経路基準計画処理

グループ計画では、時間基準および経路基準で計画することができます。グループ計画活動の経路を計画するときに、活動の移動距離および移動時間を計算します。経路は、活動が実行される順序に影響する可能性があります。

経路を計画した後、計画がグループ計画から発行されるときに、経路計画データがグループ計画からオリジナルサービスオーダ活動にコピーされます。

注意

経路計画はサービスオーダ活動にのみ適用可能です。

経路は、1 つのグループのエンジニアに割り当てられているオーダのセットに基づいて計画/計算することができます。注意 1 つの経路に異なる特徴を計画する必要がある場合には、特徴を 1 つの活動セットにマージします。活動セットを使用すると、移動時間を距離に基づいて計算することもできます。住所には GPS 座標が含まれています (GPS 座標は、距離の計算およびサービスエンジニアの現在位置を探すためにも必要です)。この結果、距離を計算することができます。移動時間は、ロケーションで実行する必要のある各種活動の期間と結合されます。これによって、新しい計画開始時間および計画終了時間が分かります。これらの新しい計画開始時間と計画終了時間時間のデータは、標準サービスオーダに転送されます。

経路はグループの活動セットごとに計画/計算することができ、エンジニアに割り当てても割り当てなくても構いません。各種活動セットを経路に計画する必要があるときに、複数の特徴を持つ経路などを計算する場合は、その前に活動セットをマージする必要があります。活動セットを使用すると、距離に基づいて移動時間を活動セットのロケーションごとに計算することもできます。住所には GPS 座標 が含まれています (GPS 座標は距離の計算に必要です)。オプションで、エンジニアの自宅住所を経路の一部として計画することもできます。この距離は、さまざまな方法に基づいて計算できます (直線距離として、または Web サービスベースで)。移動時間は、ロケーションで実行する必要のある各種活動の期間と結合されます。この結果、計画開始時間および計画終了時間が更新されて、標準サービスオーダに転送されます。

経路を計算するには、次のような方法が考えられます。

  • 「直線距離」、または専用の Web サービスで計算された実際の距離を使用して距離を計算します。2 つのロケーション間で距離が見つからない場合、簡単な公式 (直線距離) でこの距離を計算することができます。「直線距離」 の計算は次のとおりです。
  • [...]
  • Bing マップに基づく: Infor LN で Bing マップ Web サービスに距離の計算を要求するので、インターネット接続が必要です。
  • 経路計算または距離計算のみを実行 (ソートされたデータに基づく): ソートされたオーダのセットに関して、グループ連番を入力します。LN では活動のさまざまな住所間の距離を計算します。平均速度および初期起動時間に基づいて、Infor LN は距離を基準にして予測を行います。
時間 (距離) = 距離 (km) × 速度 (km/時) + 初期時間 (時間)
  • 時間制約を考慮 はい/いいえ: 最短経路が考慮されます。それ以外の場合は、活動の最早開始および最遅終了が考慮されます。これらの時間制約は、サービス計画パラメータ (tsspc0100m000) セッションで [最早開始時間の優先] および [最遅終了時間の優先] のパラメータを使用して設定できます。これらのチェックボックスをオンにしても、指定されたロケーションが経路の一部になっていない場合には、Infor LN で活動を発行することはできません。活動はグループ計画内に残り、活動の状況は 「未計画」 に設定されます。
  • サービスエンジニアの自宅住所を考慮 はい/いいえ: 出発と到着間の期間です。サービスエンジニアが自宅から出発して夕刻に自宅に到着するときに、勤務がクローズされ、それ以外の場合はオープンとして終了します。
  • 計画者は、経路の順序をマニュアルで定義することもできます。このためには、次の操作を実行します。
    • 連番を変更する
    • [活動連番の保持] チェックボックスをオンにする
    • 経路を計画し直す
    この後、Infor LN で事前定義した順序で移動時間が更新されます。ただし、この順序は最適ではないので、移動時間や距離が長くなる可能性があります。