Microsoft Windows パフォーマンスモニタ

概要

この章では、Microsoft Windows パフォーマンスモニタと、LN 固有のパフォーマンスカウンタについて説明します。

この章には以下の内容が含まれます。

  • Microsoft Windows パフォーマンスモニタの概要
  • LN 固有のパフォーマンスカウンタ
  • LN 用 Microsoft パフォーマンスモニタを使用するには
Microsoft Windows パフォーマンスモニタの概要

LN は、LN 固有のパフォーマンスインジケータを Microsoft Windows パフォーマンスモニタで公開します。パフォーマンスモニタは、ローカルコンピュータとネットワークコンピュータのパフォーマンスの測定に使用できるグラフィカルなツールです。Microsoft Windows パフォーマンスモニタを使用すると、プロセッサ、メモリ、キャッシュ、スレッド、プロセスなど、オブジェクトの動作を表示できます。各オブジェクトにはカウンタのセットが関連付けられ、デバイスの使用率、キューの長さ、遅延などに関する情報と、スループットや内部の輻そうの測定に使用される情報を提供します。Microsoft Windows パフォーマンスモニタは、現在のアクティビティと継続的なログ記録を反映するチャート、警告、およびレポートの機能を備えています。

以下のリストは、Microsoft Windows パフォーマンスモニタを使用してオブジェクトのパフォーマンスを表示する方法の概要を示しています。

  • LN システムおよび環境カウンタを表示します。
  • 複数のコンピュータのデータを同時に表示します。
  • チャートを表示し、動的に変更して現在のアクティビティを反映し、ユーザ定義の頻度で更新されるカウンタの値を示します。
  • データをさらに操作したり出力したりするために、チャート、ログ、警告ログ、レポートからスプレッドシートやデータベースプログラムにデータをエクスポートします。
  • イベントを一覧表示するシステム警告を警告ログに追加します。管理者に通知するために、警告が発生すると、警告ビューに戻るか、イベントビューアのアプリケーションログにイベントを記録するか、ネットワーク警告を発行します。
  • カウンタの値がユーザ定義値を超えたり、下回ったりするたびに、または最初にユーザ定義値を超えたり、下回ったりしたときに、定義済のプログラムを実行します。
  • さまざまなコンピュータのオブジェクトに関するデータを含むログファイルを作成します。
  • 既存のログファイルのセクションを選択して 1 つのファイルに追加し、長期的なアーカイブを形成します。
  • 現在のアクティビティのレポートを表示したり、既存のログファイルからレポートを作成したりします。
  • チャート、警告、ログ、レポートの個別の設定を保存するか、ワークスペース全体の設定を保存して、必要に応じて再利用します。
LN 固有のパフォーマンスカウンタ

LN は、以下の LN 固有のパフォーマンスカウンタを Microsoft Windows パフォーマンスモニタで公開します。

LN 環境カウンタ:

  • 共有メモリ稼働時間
  • 共有メモリのアタッチ
  • 使用中の共有メモリ
  • 共有メモリのサイズ

LN システムカウンタ:

  • 不正なログイン試行
  • 1 秒当たりの不正なログイン試行回数
  • LN でのプロセス終了回数
  • ESLogic サービス稼働時間
  • 1 秒当たりの Infor Enterprise Server のプロセス終了回数

これらのパフォーマンスカウンタはチャートで表示できます。Microsoft Windows パフォーマンスモニタを使用して、LN 固有のパフォーマンスカウンタが事前に定義されている制限を超えた場合に開始される警告を作成することもできます。たとえば、100 人を超える LN ユーザが LN 環境にログインした場合、警告をトリガーして LN システム管理者に通知することができます。

LN 用 Microsoft パフォーマンスモニタを使用するには

Microsoft パフォーマンスモニタを使用して、以下のことができます。

  • LN パフォーマンスカウンタのグラフィカルな指標を表示する
  • LN パフォーマンスカウンタに警告を設定する
注意

Microsoft パフォーマンスモニタを開始するには、以下の項目を選択します。

  • 設定 (Windows [スタート] メニューから)
  • コントロールパネル
  • 管理ツール
  • パフォーマンス