ジョブデータ (ttaad5100s000)

セッションの目的: ジョブの基本データを定義します。基本ジョブデータは、現行会社についてのみ有効です。同じジョブを別の会社で使用する場合は、その会社について基本ジョブデータを再度定義する必要があります。

ジョブタイプ

LN では、次の 2 つのジョブタイプを作成できます。

  • 複数回実行される定期的ジョブ。定期的ジョブの場合、時間間隔またはカレンダーを指定する必要があります。必要ならばジョブを自動的に再開することができます。
  • 1 回のみ実行される非定期的ジョブ。ジョブが実行されると、ジョブデータは自動的に削除されます。
ジョブデータの保存

通常、各会社ごとに独自の基本ジョブデータを保存します。その結果、ジョブは特定の会社について実行されます。したがって、ジョブの基本データを定義する前に、現行会社がそのジョブデータを定義する対象として適切な会社であるかどうかを最初にチェックする必要があります。適切ではない場合は、WorkTop/ LN UI会社の変更コマンドを使用して現行会社番号を変更します。

ただし、1 つのジョブの中では、複数の会社でセッションを実行することもできます。複数の会社でセッションを実行できるのは、該当する会社のジョブデータテーブルが物理的に 1 つのメイン会社にマップされている場合だけです。

論理テーブル (ttaad4120m000) セッションを使用して、次のジョブテーブルを論理テーブルとして 1 つの物理テーブルにリンクできます。

  • ジョブデータ (ttaad500)
  • ジョブ別セッション (ttaad501)
  • ジョブ入力変数 (ttaad503)
  • ジョブデーモン指示 (ttaad505)
  • カレンダー (ttaad506)
  • カレンダー別日付 (ttaad507)
  • ジョブ履歴 (ttaad510)
  • ジョブセッション履歴 (ttaad511)
  • ジョブセッション履歴 (ttaad512)

セッションをジョブに追加する前に、会社番号をチェックしてください。ジョブを複数の会社に適用する場合は、WorkTop/LN UI会社の変更コマンドで別の会社に切り替えて、会社ごとにジョブを定義する必要があります。次に他の会社のジョブデータを定義します。

ジョブを開始するには

ジョブの開始方法は、ジョブの状況によって異なります。

  • ジョブの状況が 「フリー」 の場合は、次の方法でジョブを開始できます。
    • ジョブの起動 (ttaad5203m000) セッションを使用するこのセッションは、ジョブデータ (ttaad5500m000) セッションの適切なメニューから開始できます。
    • rc.startjob シェルコマンドを使用する (UNIX プラットフォーム)
    • startjob.bat バッチファイルを使用する (Windows プラットフォーム)
  • LN ジョブデーモンでジョブを開始する場合は、ジョブの状況を 「順番待ち」 に変更する必要があります。状況を 「順番待ち」 に設定する前に、必ずすべてのセッション (少なくても 1 つのセッション) がジョブに加えられていることを確認してください。ジョブデーモンがすでに実行中の場合、ジョブは、状況が 「順番待ち」 に変更され、レコードが保存されしだい起動されます。
注意

ジョブの状況を 「順番待ち」 に変更するには、ジョブデータ (ttaad5500m000) セッションの適切なメニューでジョブのキューをクリックします。

ジョブの状況の詳細については、ジョブ状況を参照してください。

 

ジョブ
ジョブ識別コード
ユーザ
ジョブを作成したユーザの LN ユーザ ID
作成日
ジョブが作成された時刻
外部スケジュールの使用
このチェックボックスがオンの場合、 UNISON の Maestro などの外部ジョブスケジューラー、または UNIX crontab などの外部プログラムによって、ジョブが開始されます。その場合、ジョブデータ内のカレンダーおよび時間スケジュールは無視されます。
定期的
ジョブを事前に定義した日付と時刻に定期的に開始または再開する必要がある場合は、このチェックボックスをオンにします。カレンダー (ttaad5106m000) セッションおよびカレンダー別日付 (ttaad5107m000) セッションを使用して、不定期のジョブ起動スケジュールを作成できます。定期的スケジュールを作成するには、期間フィールドを使用できます。たとえば、1 か月に 2 回ジョブを開始するように指定できます。

外部スケジュールの使用チェックボックスがオンの場合、定期的チェックボックスは外部プログラムがジョブを定期的に開始することの確認としてのみ使用されます。

ジョブを次の実行まで中断
定期的ジョブを、最後の実行後に自動的に実行しなければならないかどうかを示します。定期的ジョブの実行後に、次の実行日は所定の期間およびカレンダー日付に従って自動的に更新されます。

このチェックボックスがオンの場合、ジョブは次の実行日まで続行されます。ジョブの起動 (ttaad5203m000) セッション、UNIX シェルプログラム rc.startjob、または Windows バッチファイル startjob.bat で開始されたジョブについては、状況が 「待機中」 になります。ジョブは、カレンダーまたは間隔で定義された次の実行日ごとに自動的に再開されます。

このチェックボックスがオフの場合、ジョブは 1 回だけ実行されてから停止します。ジョブの起動 (ttaad5203m000) セッション、UNIX シェルプログラム rc.startjob、または Windows バッチファイルで開始されたジョブについては、状況が 「フリー」 になります。ジョブを再開するには、ジョブの起動 (ttaad5203m000) セッション、UNIX シェルプログラム rc.startjob、または Windows バッチファイル startjob.bat をマニュアルで開始する必要があります。

カレンダー
いくつかの日付/時間で構成されるカレンダーで、定期的なジョブを実行する日付/時間を示すために使用します。
注意

カレンダーを使用しない場合は、期間フィールドを使用して、2 つの実行の間の期間間隔を指定できます。

期間
期間単位での数値
期間
期間単位。日や週など。
期間の終わり
ジョブが特定の期間中だけ有効である場合、ジョブを開始できる最終日を入力することができます。

このオプションを使用して、たとえば 1 か月に 2 回開始するジョブを 6 か月間だけ有効にすることができます。

次の実行日
次のジョブ実行の日付。ジョブが定期的である場合、このフィールドは、ジョブ実行後のカレンダーの次の日付、または所定の期間に対応する日付を示します。
最大持続期間
ジョブがその最大持続期間を超えると、停止します。実行中のセッションは完了しますが、次のセッションは実行されません。履歴レコードに終了の原因が説明されています。

このフィールドに 0 [ゼロ] を入力すると、ジョブ持続期間は無制限になります。60 より小さい値は分を表わします。59 分より長い期間を指定するには、区切りを入れないで、時間の後に分を続けて入力します。たとえば、30 分を指定する場合は、30 と入力します。1 時間を指定する場合は、100 と入力します。1 時間 30 分を指定する場合は、130 と入力します。

最終実行日
ジョブが最後に実行された日付
状況
ジョブの状況