在庫差異 (whina1516m000)

セッションの目的: 在庫差異を表示します。

在庫差異を在庫に割り当てるべきか財務会計に転記すべきかを示すには、現行セッションの消費予定 (在庫別) チェックボックスを使用します。

在庫差異の処理 (whina1200m000) セッションでは、消費と転記の両方を実行できます。

 

品目
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具を指します。

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

  • 原価品目 (電気代など)
  • サービス品目
  • 外注サービス
  • リスト品目 (メニュー/オプション)
数量
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。

棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。

倉庫
商品を収容する場所。各倉庫に対して、住所データおよびそのタイプに関するデータを入力できます。
総計
品目の価格設定に使用する通貨

[ツール] メニューから [通貨変換] を選択して自国通貨を切り替えます。

処理日
在庫差異が作成された日付
数量
在庫差異の品目数量
総計
品目/倉庫の各組合せに対する、在庫差異のすべての有効な原価構成要素の総額

有効な原価構成要素別の金額を表示するには、適切なメニューから在庫差異 - 原価詳細 (whina1517m000) セッションを開始します。

合計時間
品目/倉庫の組合せに対する在庫差異のすべての有効な原価構成要素の総時間数
注意

導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションの原価計算の時間数の表示チェックボックスがオンの場合にのみ、このフィールドが表示されます。

配分ライン
原価ペグ配分ラインの連番
消費予定 (在庫別)
このチェックボックスがオンの場合、 在庫差異の処理 (whina1200m000) セッションの実行時に、すべての差異を在庫で消費する動作が試行されます。在庫によって消費できない差異は財務会計に直接転記されます。

このチェックボックスがオフの場合、 在庫差異の処理 (whina1200m000) セッションの実行時に差異全体が財務会計に直接転記されます。

処理済
このチェックボックスがオンの場合、在庫差異は処理済です。処理された在庫差異は財務会計に直接転記されるか、棚卸資産評価額に追加されます。

在庫差異が在庫差異の処理 (whina1200m000) セッションで処理される場合、このチェックボックスがオンになります。

在庫差異発生元
連番
連続した活動のデータレコードやステップを識別する番号。連番は、多くのコンテキストで使用されます。通常、後続の品目やステップに対して連番が生成されます。状況に応じて、この番号を変更することができます。対応するパラメータを設定することにより、採番方法を調整できます。
オーダタイプ
在庫差異を作成したオーダの種類
オーダ
在庫差異を作成したオーダの倉庫オーダ番号
オーダライン
在庫差異を作成した倉庫オーダのラインの位置番号
/
在庫差異を作成したオーダラインの内部連番
入庫ライン
在庫差異を作成したオーダラインの入庫ラインの番号
買掛入庫連番
在庫差異が生じた入庫および購買オーダに関して生成された購買買掛入庫の連番
在庫差異連番
在庫差異連番。特定のオーダ発生元、オーダ、オーダライン、オーダライン連番、入庫、および入庫ラインに関して、1 つまたは複数の差異が発生することがあります。各差異には、このフィールドに示された在庫差異連番別に番号が付けられます。これにより、ユーザはどの差異が原因で特定の会計取引が発生したかを確認できます。

このフィールドには、特定の発生元、オーダ、オーダライン、オーダ順序、入庫、および入庫ラインの最初の組合せの値として 1 が表示されます。この同じ発生元、オーダ、オーダライン、オーダ順序、入庫、入庫ラインなどの 2 つ目の組合せについては、このフィールドの値は 2 です。たとえば、価格差異と能率差異が発生して製造オーダがクローズすると、連番が 1 と 2 である 2 つのレコードが生成されます。この製造オーダが再びオープンになると、連番が 3 と 4 である新しいレコードが 2 つ生成されます。

部署
在庫差異を作成する購買オーダや購買スケジュールを作成した部署のコードで、通常は購買オフィスのコード
記述
コードの記述または名前
実際記録日
在庫差異が発生する現在の日時
注意

これは表示フィールドです。

処理日
在庫差異が処理される日付
配分ライン
在庫差異オーダの配分ラインの連番
倉庫評価グループ
倉庫評価グループ別 MAUC の評価方法について、入庫処理に関する倉庫評価グループのコード
注意

評価方法が倉庫評価グループ別 MAUC の場合にのみ、このフィールドが適用可能です。

記述
コードの記述または名前
プロジェクト
在庫差異に関するプロジェクトのコード
注意

プロジェクトペギングが導入されている場合にのみ、このフィールドが有効になります。

プロジェクトパッケージリンクプロジェクトに設定されているプロジェクトのみをリンクできます。

記述
コードの記述または名前
顧客所有
取引が関係する品目は顧客所有です。

 

消費の切り替え
このオプションは、選択されている差異ラインについて消費予定 (在庫別) チェックボックスをオンまたはオフにするために使用します。

このチェックボックスがオンの場合、在庫差異の処理 (whina1200m000) セッションの実行時に、すべての差異を在庫で消費する動作が試行されます。在庫によって消費できない差異は財務会計に直接転記されます。

このチェックボックスがオフの場合、在庫差異の処理 (whina1200m000) セッションの実行時に差異全体が財務会計に直接転記されます。

原価詳細
在庫入庫処理 - 原価詳細 (whina1513m000) セッションを開始します。