ユーザデータ (ttams1100s000)

セッションの目的: LN ユーザに適用されるシステムデータ、デフォルト設定、権限、およびテンプレートを指定します。これらのデータは、ユーザが ツールアプリケーションを起動するために必要です。このセッションで、ツールユーザのアドレスデータも指定できます。たとえば、E メールアドレス、電話番号、FAX 番号などです。

ツールユーザのデータを指定した場合は、[閉じる] をクリックして概要セッションに戻ります。ツールにユーザファイルを作成するには、適切なメニューのコマンドを使用します。

注意

通常ユーザ用のテキストグループ権限のテンプレートを指定する必要があります。指定しない場合、通常ユーザはツールのテキストの読取や書出ができません。

 

ユーザ
ユーザを LN ユーザとして識別するユーザコード。

ツールユーザコードは通常、システムログインフィールドで指定されるユーザコードに似ています。ただし、1 つのシステムログオン名に、複数のツールユーザを指定できます。

ユーザが bshell を起動するときに、デフォルトでは、システムログオンコードと同じツールユーザコードを使用して、システムが起動します。USER 環境変数を設定することにより、別のツールユーザコードを使用して bshell を起動できます。

システムログオン LN ユーザ
davedave
davedave_01
davedave_02
johnjohn
johnjohn_01

 

システムログオン名が 「dave」 のユーザが bshell を起動した場合、デフォルトでは、このユーザはツールではユーザ 「dave」 になります。ユーザ 「dave」 が環境変数 USER に 「dave_01」 または 「dave_02」 を設定すると、別のツールユーザとして起動できます。

システムログオン名が 「dave」 のユーザが環境変数 USER に 「john」 または 「john_01」 を設定し、これらのログオン名を使用して bshell を起動しようとした場合、「ユーザ 「john」 として実行する権限がありません」 ということを示すメッセージが表示されます。同様に、ログオン名が 「john」 の UNIX ユーザが bshell を起動するには、ツールのユーザコード 「john」 または 「john_01」 を使用する必要があります。「dave」 や 「dave_01」、「dave_02」 などを使用しても起動できません。

注意

OS ユーザ名の長さ変更 (ttaad2220m000) セッションの実行後、1 対 1 の関係がシステムログインと LN ユーザの間に存在します。各システムログインは 1 人の LN ユーザのみにリンクすることができます。

名前
ツールユーザの名前
Infor セキュリティユーザ
このフィールドが表示されるのは、SSO パラメータ (ttams0100m000) セッションのSSO 有効チェックボックスをオンの場合のみです。SSO サービスで使用しているユーザ名を指定します。

SSO ユーザフィールドは空のままにすることができます。その場合は、システムログインフィールドの値がランタイムへの変換時に使用されます。Infor の SSO ユーザの値は一意である必要があります。つまり、同じ Infor SSO ユーザの値は、1 人の LN ユーザにのみ指定できます。

ランタイムへの変換時に、このフィールドは u<user> ファイルに sso_user というタグでダンプされます。

また、アプリケーションユーザ名を含む $BSE/lib/user/sso/s<SSO_USER> ファイルも作成されます。形式は baanuser:<baan user name> です。このファイルは bshell によって、SSO ユーザからアプリケーションユーザへのマッピングを行うために使用されます。

エンドユーザが構成に手を加えてより多くの権限を入手することを防ぐため、BLogin 用に追加のファイル $BSE/lib/sso.permissions が導入されています。このファイルには、SSO ユーザが特定の OS ユーザになりすます許可が入っています。このファイルはシステム管理によって保守され、システム管理者が OS レベルでのみ上書き可能とする必要があります。これには、たとえば OS パスワードファイルと同様のセキュリティが適用されると考えなければなりません。このファイルが存在しない場合、BLogin は SSO の要求を拒否します。

汎用システムユーザを使用
このチェックボックスがオンの場合、 SSO モードでバイナリを実行するために使用されるデフォルトの OS-ユーザ識別情報が表示されます。ユーザは誰でも 「汎用システムユーザ」 となることができます。変換後、このデータは sso_config ファイル内に generic_user:<Generic User> として配置されます。

汎用システムユーザを使用フィールドが有効化されるのは、SSO パラメータ (ttams0100m000) セッションのシステムユーザの上書きを許可チェックボックスをオンにした場合です。

システムログイン
ユーザのシステムログインコード。ユーザフィールドに指定したユーザコードがデフォルトとして使用されます。

ツールをインストールする前に、システム管理者はシステム管理プログラムを使用して、必要なログオン名を作成しておく必要があります。

ツールにより、このフィールドに指定したログオンコードがパスワードファイルに存在するかどうかが検査されます。存在しない場合は、警告が表示されます。

重要

システムログインコードの指定に使用できるのは、小文字のみです。

[システムログイン] フィールドは、汎用システムユーザを使用フィールドがチェックされている場合は無効になります。これは、SSO が起動されている場合にあてはまります。この場合、表示されている [汎用システムユーザ] フィールドの値がランタイムへの変換時に使用されます。

ユーザタイプ
LN ユーザのユーザタイプ。
パッケージコンビネーション
ユーザのツールソフトウェアのパッケージコンビネーション
パッケージコンビネーション
会社
LN ユーザが作業するデータを含むデフォルトの会社

会社にアクセスできるのは、ツールユーザと会社のパッケージコンビネーションが同じ場合のみです。

この規則には例外があります。以下の制限に当てはまる場合は、会社のパッケージコンビネーションがユーザのパッケージコンビネーションと異なることもあります。

  • 両方のパッケージコンビネーションが同じライブラリ権限を含む場合
  • 両方のパッケージ VRC の違いが、互いに他方から派生しているか、または両方のパッケージ VRC が同じパッケージ VRC から派生しているという違いだけで、データ定義またはドメインの違いが無い場合
注意

ユーザが通常ユーザの場合、指定された会社の会社権限は自動的に生成されます。

関連トピック

  • オンラインマニュアル 会社 - 概要 のセクション 「会社データの処理」
会社
会社の名前
ロジスティック会社
LN ユーザが作業するデータを含むロジスティック会社。動的なロジスティック会社と財務会社の切替 (ttaad0101s000) のためのパラメータが有効な場合のみ、このフィールドが表示されます。

関連トピック

  • オンラインマニュアル 会社 - 概要 のセクション 「会社データの処理」
財務会社
LN ユーザが作業するデータを含む財務会社。動的なロジスティック会社と財務会社の切替 (ttaad0101s000) のためのパラメータが有効な場合のみ、このフィールドが表示されます。

関連トピック

  • オンラインマニュアル 会社 - 概要のセクション 「会社データの処理」
言語
ユーザがアプリケーションを起動するソフトウェア言語のコード
データ言語
ユーザのデータ言語のコード

複数言語アプリケーションデータを参照してください。

メニューブラウザ
このチェックボックスがオンの場合、起動時のユーザの WorkTopメニューブラウザが含まれます。
Infor LN プロセスブラウザ (DEM)
このチェックボックスがオンの場合、起動時のユーザの WorkTopInfor LN プロセスブラウザ (DEM) が含まれます。
Infor LN ワークフロー
このチェックボックスがオンの場合、起動時のユーザの WorkTopInfor LN ワークフロー が含まれます。
起動メニュー
ユーザの起動メニューパッケージコード
起動メニュー
ユーザの起動メニューのモジュールコード
起動メニュー
ユーザの起動メニューのコード
ユーザ設定を記憶
このチェックボックスがオンの場合、ユーザが概要セッションを再開したときに、そのセッションについて最後に選択したインデックスでセッションが開始されます

このチェックボックスがオフの場合、

  • セッションは、デフォルトのウィンドウサイズとデフォルトの画面位置で開始されます
  • 概要セッションは、デフォルトの列幅で開始されます
  • 概要セッションは、セッションのデフォルトのインデックスで開始されます
注意

ユーザは、[表示] メニューの並び順コマンドが有効な場合のみ、セッションのインデックスを選択できます

メッセージモード
ユーザのメッセージモード。実行時に、ユーザはオプション (ttams1100s100) セッションでメッセージモードを変更できます。任意の概要セッションでツールメニューのオプション..をクリックすると、このセッションにアクセスできます。
標準ツールバー
セッションのフォーム上でのユーザの標準ツールバーの位置。ユーザはこのフィールドをオプション (ttams1100s100) セッションでメンテナンスできます。任意の概要セッションでツールメニューのオプションをクリックすると、このセッションにアクセスできます。
アプリケーションツールバー (アイコン)
セッションのフォーム上でユーザのアプリケーションツールバー (アイコンボタン) を表示する位置。ユーザはこのフィールドをオプション (ttams1100s100) セッションでメンテナンスできます。任意の概要セッションでツールメニューのオプションをクリックすると、このセッションにアクセスできます。
アプリケーションツールバー (テキスト)
セッションのフォーム上でユーザのアプリケーションツールバー (テキストボタン) を表示する場所。ユーザはこのフィールドをオプション (ttams1100s100) セッションでメンテナンスできます。任意の概要セッションでツールメニューのオプションをクリックすると、このセッションにアクセスできます。
ユーザデータ
ツールユーザのユーザデータテンプレート
注意

このテンプレートは、ユーザデータテンプレート (ttams1110m000) セッションで作成します。

デフォルトテキストグループ
ツールユーザのデフォルトのテキストグループテンプレート。
注意

このテンプレートは、デフォルトテキストグループのテンプレート (ttams1121m000) セッションで作成します。

デフォルトテキストフィールド
LN ユーザのデフォルトのテキストフィールドテンプレート。
注意

このテンプレートは、テキストフィールドテンプレート別デフォルトテキストグループ (ttams1120m000) セッションで作成します。

開発パラメータ
ツールユーザの開発パラメータのテンプレート。

このテンプレートは、開発パラメータのテンプレート (ttams1150m000) セッションで作成します。

デバイス設定
ツールユーザのデバイス設定のテンプレート。
役割
LN ユーザの組織内での役割
注意

ツールユーザを複数の役割にリンクできます。

マネージャは自分自身の権限に加えて、組織の自分のスタッフと同じ権限も持つ必要があります。

役割
役割についての記述
全パッケージ VRC に対するデフォルト権限
このチェックボックスがオンの場合、開発者には、すべてのパッケージ VRC を対象として、これらのパッケージのソフトウェア構成要素を変更するためのデフォルト権限が与えられます。パッケージ VRC が開発者権限のテンプレート (ttams1151m000) セッションで指定されている場合は、開発者にはすべてのパッケージ VRC に対する権限はなくなり、指定された VRC に対する権限のみを持ちます。

このチェックボックスがオフの場合、開発者は、開発者権限のテンプレート (ttams1151m000) セッションで指定されているパッケージ VRC に対する権限のみを持っています。

開発者権限
開発者の権限が指定されたテンプレートのコード。
注意

このテンプレートは、開発者権限のテンプレート (ttams1151m000) セッションで作成します。

テキストグループ権限
LN ユーザのテキストグループ権限を指定したテンプレートのコード。

通常ユーザ用のテキストグループ権限のテンプレートを指定する必要があります。指定しない場合、通常ユーザはツールのテキストの読取や書出ができません。

注意

このテンプレートは、テキストグループ権限テンプレート (ttams1122m000) セッションで作成します。

Eメールタイプ
ユーザの E メールアドレスのアドレスタイプ。
Eメールアドレス
受信者の E メールアドレス。E メールタイプに基づいて、E メールアドレスの有効性がチェックされます。
電話番号
このフィールドは、LN ではまだサポートされていません。
FAX 番号
このフィールドは、LN ではまだサポートされていません。
テレックス番号
このフィールドは、LN ではまだサポートされていません。
SITA アドレス
このフィールドは、LN ではまだサポートされていません。
SMS アドレス
このフィールドは、LN ではまだサポートされていません。
デフォルトアドレスタイプ
ユーザのデフォルトのアドレスタイプ。アプリケーションでユーザにメッセージを送信する方法が指定されていない場合、デフォルトが使用されます。デフォルトのメッセージタイプを使用する場合は、そのタイプのアドレスも指定する必要があります。このフィールドは空欄でもかまいません。その場合は、このユーザにデフォルトのメッセージタイプがないことになります。