サービスカレンダーを使用するには

サービスカレンダーを使用して、次の項目の利用性を定義することができます。

  • シリアル番号付品目
  • 設置グループ
  • サービスエンジニア
  • サービスセンタ
  • 対処時間
利用性タイプ

利用性タイプの機能は、サービスエンジニアに関連付けられているカレンダーに非常に有効です。利用性タイプにより、特定タイプの作業に対してエンジニアを確保したり、標準作業時間外のコールを解決するために利用性の構成を定義したりできるようになります。利用性の構成には、次の事項を定義することができます。

  • 標準稼働日の間、エンジニアをあらゆるタイプの作業に割り当てる (利用性タイプ = 標準サービス)
  • 午後 5 時から 12 時の間、エンジニアをコール解決のために割り当てる (利用性タイプ = コール解決)

シリアル番号付品目および設置グループのカレンダーには、利用性タイプを使用して、オブジェクトまたは構成がサービスに利用可能な期間を定義する必要があります。コール解決のためのオブジェクトまたは構成は、通常は常に利用可能であるため、ユーザはオブジェクトまたは構成のカレンダー内で利用性タイプを活用して、メンテナンスのためにフリーの期間を定義する必要があります。

空白の利用性タイプは、主に販売および倉庫管理に使用しますが、サービスにも使用することができます。資源の利用性がそれほど重要ではない場合、サービスタイプに対して空白の利用性タイプを使用することができます (フィールドを空白にする)。この利点は、適切な時間間隔タイプにリンクする標準カレンダーテンプレートに空白の利用性を一度だけしか定義する必要がないという点です。したがって、たとえば、会社、サービスセンタおよび対処コードに対して空白を使用できますが、サービスエンジニアのように利用性がより重要になる場合、特定のサービスタイプについて個別の利用性タイプを定義し会社にリンクすることができます。

サービスでは、空白の利用性タイプが標準利用性タイプとして扱われますが、これを定義する必要があります。その結果、使用されているサービスタイプに指定された空白の利用性タイプが、関連のカレンダーにリンクしているかどうかがシステムでチェックされます。

空白の利用性タイプをサービスタイプで使用するには、関連するカレンダーの空白の利用性のチェックボックスもオンにし、標準テンプレートが 「空白の利用性」 で定義されていることを確認します。具体的には、カレンダーラインの利用性タイプを定義します。

サービスの指定モジュールでは、カレンダーの検索順序は次のようになっています。

  • サービス計画および概念モジュール: シリアル番号付品目 - 設置グループ- サービスセンタ - 会社
  • コール管理モジュール: 対処時間
  • サービスオーダ管理モジュール: シリアル番号付品目 - 設置グループ - サービスエンジニア - サービスセンタ - 会社
注意

対処時間にカレンダーが定義されていない場合、コールは即座に計画されます。