シングルサインオンを初期設定するにはシングルサインオン (SSO) ソリューションの原則では、認証をアプリケーションコードから削除します。SSO は、ユーザが複数のアプリケーションにアクセスするために必要な認証情報の提示が 1 回のみで済む、グローバルに保護されたソフトウェア環境を提供します。 構成の設定によっては、ユーザは自分の Windows 認証情報に基づいて自動的にサインオンできます。一度サインオンした後は、再度サインオンすることなく、あるアプリケーションから別のアプリケーションに移動できます。 たとえば、サインオンした後に、PM ダッシュボードの重要業績インジケータ (KPI) からドリルバックして LN の詳細を調べることができます。このドリルバック動作中に、関連する LN のセッションが直接開始されます。ユーザが LN にサインオンする必要はありません。 LN では、以下の 2 種類のシングルサインオンが使用できます。
重要
Infor では、AD FS によるシングルサインオンを使用することをお勧めしています。CAS に基づくシングルサインオンは、既存のお客様についてのみサポートしています。 ERP LN における Infor SSO ユーザ ID 一般に、ユーザには以下の 2 種類があります。
Infor SSO ユーザは、SSO サービスに必要な 3 番目の種類のユーザです。SSO ユーザの主な役割は、認証のほか、正しい OS ユーザおよびアプリケーションユーザへのマッピングを作成することです。 セキュリティ上の理由から、オペレーティングシステム (OS) グループ (たとえば、bsp) をセットアップする必要があります。このグループに属せるのは、管理タスクの実行を許可された OS ユーザのみです。 Windows 上での LN 環境の場合、汎用システムユーザが作成され、OS レベルで有効でなければなりません (例: infor_ln)。デフォルトでは、この汎用システムユーザは、 一部のユーザに SSO を使用して、その他のユーザに OS 認証を使用することができます。
例
たとえば、以下のような状況が考えられます。
ERP LN 上での SSO の設定 セッション SSO パラメータ (ttams0100m000) が定義され、ユーザデータ (ttams1100s000) セッションが追加フィールドにより拡張されます。「ランタイム DD への変換」 セッションでも、変更が必要でした。
注意
マニュアルで、 セッション 「SSO パラメータ (ttams0100m000)」 SSO パラメータを指定するには、以下のステップを実行します。
特定フィールドの詳細については、このセッションのオンラインヘルプを参照してください。 セッション 「ユーザデータ (ttams1100s000)」 SSO パラメータ (ttams0100m000)により SSO が 起動された場合、ユーザデータ (ttams1100s000) セッションは以下の 2 つのフィールドで拡張されます。
Infor SSO ユーザ
SSO パラメータ (ttams0100m000) セッションで定義した汎用システムユーザを使用するには、汎用システムユーザを使用チェックボックスをオンにします。このチェックボックスがオフの場合、システムログインが使用されます。 システムログインを使用する場合は、必ずこのユーザを sso_permissions.xml ファイルに登録してください。このファイルについては後述します。
注意
Windows インストールの場合、ユーザデータ (tams1100m000) セッションには、別の追加フィールド、すなわち汎用システムユーザパスワードフィールドが含まれます。Windows では、特定のユーザに切り替えるために、プレーンパスワードは必須です。このパスワードはただちに暗号化され、ランタイムに変換されるときに ランタイムへの変換 必要な SSO 情報を入力した後で、次のように、LN ユーザに対して SSO を起動する必要があります。
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