データベース情報の定義

LN によって使用される各データベースタイプのデータベース情報を指定する必要があります。設定時にはデータベース定義を作成し、それにテーブルを割り当てる必要もあります。

データベース情報は次のもので構成されます。

  • システムで有効なデータベースタイプ
  • データベースタイプのパラメータおよびデータベースコピー
  • データベースに割り当てられているテーブル
  • 論理テーブル
  • リモートデータベース

データベーステーブルの保存に使用されます。たとえば ORACLE、Informix など様々なデータベースタイプを使用することができます。テーブルは分散データベース環境のリモートシステム上に置くこともできます。

注意

データベース管理とデータベースツールの技術的な詳細は、Infor10 ERP Enterprise Server (LN) Technical Manual (U8172 US) を参照してください。

ビジネスオブジェクトの場所

データベース情報を定義する前に、どのデータベースタイプがシステムにインストールされているかを知る必要があります。それぞれのデータベースタイプに対してテーブルを割り当てることができます。つまり、どのテーブルが存在しているかもわかっていなければなりません。

データベースを定義した後で、変更データを複数のセッションでランタイムデータディクショナリに変換しなければなりません。その後で、テーブルの作成 (ttaad4230m000) セッションで会社用のテーブルを作成することができます。

データベースデータを定義するには、次の手順を完了します。データベース情報がまだ指定されていないものとみなします。

  1. データベース定義 (ttaad4510m000): このセッションでは、ローカルデータベースかリモートデータベースを指定します。データベースはそのデータベースコードによって識別されます。ローカルデータベースの場合は、データベースタイプ、パラメータ、監査証跡を指定します。ORACLE および Informix に対するパラメータは、そのデータベース内のテーブルの位置を示します。リモートデータベースの場合は、システム名フィールドにリモートシステムの名前を入力できます。
  2. データベース定義(コピー/代替) (ttaad4112s000): このセッションではデータベースのコピーを指定します。
  3. データベース別テーブル (ttaad4111m000): データベースコードを定義した後、このセッションを使用してテーブルをデータベースに割り当てます。会社ごとにどのテーブルがどのデータベース (タイプ) に属するかを指定します。
  4. 論理テーブル (ttaad4120m000): このセッションでは論理テーブル構造を定義します。論理会社のテーブルを別の物理会社の下に保存するように定義することができます。これにより、たとえば、品目データおよび部品表を一度でシステムに保存しながら、財務データは様々な財務会社に保存することができます。