意

出荷ライン、出荷、および積荷を凍結できるのは、状況がオープンの場合だけです。

出荷受入

出荷元受入を実行するには、受け入れる出荷を提出し、出荷の状況がオープンであるときに受入数量または未出荷数量を指定します。出荷元受入 - 手順を完了するには、出荷を凍結します。

受入のために出荷を提出した場合、出荷の状況はオープンですが、次のようになります。

  • 出荷元受入のフィールドを除いて、出荷を修正できません。
  • 出荷に新しいラインを追加できません。
再オープン

凍結されている出荷ライン、出荷、または積荷を変更する必要が生じた場合、このような変更を可能にするために該当の出荷ライン、出荷、または積荷を再オープンしなければなりません。再オープンできるのは、状況が凍結済の出荷ラインだけです。出荷ラインを再オープンするには、出荷 - ライン (whinh4131m000) セッションの適切なメニューで再オープンコマンドを使用します。

出荷ラインを再オープンすると、関連する出荷および積荷も再オープンされます。再オープンした出荷に最終的な変更を加えた後で、出荷伝票を再度出力しなければなりません。出荷および出荷ラインの扱い単位の状況は、出荷 (凍結) から出荷 (未決済) に変更されます。出荷ラインまたは出荷を再度凍結するときに、その出荷または出荷ラインに対応する扱い単位がすでに存在する場合、扱い単位は自動的に再生成されます。