ジョブデータの手順

手順の目的

LN のジョブ管理には、ジョブを作成する手順や、ジョブカレンダーでジョブを実行する日時を定義する手順が含まれています。

手順の結果と前提条件
結果

開始できるジョブ

前提条件

環境についての必要条件はありません。

手順概要

LN で定期的ジョブを使用する前に、以下の手順を実行してジョブカレンダーと基本ジョブデータを定義する必要があります。LN では、ジョブカレンダーで定義したスケジュールに従うか、一定の間隔で定期的ジョブを開始できます。間隔は基本ジョブデータで定義できます。基本ジョブデータを定義した後、セッションとシェルコマンドをジョブに追加できます。ジョブのセッションのデフォルト設定は、必要に応じて手順のオプションのステップを使用してメンテナンスできます。

下図は、基本的なジョブの手順を表しています。
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ステップ 1. ジョブカレンダーを作成する

定期的ジョブを開始するには、ジョブカレンダーを使用します。ジョブカレンダーには、ジョブを実行する日付と時刻が含まれています。

セッション カレンダー (ttaad5106m000)

ステップ 2. ジョブカレンダーに日付を指定する

ジョブカレンダーで、ジョブを開始しなければならない日付と時刻を定義する必要があります。

セッション カレンダー別日付 (ttaad5107m000)

ステップ 3. 基本ジョブデータを定義する

ジョブへのセッションの追加 (ttaad5102s000) セッションを使用してジョブにセッションを追加する前に、まずジョブの基本パラメータを定義する必要があります。定期的ジョブを非対話式にするには、セッション ジョブデータ (ttaad5500m000) および ジョブデータ (ttaad5100s000) で、定義済のジョブカレンダー、またはジョブを定期的に開始する間隔を指定します。

ジョブを次の実行まで中断チェックボックスをオンにした場合、ジョブは次の実行日まで保留になります。ジョブの起動 (ttaad5203m000) セッション、UNIX シェルプログラム rc.startjob、または Windows バッチファイル startjob.bat で開始されたジョブの場合は、ジョブの状況が待機中になります。ジョブは、カレンダーに定義されている次の実行日ごとに自動的に再開されます。

ジョブを次の実行まで中断チェックボックスをオフにした場合、ジョブは 1 回実行されると終了します。ジョブの起動 (ttaad5203m000) セッション、UNIX シェルプログラム rc.startjob、または Windows バッチファイル startjob.bat で開始されたジョブの場合は、ジョブの状況がフリーになります。ジョブを再開するには、ジョブの起動 (ttaad5203m000) セッション、UNIX シェルプログラム rc.startjob、または Windows バッチファイル startjob.bat をマニュアルで開始する必要があります。

ステップ 4. ジョブにセッションを追加する

ジョブには 1 つまたは複数のセッションが含まれ、ジョブデータ (ttaad5100s000) セッションで指定したデータに従って実行する必要があります。通常、ジョブは出力セッションまたは処理セッションを開始します。

エラー処理では、セッションの実行中にエラーが発生した場合の LN の続行方法を入力できます。たとえば、セッションの実行中にエラーが発生した場合に LN が実行を続けるか、ジョブのセッションをいくつか飛ばすかを指定します。

ステップ 5. ジョブにシェルコマンドを追加する

この手順は省略可です。このセッションを使用すると、ジョブをシェルコマンドに関連付けて、コマンドの実行を操作できます。シェルコマンドがジョブに正しく反映されるように、スクリプトをテストする必要があります。通常、ジョブとシェルスクリプトをテストするには、出力をファイルかプリンタにリダイレクトします。ファイルまたはプリンタへの出力のリダイレクトには、オペレーティングシステムの出力リダイレクト機能を使用できます。

セッション ジョブへのシェルコマンドの追加 (ttaad5205m000)

ステップ 6. ジョブのセッションのデフォルト設定を変更する

この手順は省略可です。この手順を使用すると、ジョブに関連付けられているセッションの設定を変更できます。たとえば、セッションの実行順序や、セッションの出力先となるデバイスを変更できます。

セッション ジョブ別セッション (ttaad5501m000)