公開メソッド (ttadv7112m000)

セッションの目的: ビジネスオブジェクトの公開メソッドを定義します。

公開メソッドは、ビジネスオブジェクトの公開属性を操作するものであり、外部アプリケーションで利用できます。このメソッドは、標準メソッドと特定メソッドのどちらかです。特定メソッドはマニュアルでプログラムする必要があります。標準メソッドは、ビジネスオブジェクトの保護属性にもとづいて生成できます。標準メソッドは、保護属性に対して、作成、読取、変更/削除、表示、一覧表示などの標準処理を実行します。

ビジネスオブジェクトの参照テーブルを定義しておくと、CreateRef および DeleteRef の標準メソッドを使用して参照テーブルを操作できます。詳細については、テーブル (ttadv7111m000) セッションのヘルプを参照してください。

注意

公開メソッドでは、実際には、各構成要素の関連保護メソッドが呼び出されます。これらの保護メソッドは外部アプリケーションから直接アクセスすることはできません。

 

メソッド
公開メソッドの名前

メソッドが標準メソッドの場合、修正することはできません。メソッドが特定メソッドの場合、名前、返値のタイプ、引数などのプロパティを更新できます。

保護メソッド名には、次のルールが適用されます。

  • ビジネスオブジェクト内で一意の名前であること
  • ビジネスオブジェクトのビジネスコンセプトまたは機能、あるいはその両方を意味する名前であること。技術ソリューションを意味する名前は使用しないこと
  • 標準化されたビジネス用語 (たとえば、OAGIS) を使用すること
  • 意味のある名前にすること
  • 使用可能な文字は英数字の A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9 のみ
  • スペースは使用しない
  • 名前が複数の単語から成る場合、最初の単語を含む各単語の先頭を大文字にすること

例: GetEmployeeDescription

生成できるのは標準メソッドのみです。標準メソッドの操作には、作成、変更、削除、表示、および一覧表示があります。参照テーブルを使用すると、追加のメソッド (CreateRef および DeleteRef) も生成されます。上記のようなメソッド名は、特定メソッド、つまりマニュアルで作成するメソッドには入力できません。

関連保護メソッド
公開メソッドが保護メソッドに関連している場合、このフィールドには保護メソッドの名前が表示されます。

たとえば、公開標準メソッド 「Change」 は保護標準メソッド 「Change」 に関連しています。

返値タイプ
公開メソッドの返値タイプ。公開メソッドに指定できる返値のタイプは長整数のみです。
標準/特定
このフィールドには、メソッドが標準メソッドであるかそれとも特定メソッドであるかを指定します。詳細については、Standard/Specific Methodを参照してください。

標準メソッドは、適切なメニューを使用して生成できます。標準メソッドのプロパティは変更できません。メソッドは、ユーザにとって不要なものだけを削除できます。

 

メソッド引数
クリックすると、ビジネスオブジェクトメソッド引数 (ttadv7113m000) セッションにズームします。このセッションでは、選択したメソッドの引数をメンテナンスできます。
公開標準メソッドの生成
クリックすると、標準メソッドと引数、および選択されたメソッドに対する XML スキーマファイを生成できます。引数に公開属性が必要な場合は、公開属性も生成できます。引数は、ビジネスオブジェクトメソッド引数 (ttadv7113m000) セッションで修正できます。このセッションは、適切なメニューから開始できます。

標準メソッドの詳細については、Standard/Specific Methodのヘルプトピックを参照してください。