AMS でテンプレートを定義するには

ユーザに対して定義しなければならないその他のデータおよび権限は、テンプレートで定義します。テンプレートは、権限管理システム (AMS) で組織内の役割に対する権限を定義する場合にも使用します。これによって、組織内で同じ役割を持つユーザのグループに対する権限を簡単に定義できるようになります。

その他のテンプレートには次のものが含まれます。

  • アプリケーションサーバ、起動システムなど、ユーザのグループに共有される共通ユーザデータ。
  • ツールでテキストを作成するためのデフォルト設定値。たとえば、テキストグループおよびテキストフィールドに対するテキストグループなど。テキストは、オンラインヘルプの書込みのような明確な理由のためにツールで使用されますが、問合せの書込み、テーブル内の保存データ上の追加情報、交換スキームなどにも使用されます。
  • 設定順にユーザが使用できるデバイス。ユーザにすべてのデバイスを使用する権限がある場合、ユーザデータ (ttams1100s000) セッションでデバイス設定テンプレートを使用してユーザのデバイス設定を指定することができます。ユーザにすべてのデバイスを使用する権限がない場合、ユーザはデバイス設定リストに存在するデバイスのみを使用することができます。つまり、デバイス設定リストは特定のユーザに使用する権限が付与されているデバイスのリストでもあります。
  • カスタマイズされたソフトウェア構成要素を開発するためのデフォルト設定値。たとえば、変更後にフォームおよびメニューを自動的にランタイムに変換するかどうか、プログラムスクリプトを編集する前にバックアップを作成するかどうかなどを指定することができます。

権限テンプレートには、通常ユーザに対する制約が含まれます。例:

  • ツールにテキストを書き込むのに必要な権限。たとえば、ユーザに付与する権限を読取り専用、使用、更新のいずれかに限定することができます。これらの権限を複数の会社に定義することも、すべての会社に定義することもできます。
  • カスタマイズされたソフトウェア構成要素を開発するのに必要とされる権限。開発者権限のテンプレート (ttams1151m000) セッションを開始するにはパスワードが必要です。このセッションは、パッケージ VRC、モジュール、言語などの指定に使用することができます。