作業オーダ (tswcs2100m100)

セッションの目的: 作業オーダの表示、メンテナンス、および作成を行います。このセッションでは、作業オーダおよび作業オーダ活動に関連する各種のロジスティックタスクを実行できます。

次のオプションを使用して、サービス内の関連オーダ、および 「購買」、「製造」、倉庫管理などのパッケージから発生した関連オーダを表示します。

  • 派生先: 
    グラフィカルブラウザフレームワークを開始し、現在のオーダから派生しているオーダを表示します。
  • 派生元: 
    グラフィカルブラウザフレームワークを開始し、特定のオーダから派生しているオーダを表示します。

グラフィカルブラウザフレームワークでは、オーダのマルチレベルの関係を表示できます。次のオプションを使用して、詳細を表示できます。

  • 詳細表示: 
    関連オーダの詳細を表示します。
  • ツリーの反転: 
    グラフィカルブラウザフレームワークを開始し、反転モードにして、選択したオーダから開始します。たとえば、グラフィカルブラウザフレームワークを派生先モードで開いた場合、この反転オプションを使用してオーダを派生元モードで表示することができます。
注意

このセッションのプロジェクトペギングデータは、メンテナンス販売オーダ - 部品メンテナンスライン (tsmsc1110m100) セッションをもとにデフォルト設定されます。原価分割機能を利用すると、原価をレベル間でリダイレクトできます。

診断グループボックスは、一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションで診断の使用チェックボックスがオンになっている場合のみ表示されます。

付随セッションおよび 「複数メインテーブル」 セッションの詳細については、次を参照してください。

実行できるタスクは、次のとおりです。

  • 作業オーダの表示、メンテナンス、または作成。新規作業オーダを作成するには、ツールバーの新規ボタンを使用します。関連詳細の入力、およびレコードの保存は必須です。
  • 作業オーダ活動を表示、メンテナンス、および作成します。作業オーダごとに、オーダ活動を少なくとも 1 つ入力する必要があります。作業オーダを実行するには、作業オーダ活動を追加する必要があります。
  • 材料やその他資源の表示、メンテナンス、および作成
  • 計測や時間会計の表示、メンテナンス、および作成

 

作業オーダ
作業オーダを識別するシリーズコード
注意

先頭空番号 (tcmcs0150m000) セッションで、作業オーダ番号グループのシリーズを定義できます。作業オーダの番号グループは、作業オーダパラメータ (tswcs0100m000) セッションで設定されます。オーダの作成後は、作業オーダ番号が修正不可になります。

オーダ発生元
作業オーダの発生元

指定可能な値

オーダ発生元

バッチ修理
このチェックボックスがオンの場合、品目の修理は、バッチ修理の一部として行われます。
品目
メンテナンスの実行を要する品目。見込品目またはシリアル番号付品目を入力できます。
注意
  • 品目 - サービス (tsmdm2100m000) セッションで、品目を修理可能品目として指定する必要があります。
  • 作業オーダ状況がフリーラベルフィールドが空の場合、品目を追加または変更できます。
  • 品目コードが読込不能の場合、このフィールドを空白のままにしてラベルフィールドにフリー記述を入力できます。
  • バッチ修理作業オーダの場合は、状況が欠陥のシリアル番号付品目だけを追加できます。この品目のタイプは、LN、共通情報、およびサービスの在庫計画モジュールでシリアル番号付品目である必要があります。
実際数量
作業オーダ処理の 1 つまたはすべてのステップが正常に行われた、メンテナンス済の品目または部品の数
注意

バッチ修理作業オーダでは、メンテナンス済数量は、バッチ修理材料ラインで状況が作業条件に設定された品目数です。

シリアル番号
シリアル番号付品目のシリアル番号シリアル番号はマニュアルで入力できます。次に、考えられる 2 とおりの状況を示します。

品目番号が指定されている場合

  • シリアル番号付品目の現行シリアル番号を入力します。または、矢印を使用してシリアル番号付品目 (tscfg2100m000) セッションからシリアル番号を選択します。
  • 品目の新シリアル番号を入力します。生成をクリックすると、サービスではマスクに基づいてシリアル番号付品目が作成されます。

品目番号が指定されていない場合

  • 1 つのシリアル番号を 1 つまたは複数のシリアル番号付品目にリンクできます。入力したシリアル番号が複数のシリアル番号付品目にリンクされている場合は、[シリアル番号付品目 (tscfg2100m000)] セッションが開き、そのシリアル番号がリンクされているすべての品目が表示されます。リストから任意のシリアル番号付品目を選択できます。シリアル番号付品目を選択すると、[記述] フィールド、[数量] フィールド、[部署] フィールドに値が入ります。
  • 入力したシリアル番号が 1 つのシリアル番号付品目だけにリンクされている場合は、[品目] フィールド、[記述] フィールド、[数量] フィールド、[部署] フィールドに値が入ります。
注意

入力されたシリアル番号が正しくない場合は、エラーメッセージが表示されます。

注意

作業オーダの状況がフリーまたは計画済の場合、品目のシリアル番号を変更できます。その場合、メンテナンス販売オーダから作業オーダが派生したときは、メンテナンス販売管理モジュールにも新しいシリアル番号が反映されます。

ラベル
品目コードが読込不能の場合など、品目コードで品目を識別できない場合は、品目を識別するためのフリー記述をこのフィールドに入力できます。また、機能要素も入力できます。
注意
  • 作業オーダ状況がフリー品目フィールドが空の場合、ラベルを追加または変更できます。
  • 作業オーダをメンテナンス販売オーダから作成する場合、または作業オーダから関連オーダとして作成する場合は、ラベルを変更できません。 
    • 品目が入力済の場合、ラベルは空でなければなりません。
部署
品目に対するメンテナンスの実行を担当するサービス部署
注意

多くの場合、(シリアル番号付) 品目のデフォルトのメインサービス部署を使用します。メインサービス部署を変更できるのは、作業オーダの状況がフリーの場合だけです。

部署
部署の記述
優先エンジニア
作業オーダの優先サービス従業員
注意
  • このフィールドが適用されるのは、作業オーダパラメータ (tswcs0100m000) セッションの作業オーダの割当の使用チェックボックスがオンの場合のみです。
  • このフィールドが有効になるのは、活動の状況がフリー計画済、または発行済に設定されている場合です。
  • 作業オーダが、コールから生成された部品メンテナンスラインに関連している場合、この値は、作業オーダの作成時にコール (tsclm1100m000) セッションからデフォルト設定されます。
  • それ以外の場合、次の検索ロジックを使用してこの値がデフォルト設定されます。 
    1. シリアル番号付品目 (tscfg2100m000) セッションの優先エンジニアデポ修理フィールド
    2. 設置グループ (tsbsc1100m000) セッションの優先エンジニアデポ修理フィールド
記述
コードの記述または名前
販売先取引先
作業オーダの発生元がメンテナンス販売オーダである場合の販売先取引先
プロジェクト
原価をペギングするプロジェクト
注意

原価をペギングするプロジェクト原価計算は、プロジェクト、要素、および活動の組合せです。

詳細は、次の情報を参照してください:

記述
コードの記述または名前
要素
プロジェクトにリンクされている要素
注意

原価をペギングするプロジェクト原価計算は、プロジェクト、要素、および活動の組合せです。

記述
コードの記述または名前
活動
プロジェクトにリンクされている活動
注意

原価をペギングするプロジェクト原価計算は、プロジェクト、要素、および活動の組合せです。

所有権
サービス品目の所有権。これは表示フィールドです。

指定可能な値

  • 会社所有
  • 顧客所有
注意

このフィールドは次のように設定されます。

  • 作業オーダが部品メンテナンス販売オーダラインにリンクされている場合、顧客所有
  • オーダが内部作業オーダである場合、会社所有
記述
コードの記述または名前
開始倉庫
(シリアル番号付) 品目の入庫予定先、またはその品目が存在する倉庫。この倉庫から、(シリアル番号付) 品目を工場に納入できます。
開始ロケーション
(シリアル番号付) 品目が入庫される予定の、またはすでに入庫されているロケーション

関連トピック

終了倉庫
(シリアル番号付) 品目の返却先となる倉庫
終了ロケーション
メンテナンス品目の返却が必要とされている、または納入が予定されているロケーション

関連トピック

アポイントメント
このチェックボックスがオンの場合、作業オーダに対するアポイントメントが存在するとき、最早開始時間および最遅終了時間はアポイントメント (tsmdm0123m000) セッションでしか修正できません。
注意

作業オーダの派生元がメンテナンス販売オーダである場合、最早開始時間および最遅終了時間を決定するためには、[アポイントメント] に販売オーダの納入時間を入力する必要があります。

オーダ期間
関連する活動を含まない作業オーダのオーダ期間はマニュアル入力可能であり、計画開始時間から計画終了時間までの時間に等しくなります。

関連する活動を含めた作業オーダのオーダ期間は、関連する作業オーダ活動の合計継続期間になります。活動継続期間は作業オーダ活動 (tswcs2110m000) セッションで計算されます。

オーダ期間を変更するには、計画開始時間および計画終了時間を更新する必要があります。

注意
  • オーダ期間は、一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションで定義された時間単位で表されます。
  • 状況がフリーまたは発行済の作業オーダのオーダ期間だけを修正できます。
オーダ期間
オーダ期間を表す時間単位。期間の時間単位は、一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションで定義されます。
最早開始時間
作業オーダの実行を開始することが可能な最も早い時間
注意
  • 作業オーダ用のアポイントメントを作成済の場合、最早開始時間および最遅終了時間はアポイントメント (tsmdm0123m000) セッションでしか修正できません。
  • 計画開始時間は、最早開始時間よりも後でなければなりません。
  • 作業オーダの発生元がメンテナンス販売オーダである場合、最早開始時間はメンテナンス販売オーダラインの計画入庫時間に等しくなります。
  • 作業オーダが、作業オーダの物的資源ラインから作成された関連作業オーダである場合、最早開始時間は現在の時間に等しくなります。
最遅終了時間
作業オーダを終了することが可能な最も遅い時間
注意
  • 作業オーダ用のアポイントメントを作成済の場合、最早開始時間および最遅終了時間はアポイントメント (tsmdm0123m000) セッションでしか修正できません。
  • 計画終了時間は、最遅終了時間よりも前でなければなりません。
  • 作業オーダの派生元がメンテナンス販売オーダである場合、最遅終了時間はメンテナンス販売オーダラインの計画納入時間に等しくなります。
  • 作業オーダが、作業オーダの物的資源ラインから作成された関連作業オーダである場合、最遅終了時間は、作業オーダ活動または作業オーダのいずれか (ラインのリンク先に基づく) の最早作業オーダ活動 (tswcs2610m000) 開始時間に等しくなります。
計画品目入庫時間
倉庫またはロケーションに品目が入庫されるように計画されている日時
実際品目入庫時間
倉庫またはロケーションに品目が実際に入庫された日時
注意
  • 品目が入庫されると、作業オーダを発行できます。
  • [品目入庫] をクリックすると、実際入庫時間が計算されます。
計画開始
作業オーダの実行開始が計画されている時間。作業オーダ活動が定義済の場合、作業オーダ活動から計画開始時間が派生します。計画開始時間は、オーダ期間および計画終了時間に基づいて (再) 計算できます。計算をクリックすると、計画開始時間がカレンダーに基づいて (再) 計算されます。
注意

計画開始時間は、次の条件を満たしている必要があります。

  • 最早開始時間以降
  • 最遅終了時間以前
材料
在庫チェック状況
オーダに属するすべての材料ラインの全体的な在庫状況

指定可能な値

在庫状況

ATP 在庫利用可能
オーダに属するすべての材料ラインの在庫が、有効在庫チェックで計算され、利用可能であるかどうかを示します。
利用可能日
オーダに属するすべての材料ラインの最新の 「有効在庫日付」
チェック日
オーダに属するすべての材料ラインの最新の 「有効在庫のチェック日」
計画在庫利用可能
オーダに属するすべての材料ラインの在庫が、計画在庫チェックで計算され、利用可能であるかどうかを示します。
利用可能日
オーダに属するすべての材料ラインの最新の 「計画利用可能日」
チェック日
オーダに属するすべての材料ラインの最新の 「計画在庫のチェック日」
手持在庫利用可能
オーダに属するすべての材料ラインの在庫が、手持在庫チェックで計算され、利用可能であるかどうかを示します。
チェック日
オーダに属するすべての材料ラインの最新の 「手持在庫のチェック日」
材料出庫制約
材料ラインが完全に出荷される必要があるレベル

指定可能な値

材料出庫制約

注意
  • このフィールドの値は、作業オーダパラメータ (tswcs0100m000) セッションをもとにデフォルト設定されます。
  • このフィールドは次の場合に無効になります。
    • 作業オーダオーダ状況完了に設定されている
    • 発行済 作業オーダについて、修正できない関連倉庫オーダが存在する

関連トピック

計画終了時間
作業オーダを終了しなければならない計画時間作業オーダ活動が定義済の場合、作業オーダ活動から計画終了時間が派生します。計画終了時間は、オーダ期間および計画開始時間に基づいて (再) 計算できます。計算をクリックすると、計画終了時間がカレンダーに基づいて (再) 計算されます。
注意

計画終了時間は、次の条件を満たしている必要があります。

  • 最早開始時間以降
  • 最遅終了時間以前
実際の問題
障害や故障のソースまたは徴候
計画数量
作業オーダに基づいて修理する必要のある、メンテナンス可能な品目または部品の数
プロジェクトペグ発生元
プロジェクトペグの発生元
注意

このフィールドが適用されるのは、導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションのプロジェクトペギングチェックボックスがオンの場合のみです。

プロジェクトペギング在庫
このチェックボックスがオンの場合、 プロジェクトペギング在庫 (whwmd2560m000) セッションでプロジェクトペギングされている品目のみが考慮されます。
注意

このチェックボックスが適用されるのは、導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションのプロジェクトペギングチェックボックスがオンの場合のみです。

デフォルトで、このチェックボックスはオフになっています。

診断
想定問題
サポートエンジニアが査定し、分類する問題
注意

このフィールドが表示されるのは、一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションの診断の使用チェックボックスがオンの場合のみです。

想定解決策
サポートエンジニアが決定する、想定問題に対する解決策
注意

このフィールドが表示されるのは、一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションの診断の使用チェックボックスがオンの場合のみです。

レポート問題
レポート問題 問題 (tsclm3130m000) セッションから選択します。
注意

このフィールドが表示されるのは、一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションの診断の使用チェックボックスがオンの場合のみです。

実際の問題
サービスまたはサポートエンジニアが決定したとおりの実際の問題
注意

このフィールドが表示されるのは、一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションの診断の使用チェックボックスがオンの場合のみです。

実際の解決策
サービスまたはサポートエンジニアが決定したとおりの、実際の問題を解決した最終的な解決策
注意

このフィールドが表示されるのは、一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションの診断の使用チェックボックスがオンの場合のみです。

取消テキスト
このチェックボックスがオンの場合、顧客からレポートされた問題についてのテキストが利用可能です。

コールがメンテナンス販売オーダに転送されるときに、このテキストがコール管理から取得されます。

解決策テキスト
想定解決策と比較して、実際の解決策を示すために集められた備考

 

計算
活動期間、計画終了時間、および適用可能なカレンダーに基づいて作業オーダ活動の計画開始時間を計算できます。

計画開始時間を計算できるのは、作業オーダ活動の状況がフリー計画済、または発行済のときです。

計算
このオプションを使用すると、活動期間、計画開始時間、および適用可能なカレンダーに基づいて、作業オーダ活動の計画終了時間を計算できます。

計画終了時間を計算できるのは、作業オーダ活動の状況がフリー計画済、または発行済のときです。

品目入庫
このオプションを使用すると、作業オーダの実際入庫時間を計算できます。
生成
このコマンドを使用すると、品目のシリアル番号を生成できます。
ツリー
作業オーダ、作業オーダ活動、資源所要量、計測および時間会計をグラフィカルに表示します。
オーダの完了
このオプションを選択すると、作業オーダ状況を完了に変更できます。

作業オーダに活動がない場合は、作業オーダ状況を発行済から完了に変更できます。

オーダのクローズ
このオプションを選択すると、作業オーダ (状況が承認済または完了のとき) をクローズできます。

作業オーダに活動がない場合、状況が完了の作業オーダをクローズできます。

見積の作成
作業オーダ (状況が発行済のとき) の派生元となったメンテナンス販売オーダ用の見積を作成します。

注意

発行済の作業オーダ用の見積を作成すると、その作業オーダは中断されます。デフォルトの中断理由は、作業オーダパラメータ (tswcs0100m000) セッションで定義されます。

ツリーの表示
このコマンドを使用すると、作業オーダ活動またはフォローアップ構造をグラフィカルに表示できます。
実際カレンダーの表示
[カレンダー作業時間 (tcccp0120m000)] セッションを開始します。
関連オーダ (発生先)
グラフィカルブラウザフレームワークを開始し、現在のオーダから派生しているオーダを表示します。
関連オーダ (発生元)
グラフィカルブラウザフレームワークを開始し、現在のオーダの発生元オーダを表示します。